長崎ぶらぶら節

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著者 : なかにし礼
  • 文藝春秋 (1999年11月発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (291ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784163188201

長崎ぶらぶら節の感想・レビュー・書評

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  • 1999年下期:第122回直木賞受賞作品。
    面白かったです。主人公の愛八さんが愛おしくてなりません。

    長崎ぶらぶら節は、長崎の市井に歌い継がれる民謡のひとつ。明確な楽譜も記録もない長崎の埋もれた歌を発掘しようとする長崎の大学者・古賀十二郎に、謡い手として協力することになるベテラン芸者・愛八の物語。
    愛八さんこと松尾サダさんは実在の人物で、本作は史実に取材した創作だそうです。

    愛八さんの、弱い者子どもを放っておけない優しい気風のよさ、芸に対する一途な姿勢、相撲好きでおちゃめな姉御っぷり。

    愛八さんの人生の物語で、その後もずっと話は続くのですが、私はやっぱり古賀十二郎への想いのせつなさにぐっときました。

    著者のなかにし礼さんは大変著名な作詞家です。
    また読み返して、歌に対する視点なんかも楽しみたいなと思う小説でした。

  • 請求番号:913.6/Nak

  • 大学助教授である知的な女性の満たされぬ気持と動物的な大胆な行動、この落差がなんともいえず衝撃的な標題作。女性の立場から書いた短編ですが、迫力があります。その他4作は今一つピンときませんでした。

  • 女性としてある面では、孤独で幸せな人生とはいえないかもしれない。
    でも、私はとても素敵な人生を送った人だと思う。
    真っ直ぐで一生懸命な愛八はとても愛らしい人に感じた。
    長崎に行ってみたい、愛八が生きた街を歩いてみたくなった。

  • [28][121023]<m市

  • 芸ひとすじに生きてきた芸者・愛八の生き様に最後は思わず涙ぐんでしまいました。

    PN. 桃かすてら

  • ≪内容覚書≫
    忘れ去られていた「長崎ぶらぶら節」を、
    現代によみがえらせた学者と芸者の史実をもとにした小説。

    ≪感想≫
    とりあえず「長崎ぶらぶら節」を聞きたくなった。

  • これも友達に薦められて読んだ本。
    長崎の古い歌を集めて記録するという仕事は意味のあることだと思うが、この本の(たぶん)テーマ、男女の間の無償の愛というのにはちょっと「?」。
    映画にもなったけど、ヒロイン役の吉永小百合は原作とかなりイメージが違うと思う。
    原作はかなり不細工の設定だから。
    後でTVドラマになった時の市原悦子の方が原作に近い感じがしたなぁ。

  • 佐賀などを舞台とした作品です。

  • 誰かのために生きていくてこと、誰かを助けること、支えること‥
    実在した長崎の名妓、愛八さんの真っ直ぐな生き方に心打たれる。
    ともすれば悲劇になりそうな愛八の生い立ちや境遇も
    晩年にかけて達成した偉業によって帳消しになるのではないか?
    一つの事を長く続けていた者こそ、人の心に残っていくのだろう。
    長崎独特の言葉や祭りや歌を盛り込むことで、はんなりとした情緒のある作品になっている。
    中盤、やや説明的だが作詞家なかにし礼氏の、作詞業で培った蓄積を感じる。
    《平成11年下期 直木賞受賞作》

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長崎ぶらぶら節の作品紹介

「な、愛八、おうち、おいと一緒に、長崎の古か歌ば探して歩かんね」-愛しい古賀十二郎の誘いに、丸山芸者愛八の胸ははり裂けんばかりに高鳴った。歌と、恋と、無償の愛。こんなに一途に生きた女がいた。

長崎ぶらぶら節の文庫

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