フィリップ・マーロウの教える生き方

  • 早川書房
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本棚登録 : 185
感想 : 10
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  • Amazon.co.jp ・本 (128ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784152097538

作品紹介・あらすじ

フィリップ・マーロウの言葉から人生を学ぼう。愛、女、死、酒、チェス、煙草、ハリウッドについて――レイモンド・チャンドラーの生み出した探偵マーロウの至言をテーマごとにチョイス。全篇村上春樹の名訳で贈る珠玉の名言集。訳者による巻末解説も収録!

感想・レビュー・書評

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  • レイモンド・チャンドラーが生みだしたクールな私立探偵、フィリップ・マーロウの名文句集。

    読みながらにやにやしました。
    「ロンググッドバイ」を村上さん訳で読んだときのわくわくが蘇ってきて、まだ読めていない訳書を読まなきゃとソワソワしています。

    編者が、「高い窓」と「プレイバック」から引用していないということで、その二冊からは村上さんがピックアップしています。

    ふとしたときに、ぱらりとページをめくって楽しみたい一冊です。

  • マーロウにニヤリと、されたい時もある、、、

    半ズボンと長ズボン──GQ JAPAN編集長・鈴木正文 | GQ Japan
    https://www.gqjapan.jp/culture/article/20210324-editors-letter

    フィリップ・マーロウの教える生き方 | 種類,単行本 | ハヤカワ・オンライン
    https://www.hayakawa-online.co.jp/shopdetail/000000013843/

  • レイモンド・チャンドラーが書き残した、気の利いたセリフやかっこいい描写を並べた本だった。フィリップ・マーロウというより、レイモンド・チャンドラーを崇拝するような内容。

    ”アメリカがこれまでに生み出したもっとも深くオリジナルで、とてもつもなく面白い作家の一人にまだ触れたことのない人々へのひとつの道案内”と編者のまえがきにあったので、レイモンド・チャンドラー作品を読んだことのない自分も名セリフ、名描写たちを眺めてみた。
    たしかにかっこいいとは思うけど、前後の流れもわからずに抜粋した一部分だけ読むのは味気なかった。レイモンド・チャンドラーの本を読んでみようと思う。

    『ロング・グッドバイ』からの引用が多かったように感じた。そんなに面白いのだろうか、『ロング・グッドバイ』。

  • 短編からはほとんど取られていないが、未読も多いのでそこが気になる。

  • 帯には「珠玉の名言集」とありますが、「名言」というよりチャンドラーならではの気の利いたセリフや描写が「酒」「女」「犯罪」といったふうにカテゴリーごとに分類されて収められています。

    原書では『高い窓』『プレイバック』からの引用がなく、この2作については訳者の村上氏によって補足するかたちで追加されています。マーロウの小説のなかでは最も有名であろう例のセリフもこちらに収められています。

    フィリップ・マーロウが登場する小説からの引用集ですので、新しい情報としては編者のまえがきと訳者のあとがきのみであり、マーロウものを読んだことがない読者が本書を手に取ることも考えにくく、基本的には小説群を読破した読者のためのコレクターズアイテムのようなものでしょう。

    扱いとしては棚に飾っておいて、たまに気が向いたときに適当にめくってみるといった感じです。
    本書の性格上、購入されるなら電子ではなく単行本をお勧めします。

  • 村上春樹が選者だったらもう少し楽しめたかも
    scan済

  • パッケージ買いした自分が悪かった。海外の知らない人間の名言集を並べられても文脈がわからないまま共感は難しい。

  • レイモンド・チャンドラーの小説、フィリップ・マーロウのシリーズの名文が集められた図書。なぜか『高い窓』と『プレイバック』からの引用がないので、訳者の村上春樹が最後に付け足している。すぐに読み終わった。

  • フィリップ・マーロウの教える生き方

  • チャンドラーが書く私立探偵、フィリップ・マーロウの言葉や小説の引用集。
    村上春樹が選んだものもいくつか。
    オシャレだ、、けどやっぱり物語の文脈で読んだほうが面白いだろうなぁという感想です。

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著者プロフィール

Raymond Chandler
1888年シカゴ生まれの小説家・脚本家。
12歳で英国に渡り帰化。24歳で米国に戻る。作品は多彩なスラングが特徴の一つであるが、彼自身はアメリカン・イングリッシュを外国語のように学んだ、スラングなどを作品に使う場合慎重に吟味なければならなかった、と語っている。なお、米国籍に戻ったのは本作『ザ・ロング・グッドバイ』を発表した後のこと。
1933年にパルプ・マガジン『ブラック・マスク』に「脅迫者は撃たない」を寄稿して作家デビュー。1939年には長編『大いなる眠り』を発表し、私立探偵フィリップ・マーロウを生み出す。翌年には『さらば愛しき女よ』、1942年に『高い窓』、1943年に『湖中の女』、1949年に『かわいい女』、そして、1953年に『ザ・ロング・グッドバイ』を発表する。1958 年刊行の『プレイバック』を含め、長編は全て日本で翻訳されている。1959年、死去。

「2024年 『プレイバック』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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