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- Amazon.co.jp ・本 (291ページ)
- / ISBN・EAN: 9784163127200
感想・レビュー・書評
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1991年第1刷、文藝春秋の単行本。4編。春秋時代の趙氏の4人。晋の六卿のうち三晋のうち魏、韓、最後まで争った知氏の人物は春秋左氏伝等にはあまり出てこないような気がする。趙氏は出てくる方ではないだろうか。趙氏の4人を取り上げているが、あまりエピソードのない人物は取り上げず、想像をもあまりいれずエピソードを仕立て上げている。さて、知氏の最後のエピソードはどこまで事実なのだろうか。言い換えれば智瑶の傲慢さはどこまでか? 野望があったのは事実だろうし、最後の詰めを誤ったぐらいなのではないだろうか。
収録作:『孟夏の太陽』、『月下の彦士』、『老桃残記』、『隼の城』、初出控:『孟夏の太陽』「別冊文藝春秋」195号、『月下の彦士』「オール讀物」91年4月号、『老桃残記』「別冊文藝春秋」196号、『隼の城』書き下ろし詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
春秋の趙一家が気になっていた私にとって、喜びの書。
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