- Amazon.co.jp ・本 (360ページ)
- / ISBN・EAN: 9784152095381
作品紹介・あらすじ
音声録音だけが手がかりの失踪人探し、深夜に囁かれる幽霊の声の調査…。零細企業の武佐音響研究所には、今日もワケアリの難事件が舞い込む。天使の声帯を持つ所長・佐敷裕一郎、口を開けば罵詈雑言の音響技術者・武藤富士伸、そして2人にこき使われる雑用係・鏑島カリン。彼らの掟破りなサウンド・プロファイリングが、"音"に潜む人々の切ない想いを解き明かす。さらに、彼らと因縁浅からぬトラブルメーカーのミュージシャン・日々木塚響が生み出した不思議な音色の謎は、皆を壮大な生命の秘密へと導いていく-個性的な解析チームが東奔西走するSF音響事件簿!
感想・レビュー・書評
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12:ガチ物理でかなり難しかったけど、読み進めるとタイトルの意味がわかって、おおっ、と。キャラクターも層が厚いし、続編が出ると嬉しいな。トリノホシで鳥の声を録音して使う、っていうシステムを連想して懐かしくなった……。
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SF/ミステリ/音/連作中短編集
二話目までは楽しく読んだが、そこから少し飽きてしまった。
「音」というテーマが、自分には合わなかったみたい。 -
エコーの中でもう一度
亡霊と天使のビート
サイレンの呪文
波の手紙が響くとき
音楽に関する推理小説&SFの連作短編集。
詳しくはない音関連の説明もきちんとしてくれるのが楽しく読める。
キャラクターもそれぞれがはっきりしているのが面白いし、それぞれがリンクしているのも素敵。
一冊できちんと過去背景まで書かれていて良かった。
あとSETI@homeとか懐かしいものを見た気がする。
彼らの話をアニメ化したら声優で揉めそうだなと思うw -
【収録作品】エコーの中でもう一度/亡霊と天使のビート/サイレンの呪文/波の手紙が響くとき
*技術的な話にも天文学的な話にもさっぱりついていけなかったが、ミステリ部分は興味深く読めた。