- Amazon.co.jp ・本 (381ページ)
- / ISBN・EAN: 9784163181004
感想・レビュー・書評
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先に『冤罪者』を読んでいると尚更楽しめます。
表紙がまた奥深いです。
読み終わった後に余韻に浸らせて頂きました。
ただ、今作では私は真犯人を当ててしまい、そこを覆してほしかった……というワガママ(笑)
でも答え合わせがしたくて読む手は止まりません。
不思議な折原マジックです!
次の『〜者』を楽しみにしようと思います。 -
今月2冊目
★★★
久々の折原一。この人の作風は特徴的で2つ以上の描写から犯人を追っていく。面白いんだが少々長いし疲れた。 -
犯人は分かったが、騙されたことに変わりはない。少年A達について、考えさせられる。
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正直、作者の名前も知りませんでしたが、結構、面白かったですね。
ちょっと、得した気分。
でも15年前の事件と現在の事件の登場人物が似ているため、半分くらい読み進んで、別の事件だと気づきました。
その辺が、もうちょっとわかりやすければ、よかったかな、と。
基本的に、推理小説は誰が犯人とか、予想せずに読むほうなので、意外性もあってよかった。
機会があれば、また別の作品を読んでみたいですね。 -
不思議な構成だった。
15年前の事件と現在の事件。
父親と少年A。
どうなってんの? と思いつつ気がつけばあっという間に読み終わっていた。
ひょっとして少年Aとは・・・と思った人物がそうだったんだけど。 -
何日かかけて読んだから、最後らへんですんなり謎ときが入ってこなかったけど、この作家さんは好きだ。やっぱり犯罪小説が一番だな。次は誘拐者を読みたい。
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<table style=\"width:75%;border:0;\" border=\"0\"><tr><td style=\"border:none;\" valign=\"top\" align=\"center\"><a href=\"http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4163181008/yorimichikan-22/ref=nosim/\" target=\"_blank\"><img src=\"http://ecx.images-amazon.com/images/I/51W9BW9HCHL._SL160_.jpg\" alt=\"失踪者\" border=\"0\"></a></td><td style=\"padding:0 0.4em;border:0;\" valign=\"top\"><a href=\"http://blog.fc2.com/goods/4163181008/yorimichikan-22\" target=\"_blank\">失踪者</a><br />(1998/11)<br />折原 一<br /><br /><a href=\"http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4163181008/yorimichikan-22/ref=nosim/\" target=\"_blank\">商品詳細を見る</a></td></tr></table>
<blockquote><p><strong>ノンフィクション作家・高嶺隆一郎は真犯人に直接インタビューする手法をとっていた。埼玉県の久喜市で起きている連続失踪事件を調査するなかで、15年前の同様の事件との関連性が浮かび上がる。月曜日に女が消えること、現場に「ユダ」「ユダの息子」のメモが残されること。犯人はまた「少年A」なのか。</strong></p></blockquote>
まるで15年前を模倣したかのようなそっくりな連続失踪事件が起こる。高嶺隆一郎は、重要参考人と目される人やその周辺の人たちに取材して「ユダの息子」を書き上げるが、その後、彼自身も何者かに襲われる。そんなとき、押しかけ助手の神崎弓子は、独自の調査によって核心に近づいて行く。
15年前の事件の容疑者・少年Aと現在の容疑者・少年A。まったく別の人物であるふたりの少年Aの存在が、物語上での過去と現在との時間の行き来に――それが著者の意図なのだろうが――混乱を生じさせ、読者に立ち位置を見失わせる。どちらの事件もごく近い場所で起き、 似たような周辺環境であるのも錯覚を促す一因である。騙されまいとして読み進んでも、ときどき混乱させられる。
いままで読んだ「○○者」シリーズのなかでは、本作がいちばん面白かった。