SFが読みたい! 2015年版

制作 : S‐Fマガジン編集部 
  • 早川書房
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本棚登録 : 89
感想 : 8
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  • Amazon.co.jp ・本 (189ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784152095190

作品紹介・あらすじ

年間ベストSF発表、サブジャンル別ベスト、この一年のSF関連トピック、SF関連書籍&DVD目録でおくるガイドブック最新版。一九九〇〜二〇一三年の四半世紀各年のベストSFも完全掲載!

感想・レビュー・書評

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  • さほどSFを読まなくなってからも、これだけはずっと買ってるのだが、今年はとうとう国内篇ベスト10に入ったものを一冊も読んでいなかった。もともと国産SFはあまり読んでないとはいえ、ただの一冊も、ということはこれまでなかったんじゃないかな。

    伊藤計劃さんは亡くなってしまったし、飛浩隆さんの本は出ないし、宮部みゆきさんも長篇SFは長いこと書いてないし。SFって目新しいのに手を出したら10ページも読めなかったっていうことがザラにあるので、なかなか新規開拓できないのだ。読みたいものは他にもいろいろあるもの。

    一方海外篇は、ベスト10のうち既読は四冊。これから読む予定のが二冊。結構読んでるなあ。一位は予想通り「火星の人」。これは順当だろう。二位にイーガンの「白熱光」が入ってて、おー!と思う。わたしは「よくわからないけどすごく面白い」という感じだったのだけど、そういう人もいるよね?ね?

    だって、本誌に「グレッグ・イーガン『白熱光』講義」と題したものが載ってて、「白熱光」の舞台となった世界の物理法則について解説してあるのだが、これがちっともわからないのだった。自分なりにこういうことかな?と思ってたのとはどうも違うような。余計わからなくなったじゃん。

    一番面白かったのは、海外篇一位「火星の人」作者のアンディ・ウィアーによる喜びの言葉。「わたしがかなりのOtakuであることは、読者のみなさんにとって、なんの意外性もないことだと思います」とご本人がおっしゃるとおり、「生まれたタイミングがよ」くて、日本アニメとともに育ってきたことが喜々として語られている。七歳で「マッハGoGoGo」、十二歳で「超時空要塞マクロス」など、そして「らんま1/2」「めぞん一刻」、さらにスタジオジブリの映画…とまあ、アメリカでもオタクって同じなのねえとつくづく感じ入る。最後の一文にはちょっとジーンとしてしまった。
    「わたしの人生を通じてずっと、読み、そして観る、しあわせな時間をたっぷり与えてくれた国に、いくらかでも、みなさんに楽しんでいただけるものをお返しできるなら、これほどしあわせなことはありません」

  • これも毎年楽しみな一冊。「今日の早川さん」「バーナード嬢曰く。」が楽しみ。早川さんの火星の人は、まさかのそう来たかー!(笑) マイベスト5国内篇で尾之上 浩司さんが「ずかん ハチ」をエントリーしているところは”愛” を感じる(笑) 光文社の「ボリビアの猿」に関するコメントには大爆笑。

  • 毎年恒例だけど、2015年版購入。

  • 藤井太洋氏大活躍

     デビュー作品がとても良かったのだが、その後忘れていた。どしどし書いているらしいから、氏の作品を追いかけることにしよう。忘れてたよ。やはり、本屋には定期的に行かないとダメだな。駅前本屋ってのが最も良いんだが、なかなか見当たらない。淀屋橋がなくなったから、梅田しかないな。朝から開いてる本屋は。

  • なかなか、面白そうな読みたい本もある。白熱光とかピースなども興味をそそられます。

  •  こうした、年末に出るランキング本はミステリで一番活発で、SFではこれ一冊だけ(雑誌の企画などではあるかもしれない)、他にはライトノベルやマンガのものしかないような気がする。王様のブランチや、書店、アマゾンなどのネット書店でのランキングを見れば、そのときどきで売れているものはわかるし、ジャンルフィクションであればある程度投票先が狭められるから票が散らばりにくく、集計してもあまり得票数に差が無い、なんてことはおこらないし、ジャンルが決まっていれば評価基準もなんとなーくそれぞれの中で定まっているのが影響しているのか。
     今年は、SFマガジンの読者投票と、この「SFが読みたい!」とで、順位づけ結構異なっていたのが面白かった。いや、前からそうだったかもしれん。

  • 流行を追うのが面倒になってしまったのでとりあえず興味惹かれそうな本のピックアップのために。

  • 最近はほとんどSFを読んでいなかったので,紹介されている何作かを読んでみようと思った。
    図書館の新着棚にあったのでおもわず借りてしまいました。

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