CIAの秘密戦争――「テロとの戦い」の知られざる内幕

  • 早川書房
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  • Amazon.co.jp ・本 (424ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784152096029

感想・レビュー・書評

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  • CIAが対象国の情報収集といったインテリジェンス収集活動から、いかにしてドローンによる暗殺を実行するようになったのか、その実態が事細かに描かれている。
    あまりにも詳細で、日本ではほとんど知られていないニュースやもちろんアメリカ本国でも浸透していない事などが盛りだくさん。しかも登場人物も多数で、時間のながれも前後していたりと、かなり読みにくい内容であるが、CIAってこういうことをやっていたのか、といった漠然とした読後感は残った。

  • CIAが、9.11以降かつての暗殺部隊に戻り、世界各地でドローン他による殺害を繰り返している。何となくは知っていたが、ここまで詳細に書かれているとは驚きだ。
    アメリカの勝手な正義で、間違った情報で無実の市民が巻き込まれて死んでいる。こんな事が許されるはずはない。
    ヒラリーも同じ事をやるのだろう。アメリカはいつか、正しい方向に戻れるだろか?

  • 東西冷戦終結の陰の立役者になると同時にその役割を終えたかに見えたCIAだか、9.11を機にプレゼンスを高めていく。かつてのインテリジェンス機関がテロリストの拘束、尋問、拷問、そして暗殺に進む中、軍との軋轢を呼び、「情報機関が戦争を行い、軍事組織が現地のインテリジェンスを収集しようとしている」状況を招く。そこに一儲けを目論む民間軍事産業。こうした歪んだ構造とCIAの迷走、失敗などかよくわかる。

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