- Amazon.co.jp ・本 (205ページ)
- / ISBN・EAN: 9784163210308
作品紹介・あらすじ
小さな曾祖母。人間界になじめなかった蛸。男の家から海へと帰る海馬。台所の荒神さま。遠いカミの世から訪れたものとの交情を描く傑作短篇集。
感想・レビュー・書評
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異形のもののお話。
嫌いではないんだけど、わたしが今まで読んだ川上さん本と比べると、愉快さが足りなかったかな…その分残るものはあったけど。
鼹鼠が一番好きでした(^^) -
轟と島崎が好き。
自分の身体から立ち上る、慣れ親しんだ体臭のようなものを感じる。
なぜかは分からないけれど。 -
塩梅
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どんな生き物かがあまり書かれていない分、幻想的な雰囲気を作り出している小説。
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今よりずっと長く生きられる世界だったら。
なんか切ないなあ。寂しいだろうな、どうしても。
思い出が、ふり向けないくらい遠くなってしまう。
島崎が好き。先祖とわたし。そうきたか!って。
可笑しい。可愛い。切ない。きゅんとくる、3大要素だなあ。 -
幻想的。川上弘美の初期作品は現実と夢の入り混じった感じがたまらない。
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(2002.07.13読了)(2002.07.03購入)
(「BOOK」データベースより)
小さな曾祖母。人間界になじめなかった蛸。男の家から海へと帰る海馬。台所の荒神さま。遠いカミの世から訪れたものとの交情を描く傑作短篇集。
☆川上弘美さんの本(既読)
「物語が、始まる」川上弘美著、中央公論社、1996.08.20
「蛇を踏む」川上弘美著、文春文庫、1999.08.10
「あるようなないような」川上弘美著、中央公論新社、1999.11.07
「椰子・椰子」川上弘美著、新潮文庫、2001.05.01
「センセイの鞄」川上弘美著、平凡社、2001.06.25
「神様」川上弘美著、中公文庫、2001.10.25
「パレード」川上弘美著、平凡社、2002.05.05 -
8つの物語を収録した短編集。
生物が出てくるところは、この作者らしいところ。
常軌を逸した感じではなく、さりげなく語られることがいい。