- Amazon.co.jp ・本 (174ページ)
- / ISBN・EAN: 9784163115603
感想・レビュー・書評
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(1994.08.05読了)(拝借)
(「BOOK」データベースより)
海の色と、血の色と、月明の色と。3つの宝石に托された3つの物語。同時代を疾駆した作家が、生涯の最後に静謐な受容に到る、悲痛なまでの内なる彷徨。絶筆。
☆開高健さんの本(既読)
「パニック・裸の王様」開高健著、新潮文庫、1960.06.25
「輝ける闇」開高健著、新潮文庫、1982.10.25
「夏の闇」開高健著、新潮文庫、1983.05.25
「破れた繭」開高健著、新潮文庫、1989.12.20
「夜と陽炎」開高健著、新潮文庫、1989.12.20
「知的な痴的な教養講座」開高健著、集英社、1990.03.10
「シブイ」開高健著、TBSブリタニカ、1990.05.08
「ベトナム戦記」開高健著、朝日文庫、1990.10.20詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
今まで読んだどの開高健よりも、著者の人となりを感じる本だった。
(遺作だと、解説で知る。)
2章の玩物喪志がいちばん、心に沁みるものがあって、じっくり読めた。 -
2008/10/13購入
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石にまつわる美しい話が3編。石というより、宝石を愛でる楽しみ方がたまらない。とてもキレイな気持ちにさせてくれる一冊でした。あと、酒が常に出てきてそこもいい味。色恋沙汰もこんな書き方があるのだと感心。