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みんなの感想・レビュー・書評
平安京の暗闇に蠢く魑魅魍魎に、若き陰陽師・安倍晴明と朋友の源博雅が敢然と立ち向かう大好評シリーズ第四弾。今回は、晴明が好敵手でもある蘆屋道満と、帝の招きにより宮中で方術比べをすることになった一件を描く「晴明、道満と覆物の中身を占うこと」や、これまた道満が絡む「泰山府君祭」他五篇。
この頃はまって読んでいる陰陽師です。
道満殿と晴明の対決が面白かったです!
狐と狸の化かしあい、みたいな。
真に受けて心配する博雅が良い奴だな~と。
個人的には萩と直平の話が好きです。
諸行無常。でもその前に直平殿はせめて萩を弔ってあげたらよかったのではないかと思わなくも内のですが…
ちょっと前に京極夏彦を読んだとき、鬼とは何だ?と言う鬼の定義がありまして。鬼は人を喰うのだ、と言う定義にああ、なるほど、と思ったのを覚えております。人ではないが人であり、人には出来ぬことを為すもの。人間の言葉の定義と言うものがこの人間の世の理を創っているのだ、と言う晴明の説明はもっともに思うのです。
本編とは関係ないがあとがきにアイデアのひねり出し方が書いてあった。
もっとも効率の良い方法として一押しなのが
「ただひたすら精神を集中してそのことについて考えること」(p248)
産みの苦しみを感じる一文だった。
帯裏
「お、おい・・・」
博雅が、言った。
「あれは何だ、晴明よ」
見やれば、直平が跨っている女の屍体が、青く光り出している。
「さ、いよいよだぞ」
「な、何がだ」
「鬼が生まれるのさ」
晴明が言った時、むくりと、女の屍体が動いた。
両手を突いて、屍体が上体を起こした。
ざんばらの髪が、ばさりと顔にかかった。
真っ青な眼が、周囲をひと睨み、ふた睨みして、女の屍体が立ちあがった。(本文より)
相変わらず酒を飲んで庭先を眺めるとこからはじまります。
映画では戦ってたような気がするけど、蘆屋道満てそんな悪者でもないのね。
漢神道士 が此の中で一番好き。
手を引く人 も微妙に。
最終章の清明と道満が帝の前で方術比べをする というのは非常に微妙だった。
そんな簡単に人前で比べられるような域じゃ無いと思うから。
他の作品(陰陽師シリーズ)に比べると、あまり面白くなかった。
2002年10月17日読了。以下、過去の日記から抜粋。 『海辺のカフカ』を次の人に無事回すことができたので、 ようやく買っておいた1冊に手を出すことができた。 待ちに待った4作目の文庫化、これが初読である。 「ゆこう」 「ゆこう」 そういうことになった。 で、繰り広げられる晴明氏と博雅君の冒険譚。 少し切なくなる話もあり、気味の悪い話もあり、 あいかわら... 続きを読む »
2010年2月23日読了。2010年40冊目。
あいかわらず面白い。
読んだ後のほっこり感が良い。
掲載各話↓ 1.泰山府君祭 季節:梅雨に入ったばかり 晴明の佇む姿の描写が素敵・・・☆ 眠ったまま眼を覚まさない智興内供 蘆屋道満が、安倍晴明に泰山府君祭をさせるよう、帝に進言 紙から切り出した武士と犬 智興内供の稚児&男色の相手:恵珍 女の屍体を使って女犯を犯すこと 道満と晴明の、同じ陰陽師だけれど方向性の違い。 人としての欲と、犯したとき... 続きを読む »
陰陽師シリーズ第4弾。
前回のドロドロさはあまりなくなってるので、
ちょっと軽い感じがしました。
漢神道士 が此の中で一番好き。
手を引く人 も微妙に。
最終章の清明と道満が帝の前で方術比べをする というのは非常に微妙だった。
そんな簡単に人前で比べられるような域じゃ無いと思うから。
他の作品(陰陽師シリーズ)に比べると、あまり面白くなかった。
陰陽師といえば、やはり夢枕獏さんのこの小説かと。
短編の集まりなので読みやすいといえば読みやすいですが、文章的に人を選ぶかも?
ファンタジーよりリアルに近いと思ってもらえればいい、かも…?(自信がない)
しかし個人的には好きな小説なので是非、陰陽師に、安部晴明に興味がある方は読んでもらいたい。
これもシリーズってことでこのひとつだけ抜粋ってことで(笑)
もっと理屈っぽいのかと思ったけど、いわゆる魔法っぽい「陰陽師」。シリーズ内で初めて読んだけど、読みやすいし面白いです。
どっぷりハマって、夢枕獏『陰陽師』第4巻。人の心の中に沸き起こる恨みや憎しみの気持ちが鬼や怨霊を生む。「泰山君府祭」「青鬼の背に乗りたる男のはなし」がとくに好きかなー。
(三巻がなくて、四巻から読んだのが、ちょっと残念だけど)
相変わらずの二人。 いつもほろほろと酒を飲んでいる。
呪(シュ)がかかっても『どうも、まあ、そういうことになってしまったらしいのだよ』と答える博雅。 やっぱり大物だ☆
そして、彼の隣には『いくらこぼれ出てきても、わずかながらも減ったようには見えない』才の持ち主、晴明。 やっぱり当代一に違いない☆
作品の中で、この二人に囲まれ、さまざまな妖異を追体験できるのは、なんて楽しいことだろう。
それにしても、『涅槃経』とか出てきて、ためにはなるのだけど、あたしの知識じゃ追いつかない。 勉強不足だなぁ。。。






