ファンダム・レボリューション:SNS時代の新たな熱狂

  • 早川書房
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本棚登録 : 152
感想 : 9
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  • Amazon.co.jp ・本 (296ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784152097330

作品紹介・あらすじ

米国で人気のクラウドソーシング・ホビー会社「スクイッシャブル」の経営者と一緒に、あなたの関わる製品やコンテンツのファンを喜ばせる方法を考えよう! 初音ミクやスター・ウォーズなど多様な事例をもとに論じる。解説/若林恵(WIRED日本版編集長)

感想・レビュー・書評

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  • よくわかんなかった

  • <どんな本?一言で紹介>
    SNS全盛期の今、ファンダムの“特異点”がやってくる。ファン行動の考察の書。

    <どんな人におすすめ?>
    コミュニティの運営や構築をしたい人。
    仕事でマーケティングをやっている人。
    ブランドを立ち上げたり運営している人。

    <読んだら、どんなことが分かるの?>
    ファンの熱狂的な「行動」を表す言葉「ファンダム」。
    ファンダム= 「クリティカル・マス+思い入れ+プラットフォーム」という方程式の解説。

    ・ファンダムの“特異点”がやってくる
    ・ファンダムとは行動だ
    ・ファンダムの商業化
    ・.ファンダム研究の「三つの波」
    ・個性とファンダム
    ・ファンは何の役に立つ?
    ・本物らしさ
    ・ファンダムが炎上するとき

    <日々の生活、仕事などに活かせるポイント>
    1.ファンが購入してくれるために、それにまつわる「文脈」をつくる

    2.個性と所属欲求を満たすコミュニティづくりを心掛ける

    3.グループの一体感を保つこと。ファンをつなぎとめることを優先し、カネ儲けはその次


    <感想>
    企業向けのSNSマーケティング。特定のファンオブジェクトに盲目的になった経験や周りにそういった友達がいると、イメージしながら読み進められる。
    個人的には、スペックではなく嗜好で差別化される時代なのかと思うと、モノづくりをする職やクリエイティブで食べていく人は、「自分が表現したい」とういうよりも、「自分のこの表現で、この人にこうなってほしい」といったコンセプトを明確に持っていないと、なかなか稼げずしんどいと思った。

  • そっか、どこかコミュニティに参加しよう。
    参加したことなかった。
    そうだそうだ。
    それで、お話ししてみよう。

    穴掘る感じか。
    ホームページも検索エンジンに最適化して、コミュニティに参加するために使おう。

    そっか、これが好き、こんなのいいよねとか、自分の感情を前に出すんだ。


    そっか、早川書房だから結構具体的なこと書かれているなぁ。
    こういう本も読んでいこう。

    P120
    自己表現としてのファンダム

    内容はあまり入ってこなかったけれど、行動を喚起するいい経験になった。
    ありがとうございました。

  • ちょっと読みにくかった。成功事例ばかりかと思ったら、ニューヨーク警察が♯NYPOLISでツイート呼びかけたら警官が市民に暴力を振るってる動画がたくさん投稿されて呼びかけが即中止されたり、マクドナルドの思い出についてツイートを呼びかけたらやはりろくな投稿がなかったというエピソードがおもしろかった。韓国とアメリカが関税撤廃した際に、ケンタッキー州のバーボンが品切れになり、水で薄めようとしたエピソードも、ファンとメーカーの意識があまりに乖離していて、メーカーは「味は変わりません!」とファンをますます怒らせるコメントをし、ファンは「足りないから薄めようって共産主義国の考え方だな!」と怒りも露わ。
    自社の商品を手に取った人たちが、自信を持てる商品か?こよなく愛せる商品か?うーん。考えてしまった。

  • ブランドはブランドホルダーによってコントロール出来ないものになったという話はもう5年以上前から言われてきていて、コトラーのマーケティング3.0でも語られてきたこと。本書ではそうしたブランドやファンの在り方を考えさせるケースがふんだんに紹介されている。中でも印象的だったのは、Appleの「Think Different」。当時の文脈の中でいかにこれが画期的であり、ファンの精神をつくったかというのを思い知らされた。

  • 東2法経図・6F開架 KW/2018//K

  • タイトルのファンダムレボリューションってなんだかSuperflyさんの『魂レボリューション』みたいだなと思ったが、原題のスーパファンダムもSuperflyさんみたいだな。内容的には本文より解説の方がうなづけた感じ。スーパーファンダムはそれこそ19世紀から存在するが、結局ファンを操ることはできないし、動きを読むことはできないのでは?

  • フェイスブック、インスタグラムなどのソーシャルメディアの普及により、ファン同士が容易に繋がれるようになった。ビジネスの成功はファンダムと良好な関係を築くことがとても重要になってきている。
    本書では、うまくいった事例や逆に失敗事例も豊富に紹介しており参考になった。

  • ファンダムの恐ろしさが良く分かった。
    エピソード満載!

    新着棚にあったので借りてみた。

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