結ぶ

著者 :
  • 文藝春秋
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本棚登録 : 124
感想 : 8
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  • Amazon.co.jp ・本 (273ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784163181608

感想・レビュー・書評

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  • 恩田陸さんが「参りました」と言った「結ぶ」が読みたくて探しました。隣町の図書館で発見。
    「お前、骨を意識したな」ってところがお気に入りです。

  • 前回読んだ「影を買う店」があまりに良かったので期待していたのですが、裏切られた程ではないものの前回を上回る感動はありませんでした。

    でもさすがといえる世界観ですよ。
    プロローグからエピローグまでぐるぐるとまわって何が真実か分からなくなります。とても素敵で奇妙な世界のお話たち。

    うちの近所にも心臓売り来ないかしら。
    そしたら、古い古いのを売ってもらうのに。

  • 一読の価値あり。

  • どの作品も怖くて、美しかったです。
    最後で鳥肌が立ちます。

    特に「花の眉間尺」が好きです。

  • 恩田陸<br />図書館の海<br />ノスタルジア

  • 水色の煙が最高。大好き。

  • 異界と現し世を自在に行き交い、読者を迷宮へ誘う極上の語り。「結ぶ」―問答無用で縫われ、丸められていくからだ。「湖底」―十三年前から、待ち合わせはいつもすれ違い。「川」―大作家と挿絵画家の密かな交流を見続けてきた眼。「蜘蛛時計」―ロシア革命に翻弄される男と聖像画に糸吐く蜘蛛。「心臓売り」―人間に生まれつきそなわるL本能とD本能とは。ほか、全十四篇収録。

  • 皆川博子独特の「美しい悪夢」が婉々と繰り広げられる。「心臓売り」なんて、自分には香山滋へのオマージュとしか思えない。カヤマワールドに皆川博子が迷い込んだらこうなる、と言われると、納得。

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著者プロフィール

皆川博子(みながわ・ひろこ)
1930年旧朝鮮京城市生まれ。東京女子大学英文科中退。73年に「アルカディアの夏」で小説現代新人賞を受賞し、その後は、ミステリ、幻想小説、歴史小説、時代小説を主に創作を続ける。『壁 旅芝居殺人事件』で第38回日本推理作家協会賞を、『恋紅』で第95回直木賞を、『薔薇忌』で第3回柴田錬三郎賞を、『死の泉』で第32回吉川英治文学賞を、『開かせていただき光栄です―DILATED TO MEET YOU―』で第12回本格ミステリ大賞を受賞。2013年にはその功績を認められ、第16回日本ミステリー文学大賞に輝き、2015年には文化功労者に選出されるなど、第一線で活躍し続けている。

「2023年 『天涯図書館』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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