豚の報い

著者 :
  • 文藝春秋
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感想 : 12
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  • Amazon.co.jp ・本 (221ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784163162102

感想・レビュー・書評

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  • ・近くの市民センター図書室でタイトル借り。
    ・表題作は男一人と女四人が繰り広げる、コミカルなんだけどなんだか哀しくて、けれどなんかやかましくてかつ若干淫靡な独特の雰囲気を持つ作品。こいうのが沖縄の空気なのかなーって少し思った。風葬した父親の骸を御嶽に仕立てる、ってあたりは良く理解できなかった。
    ・どっちかとういうと収録されたもう一編の方が好き。ベトナム戦争当時の沖縄に住むハーフの女の事脱走兵の心理を、ちょっとおしゃれな小道具をちりばめて、なんとなく背伸びした感じで描いてた。こっちにも共通するのはやっぱり哀しさだった。

著者プロフィール

1947年沖縄生まれ。琉球大学法文学部史学科卒。1978年 『ジョージが射殺した猪』で第8回九州芸術祭文学賞受賞。  1980年 『ギンネム屋敷』で第4回すばる文学賞受賞。  1996年 『豚の報い』で第114回芥川賞受賞。

「年 『パラシュート兵のプレゼント』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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