わが愛しのワトスン

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制作 : Margaret Park Bridges  春野 丈伸 
  • 文藝春秋 (1992年9月発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (244ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784163135106

わが愛しのワトスンの感想・レビュー・書評

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  • いわゆるホームズのファンフィクション。ワトスンってあんなおバカさんだったっけ。そして、ホームズが特に謎を解いてない。ホームズ物としては微妙。

  • シャーロックホームズのパロディ、二次創作作品。
    まさかのシャーロックホームズは女性だったという設定。
    なんだか好き嫌いが別れそうな作品。
    女性でもシャーロックらしい英国紳士さは残されていて、事件や推理は本家に劣るけど楽しめた作品でした。
    ワトソンとの流れは案外サックリしていて…
    有名小説の二次創作として初めて読んだけどこんなものかという感想。
    ほかの二次創作もあったら読んでみたいかな…

  • ホームズものは、中学生の頃にたくさん読んだのですが、一番好きな登場人物は、ホームズじゃなくてワトスン先生です。ホームズは確かに天才だけど、知り合いにいてほしくはないタイプですし。
    そんなわけで、何となく、タイトルに惹かれて読んでみたわけです。…温和で紳士で知的なワトスン先生を期待して。

    ホームズが女性というトンデモ設定なのは、まあ、最初に明かされてるので、『そういうファンフィクションなんだな…』として、容姿とか、あらゆる無理は押して、読みすすめたのですが、『ワトスンがバカっぽい』『挙げ句の果てに、なんだかイマイチ盛り上がらないいうちに殺される』というあんまりにもヒドイ扱いな点は受け付けられませんでしたー。
    その他、ホームズの推理がぜんぜん冴えてない点とか、モリアーティ教授の娘がヒステリーっぽくて犯罪も行き当たりばったり的で、作者が言うほど知性があるように思えない点(ましてやなぜワトスンがそこまで惚れるのか謎)など、ちょっとなんだかなあ…。
    推理ものとしても、女性としてのホームズの視点もビミョーですし、性別を偽っているがゆえの友情と恋の間のドキドキ?もあんまりときめかなかったー。
    全てが中途半端で、トンデモ設定のオモシロ娯楽ものとしてさえ、ビミョーになってしまった感じ。
    二度読みはしないなあ。
    これがミステリーの賞を取っている、というのも謎でした。ミステリーかな?これ?

  •  結構さくさくと読めた。が、かなり好みが別れると思う。

     ホームズが女子だった、という設定は面白いし、必要以上に乙女化していないのも良い。見た目はどうやって想像したら良いのかと初めは戸惑ったものの、途中から気にならなくなった。
     モリアーティ嬢やその母親辺りをもっと掘り下げてくれたら面白かったのかもしれない。多くは語られないからこそ妄想で補う楽しみがあるとも言えるが。
     恐らく一番好みが別れるのでは、と思われるのはワトスンの造型かもしれない。今の所私にとってこの作品のワトスンは殴りたいワトスン第一位。最後、ワトスンが死ぬことでようやく悲劇として上手くまとまった、という印象。

  • 「もしもホームズが、実は女性だったら」という二次創作小説です。ホームズとワトソン君の絆に友情以上の幻を見てしまったことのある人にはお薦めです、途中までは!ホームズの言動は女性設定でもきちんとホームズっぽくて、それでいて、優しいダメ男のワトソン相手に、狼狽したり、脈拍が乱れる様子がホームズ主観で描かれていて、すごく可愛かったです。途中までは。
    ただ、ホームズの推理力は本物と比べるとかなり下がっています。ストーリーの進行上、ホームズの聡明さは犠牲になったのだ…。ホームズならこんな事件、すぐ推理して解決まであっという間に持って行くはず。でもまあ、ワトソンとの旅行における萌えシーンやかわいいホームズを描くためだったのなら仕方ないかな、と思います。本気でBLはちょっと抵抗があるけど、ホームズとワトソンって萌えるなーと思う人は絶対読んだ方がいい1冊だな、と途中までは思っていました!途中までは!って書きすぎだけど、私はこの本に出会えてよかったなと思いました。
    この本を読んで「途中まではよかった…」と思った人は『わがいとしのホームズ』というまた別の二次創作(別作者)があって、そっちはガチBLですがえっちなシーンはないし切なくて萌えるので、読むといいと思います。キンドルで買えるよ。

  • イメージ参照(http://blogs.dion.ne.jp/kentuku902/archives/6044379.html)
    サントリーミステリー大賞特別佳作(1992/10回)

  • 少しネタバレしますので、注意!<br><br>
    確かこれは婦人公論か何かに当時発売の広告が載っていて、気になって本屋へいったら平積みしていました。日本では有名ですが、海外だと今ひとつのようです。<br>で、これは好みはっきり判れると思うんですが、衝撃的な部分は何といってもホームズが実は女だったという設定。そしてモリアーティの娘にワトスンが惚れるという流れ。第10回サントリーミステリー大賞特別佳作賞作品ですが、推理モノ・ミステリーという分類でなく、これは間違いなく恋愛小説ですよ、えぇ。<br>で、モリアーティの娘なら知的な美人であるなら納得もいくんですが、武器が色気しかない若い娘って感じの描かれ方で、そんな彼女にワトスンが惚れるかよ…ってツッコミも、ホームズが「私は実は女だった」という告白部分の衝撃度で薄れてしまうというか。で、まぁ女性だったとはいえ、骨ばって背丈が大きいホームズですから、決して美人でもなければ、普通の女性としての平凡さもない。ちょっと容姿に無理ありすぎますが。どう想像力を豊かに働かせても、女装したホームズしか浮かびません。しかもなんかジェレミーで想像してしまうよ。そんな彼女(ホームズ)に迫ってきて、うやむやにキスしてくる男なんぞ居る訳ですが、そんなシーンちっともドキドキもありませんや。<br>
    女性設定には正直「おいおい」って感じなのですが、ただワトスンへの友情以上の感情を必死にとどめようとする様子などはやはり切ないもの。当のワトスンは他の女にラブな訳ですから、余計に…。これで女じゃなければ…なって感じです。<br>
    ワトスンも原作よりもちょっと男としてどうなのかって感じがするわけですが、モリアーティの娘に騙されているとホームズに言われて憤慨するシーンなどは、駄目オヤジぽくて、少し面白かったかな。<br>
    いくら鈍感なワトスンでも、モリアーティの娘を思うあまり、ホームズをそこまでないがしろにするのかな…って思いますよ。これが例えばメアリさんだったとしても、女性側の肩は持つにしろ、ホームズのことも最後の最後まで信じていようと思うんじゃないかな、彼なりの解釈で。こんな単純な男じゃないはず。だってぽっと出てきた女性より、ホームズとの時間の方が長いわけですから。<br>
    最後の結末は…、いくら贋作でもそこまでしていいの…?!という衝撃なラストな訳ですが、それは読んでのお楽しみで。<br>
    この作品はホームズというより、同じ名前のキャラクターが出てくる、別作品という捉え方で見ると、案外すんなり読めるかと思います。これを読んだ後に原作を読むと、かえってほっとしたりも。

  • ホームズの二次創作小説

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