ロングテール アップデート版: 「売れない商品」を宝の山に変える新戦略 (ハヤカワ新書juice 4)

  • 早川書房
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  • Amazon.co.jp ・本 (446ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784153200043

感想・レビュー・書評

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  • ロングテール、一つ一つの商品自体は、すごく売れるわけじゃないが、
    送料としては、大きくなる。

    可能になったのは、在庫を持つコスト、情報を伝えるコストが
    限りなくゼロに近づいたから。

    物を作る、世の中に送り出す、見つける手助けを刷る。

    物を増やせば増やすほど、探しにくくなる。
    そのため、選択がしにくくなる。そこさえ、カバーできれば、
    テールを太くすることができる。

    今までは、店頭のスペースが限られていたから、
    そういうことはできなかった。
    コストに対して、展示することのメリットが低すぎた。

    選択を促す方法として、リコメンドと、コメントが重要。

    物を作るコストも下がったため、アマチュア上がりで
    生産することができるようになった。
    それをアグリゲーターが収集しプラットフォームを作ることで、
    テール市場を維持することができる。

    本やCDのように物がある場合には倉庫が必要だが、
    電子情報にすれば、コストはゼロに近い。
    そうすれば、展示しておけば、いつか変われる可能性がある。

  • 今頃、ロングテールの意味がわかった。
    古典になってしまうかもしれないが、ネットマーケティングの教科書だと思う。

  • ロングテールは書籍など商品の寿命が延びる話だと完全に誤解していた。ヒットとニッチがどんどん縮まっていき、人々のいろいろな嗜好にこたえられるようになる。そんな世界がテクノロジーの進化とともにやってくるということなんだろうか。多様性とは混沌の裏返しのような気もするが、そこに検索やレコメンデーションが有効なツールとしてよりパーソナルな満足を実現するのだとすれば進化といえるかもしれない。

  • ロングテールのアップデート版

    明快で平易な文で論が展開されるため、大変わかりやすい。
    特に、口語体が用いられてるため、著者が言いたいことがはっきりしている。
    ときどき、造語なり俗語が出てくるが、カッコ書きで説明があるため、
    読んでいく妨げにはならない。

    ロングテールの誕生→ロングテールの要因→ロングテールの内訳→ロングテール企業の例→まとめ、と展開していくため、ロングテールを知らなくても本書読めば一通り把握できる。
    特に、旧来の小売業などで、なぜテールではなくヘッド重視だったのか、ロングテール企業の戦略などは広報や営業担当の方は読んでいおいたほうがいい。

    若干、出ている例が古かったり限定されているのはいたしかたない。
    新書として販売されているが、450ページほどと新書にしてはページ数が多い。

  • 仕事上再読。今は当たり前のこの用語。説明力では優れた本かもしれないが、その後のSNS、キンドル、ツイッターなどは全く読み切れてないのはしょうがないか。
    内容:小売りはベキ乗で売れるのでありテールは長いが伝統的な小売りでは棚の制約で売れない。一方棚の制約がない状況でも、フィルタリング、ピアレビューにより選択肢のふるい分けが重要となる。
    今読むと、直接は言っていないが、アマゾンに取材をしたものの、直接引用はアマゾン側に断られた。でも彼らのビジネスモデルが一番優れていたので、彼らの説明をした文章と思われる。

  • ニッチでも希望がもてる。

  • 最近だとFREEで有名なクリスアンダーソン。

    町に店舗があり、限られたスペースでのみ
    ものが売れなかった時代ではもうない。

    在庫不要の新しい世界。

    ロングテールの魅力がたっぷり。

  • ちょっと古い本だが、非常にためになった。
    時代遅れになりたくなければ、読んでおいて損はない内容。今成功してるビジネスは、よくよく見ると、このロングテール理論に当てはまるものが多いと思うし、これからの世の中やビジネスを進める上で決して無視できない。

    2011.10.13-11.2
    図書館

  • なっとく。

  • 「ロングテール」という言葉の生みの親がその内容を解説した本。

    ヒット商品をヘッド、それ以外の商品をテールと定義し、販売数が少ないテールも束となる(これをロングテールという)ことでヘッドの売り上げを超えることができるという考え方をamazonやnetflixなどの具体例を使いながら解説しています。

    また、ロングテールという概念を他のさまざまな現象にも適用しようと考える意欲的な点も独創的で面白いです。

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