希望の国のエクソダス

  • 966人登録
  • 3.53評価
    • (77)
    • (133)
    • (249)
    • (22)
    • (4)
  • 136レビュー
著者 : 村上龍
  • 文藝春秋 (2000年7月発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (422ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784163193809

希望の国のエクソダスの感想・レビュー・書評

並び替え:

表示形式:

表示件数:

  • 2000年代に書かれた近未来の日本の事を予測を含め書かれた一冊。
    すでに、2017年になっておりこの舞台となる2008年も過ぎているのだけど、意外と書かれていることが当たっている部分もあり、凄いなと思う。

    この本をいま国会で話題になっている前川次官が読んで、危機感を持ったとニュースで話されていたのが、わたしが読み始めた時点のことでなる程と思った。

    2001年に日本の中学生たちが集団不登校になっていて、その若者たちがネットワークで連帯して新しい価値観を持って生きて始めていく。

    通過も新しく作ったりするのがビットコインと重なったりと村上龍氏の先見性や想像力に驚かさせられた。

    そして、狂った日本の政治や世界も重なってくる。
    さすが文部科学省次官の前川氏が本当に若者たちのことを考え彼らの目線にも近づこうと読まれた本だと思った。

  • 「この国には何でもあるけど希望だけがない」力がなくても金がなくてもガキであっても力を持てる世の中。ポルノ画像や好きなアーティストのライブDVDくらいPC一台あれば全て無料で見れる。男子はエロ本を他人にバレないようにこっそりかつ短時間で読んで思い出を持って帰り妄想を高める。音楽もCDで聴いた楽曲達がライブでどう躍動してるかを楽しむ。モノには順番があって一つ一つクリアするのが醍醐味と思う。しかしネットワーク社会の発達で世界中の赤の他人とのツールが無限に広がり、言語も肌色も違う人と情報だけでなくテンションさえも共有出来る時代。妄想を具現化出来る可能性が広がることは大きなくくりでみたら幸せなことなのかわからない。image or realって言葉は廃れたか。そんなことを考えてしまった一冊。今から10年以上前の本やけど時代遅れ感は全くない。子供が出来たら、「あすな」って名前にしたい。

  • 村上龍の作品では2作目。

    エクソダス(Exodus)とは「脱出」の意。
    故に、「希望の国からの脱出」となる。

    内容はまさに希望の国と呼ばれている日本で
    起こる話で、フィクションものだが
    それが完全にフィクションと言いきれないところが
    この本のよさだと個人的には感じた。

    ありえそうな話。
    そして、それは日本の教育会に対してのメッセージ
    とも感じ取ることができた。

    あるページでのやりとり
    「なんで学校に行かなきゃだめなの?」
    「義務教育だから」

    この文言から全てがわかる

  • 大人たちが築く将来をあきらめ、若者がクーデターをおこし独自のパラダイスを作り上げるというストーリー。

    フィクションとしては嫌に現実味が強く、20世紀少年などの類の面白さを放っている。



    筆者がそうしたいのか、あるいは予言のつもりなのかはわからないが、

    排他的とは言わないまでも理念に合う者だけで話を進める点では、同意しかねる。

  • ノンフィクションかのように錯覚してしまう作品。
    バブル崩壊の失われた10年〜現在までをリアルなまでに物語として作り上げている。
    主役は中学生。中学生がネットの会社を起こし、大人が作った日本に革命を起こす話。と書くとチープに聞こえてしまうが内容は衝撃的。
    しかもこの本が出たのは8年前というから驚きだ。
    「この国には何でもある。本当にいろいろなものがあります。だが、希望だけがない」
    本書での有名なセリフ

    さて、今は?

  • 読み通しはしたが物語のリアリティとか、スケールが大きいようで小さいところとか著者の興味の移ろいに付き合わされただけのように感じる。

  • H29.04.08 読了。

    有名だけど、今まで読んでなかった人の作品を読んでみたくなり、購入。

    中学生の集団不登校って何だろう?
    どういうジャンルの作品なんだろう?
    と興味津々で、特に序盤は続きが気になってどんどん読んでいけた。

    が、途中から難しい話になってきて、読むペースが落ちていき、早く面白い展開にならないかな、と思いながら読んでいった。
    後半、特に盛り上がりもなく終わっていってしまって、なんだかなー、と思った。

  • 2016/08/30

    小説だけれど、起承転結的な構造というよりかは、一つのモチーフから出発した世界の観察日記、ドキュメンタリー、シミュレーションのようなものだと思った。
    『限りなく透明に近いブルー』とは限りなく縁遠いスタイルだなあと思った。

    文学性というか村上春樹的なものとは異なる方向性だった。

  • 【分類】913.6/Mu43
    文学のコーナーに並んでいます。

  • 傾きかけた日本の中で、いち早く反乱を起こし自らの力で暗躍していく中学生たちの物語。

    それと同等かそれ以上のボリュームで、経済のあれやこれやといった動向が描かれる。

    少し中学生たちが何でも出来過ぎという印象で、フィクションぽさが多大に感じられる作品だった。


    2015.12.27

全136件中 1 - 10件を表示

希望の国のエクソダスのその他の作品

村上龍の作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
伊坂 幸太郎
伊坂 幸太郎
金原 ひとみ
伊坂 幸太郎
綿矢 りさ
伊坂 幸太郎
村上 春樹
有効な右矢印 無効な右矢印

希望の国のエクソダスに関連する談話室の質問

希望の国のエクソダスを本棚に「読みたい」で登録しているひと

希望の国のエクソダスを本棚に「いま読んでる」で登録しているひと

希望の国のエクソダスを本棚に「読み終わった」で登録しているひと

ツイートする