TVピープル

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著者 : 村上春樹
  • 文藝春秋 (1990年1月発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (185ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784163115108

TVピープルの感想・レビュー・書評

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  • 川上未映子が絶賛していた”眠り”が収録されているので読む。
    ”眠り”歯科医を夫に持つセレブな妻が眠れなくなって2週間くらい一睡もしないのに眠くなく”アンナ・カレーニナ”を予後と読みふけり夜のドライブをし、不穏な感じで終わるんだけど、女性の心理描写がほんとに上手い。想像力でこれだけ書けるものだろうか。
    しかも、この短編集みんな面白かった。
    最近の長編よりもむしろ面白かった。

  • 短編集。幻想?ホラー?
    不思議な作品たち。
    「我らの時代のフォークロア」は『ノルウェイの森』を思わせる雰囲気。
    「加納クレタ」と「ゾンビ」は、ショート・ショートほどの短さのホラー。
    表題作が一番謎だった。

  • 二度目の「眠り」が染みた。
    きっとこの女性は昏睡状態か何かにあって、眠れない日を17日間過ごしているのだ、という仮定で読み進めると、「傾向」にずっと自分の時間を奪われてしまって、本来の自分らしさを損なっていることに気づく物語なんだとわかって、今の現代人になんてぴったりなんだろうと思った。

  • 「TVピープル」

    ある日、テレビのない家にテレビを運んでくる男3人組、またまた訳のわからない小説だ。
    結局、最後まで訳の分からないままで終わる。
    いったい何なんだ?

    「飛行機-あるいは彼はいかにして詩を読むようにひとりごとを言ったか」

    副題に”いかにして”とあるが、結局それはわからないまま。
    何を言いたいのか?

    「我らの時代のフォークロア-高度資本主義前史」

    みんなのレビューを見ると、一番人気のようである。
    処女性というか、そういう女性のひとつの生き方を提示する話。
    みんなこんなのが好きなのか?

    「加納クレタ」

    とても魅力的な女性がたびたび男から犯されることから、
    それに対処する方策に関してのお話。
    あまりに現実離れ(この話しだけではないが)しているため冷めた目で読んでしまう。

    「ゾンビ」

    マイケル・ジャクソンのスリラーのPVのようなお話。
    終わり方も同じ展開。

    「眠り」

    これも人気の作品のようです。
    この作品の中に出てくる「アンナ・カレーニナ」は誰もが聞いたことのある
    トルストイの名作。
    僕も小学生のときから気になっていたものの本の分厚さからなかなか読むのが
    おっくうになっていてまだ読んだことがない。
    僕だけでなくいろんな人が今一度読んでみようかな?と考えるそうだ。
    それはさておき、この「眠り」も終わり方が気に入らない。

  • 子供の時なぜか。

  • 我らの時代のフォークロアが良い。
    処女性の重視について。
    ある一線を超えると、何かを失ってしまったり、変わってしまうことがある。
    でも人間は成長していくもので、一線を超えようが超えなかろうがじわじわと変化していく。自分が望んでいなくても関係なく。
    恋人など、対人関係において、相手に望むタイミングが違っていても、それは個人の問題だから当たり前の事だ。

    キッカケとタイミング。
    性に限定せず、気づいた時から世界が違って見えた時など、日常的な色々なことのメタファーになっている作品だと思う。

  • 主人公が女だったり、語り手が登場人物ではなかったり。
    村上さんの作品にしては珍しいが
    それだけで、特におもしろくはなかった。

  •  以前、読んだことがあるはずなのに、こんなに新鮮に読めるのはなぜなのでしょう。私の記憶力が落ちているということもあるけれども、それだけ、この本の中身が日常からかけ離れているせいではないでしょうか。つまり、記憶に残そうとしても、記憶がすがりつく壁がないというか、何というか。あるいは、逆に言うと印象に残りにくい、よく言えばシンプル、悪く言うと淡泊というような面があるのかも。

     とにかくすごいのは、絶対あり得ないことなのに、何の状況の説明もないこと。例えば、最後の「眠り」では、1週間も2週間も眠らずに過ごす女性が登場しますが、どうしてそうなったのか何の説明もありません。いやそれどころか、当の本人も理由が分からないまま話は突き進むのです。しかも、話が終わっても何ら解決しない(笑)。普通そこまでされると、違和感があってストーリーに入り込めないのですが、ハルキ・ワールドではノープロブレム。がんがん入り込んでしまいます。

     一度、村上氏の作品で国語の授業を受けてみたいな。小学校でも中学校でも、高校でもいいから。みんなで段落ごとに読んでいって、意味の解釈をしたり、主題を考えたり、国語の先生にじっくり解説して欲しいです。

     きっと、昔より国語の時間が好きになると思います。(でも、テストの点は取れないかも)

  • ちょっと抽象的すぎて難解であった。
    長編の方が、抽象的ながらも作者の言いたいことがわかりやすい気がしました。
    でも東京奇譚集は面白いですけど。

  • どれこれも最後がコワイ!どうなったんだろうか気になる…

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