購入は27年前。題名は「レイヨーナ」の章で出てくるベアポー湖に浮かぶ筏から。「レイヨーナ」の章は15歳のレイヨーナが大人に連れられて放浪してしまう(?)お話。印象的だったのはロデオ大会で「努力賞」を受け取り、カウボーイが女であることを示したことで会場が静寂に包まれる。それを破ったエヴリンの「レイヨーナ!」という叫び、そして巻き起こる歓声には思わずウルっときてしまった。
「クリスティーン」の章は、どうしてもこの女性が理解できなくて、うーむ。読ませはするのだが何だかねえ。
最後の「アイダ」では衝撃の真実が語られるが、クリスティーンとレイヨーナの目で語られたアイダとはギャップがあり、あれれとなってしまった。読みが浅いのか知らん。
しかし、たっぷりと楽しめたのは良かった。