孟夏の太陽

著者 :
  • 文藝春秋
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  • Amazon.co.jp ・本 (291ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784163127200

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  • 1991年第1刷、文藝春秋の単行本。4編。春秋時代の趙氏の4人。晋の六卿のうち三晋のうち魏、韓、最後まで争った知氏の人物は春秋左氏伝等にはあまり出てこないような気がする。趙氏は出てくる方ではないだろうか。趙氏の4人を取り上げているが、あまりエピソードのない人物は取り上げず、想像をもあまりいれずエピソードを仕立て上げている。さて、知氏の最後のエピソードはどこまで事実なのだろうか。言い換えれば智瑶の傲慢さはどこまでか? 野望があったのは事実だろうし、最後の詰めを誤ったぐらいなのではないだろうか。

    収録作:『孟夏の太陽』、『月下の彦士』、『老桃残記』、『隼の城』、初出控:『孟夏の太陽』「別冊文藝春秋」195号、『月下の彦士』「オール讀物」91年4月号、『老桃残記』「別冊文藝春秋」196号、『隼の城』書き下ろし

  • 春秋の趙一家が気になっていた私にとって、喜びの書。

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著者プロフィール

宮城谷昌光
1945(昭和20)年、愛知県蒲郡市生れ。早稲田大学文学部卒業。出版社勤務のかたわら立原正秋に師事し、創作を始める。91(平成3)年『天空の舟』で新田次郎文学賞、『夏姫春秋』で直木賞を受賞。94年、『重耳』で芸術選奨文部大臣賞、2000年、第三回司馬遼太郎賞、01年『子産』で吉川英治文学賞、04年菊池寛賞を受賞。同年『宮城谷昌光全集』全21巻(文藝春秋)が完結した。他の著書に『奇貨居くべし』『三国志』『草原の風』『劉邦』『呉越春秋 湖底の城』など多数。

「2022年 『馬上の星 小説・馬援伝』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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