長崎ぶらぶら節

著者 :
  • 文藝春秋
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感想 : 24
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  • Amazon.co.jp ・本 (291ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784163188201

感想・レビュー・書評

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  • 思っていたよりハマってしまいました.愛八という人がなんとも言えず魅力的.ゼヒ本当の歌を聴いてみたいです.

  •  第122回直木賞受賞。文句なく素敵な小説。2000年映画化もされていて愛八を吉永小百合が演じているらしい。芸者になった愛八は古賀先生と長崎の歌探しの旅に出る。愛八の凛とした生き方、愛八の淡い古賀先生への想い、そしてラストのお雪の文章では号泣間違いなし。

  • 貧しい少女が芸者になり、49才までは紹介みたいなものでした。一途な恋をして惚れた相手と歌探しをする。実話の肉付けとして、突放した部分と浸らせる部分の対比がよかった。過剰ではなく、読者に任せようとしてるみたいです。花街が舞台なのに、色っぽい部分はほとんどありません。ちょっとしたエピソードも、昔はそうだったんだろうなぁと頷けます。さりげなく描写されてますが、かなり綿密に調べたのでしょう。それにしても主題はヒロインの一本気の魅力で、切なさと共に爽やかさがありました。

  • 流暢な文脈が重苦しいか。

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著者プロフィール

1938年旧満州牡丹江市生まれ。立教大学文学部卒業。2000年『長崎ぶらぶら節』で直木賞を受賞。著書に『兄弟』『赤い月』『天皇と日本国憲法』『がんに生きる』『夜の歌』『わが人生に悔いなし』等。

「2020年 『作詩の技法』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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