龍宮

著者 :
  • 文藝春秋
3.35
  • (18)
  • (31)
  • (110)
  • (5)
  • (2)
本棚登録 : 324
感想 : 50
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (205ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784163210308

作品紹介・あらすじ

小さな曾祖母。人間界になじめなかった蛸。男の家から海へと帰る海馬。台所の荒神さま。遠いカミの世から訪れたものとの交情を描く傑作短篇集。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • ↓利用状況はこちらから↓
    https://mlib3.nit.ac.jp/webopac/BB00010675

  • 異形のもののお話。

    嫌いではないんだけど、わたしが今まで読んだ川上さん本と比べると、愉快さが足りなかったかな…その分残るものはあったけど。

    鼹鼠が一番好きでした(^^)

  • 轟と島崎が好き。
    自分の身体から立ち上る、慣れ親しんだ体臭のようなものを感じる。
    なぜかは分からないけれど。

  • 塩梅

  • どんな生き物かがあまり書かれていない分、幻想的な雰囲気を作り出している小説。

  • 今よりずっと長く生きられる世界だったら。
    なんか切ないなあ。寂しいだろうな、どうしても。
    思い出が、ふり向けないくらい遠くなってしまう。
    島崎が好き。先祖とわたし。そうきたか!って。
    可笑しい。可愛い。切ない。きゅんとくる、3大要素だなあ。

  • 幻想的。川上弘美の初期作品は現実と夢の入り混じった感じがたまらない。

  • (2002.07.13読了)(2002.07.03購入)
    (「BOOK」データベースより)
    小さな曾祖母。人間界になじめなかった蛸。男の家から海へと帰る海馬。台所の荒神さま。遠いカミの世から訪れたものとの交情を描く傑作短篇集。

    ☆川上弘美さんの本(既読)
    「物語が、始まる」川上弘美著、中央公論社、1996.08.20
    「蛇を踏む」川上弘美著、文春文庫、1999.08.10
    「あるようなないような」川上弘美著、中央公論新社、1999.11.07
    「椰子・椰子」川上弘美著、新潮文庫、2001.05.01
    「センセイの鞄」川上弘美著、平凡社、2001.06.25
    「神様」川上弘美著、中公文庫、2001.10.25
    「パレード」川上弘美著、平凡社、2002.05.05

  • 8つの物語を収録した短編集。
    生物が出てくるところは、この作者らしいところ。
    常軌を逸した感じではなく、さりげなく語られることがいい。

  • よくもまあここまでおかしな話が書けるもんだなぁと最早しみじみと頷くまでです。

全50件中 1 - 10件を表示

著者プロフィール

作家。
1958年東京生まれ。1994年「神様」で第1回パスカル短編文学新人賞を受賞しデビュー。この文学賞に応募したパソコン通信仲間に誘われ俳句をつくり始める。句集に『機嫌のいい犬』。小説「蛇を踏む」(芥川賞)『神様』(紫式部文学賞、Bunkamuraドゥマゴ文学賞)『溺レる』(伊藤整文学賞、女流文学賞)『センセイの鞄』(谷崎潤一郎賞)『真鶴』(芸術選奨文部科学大臣賞)『水声』(読売文学賞)『大きな鳥にさらわれないよう』(泉鏡花賞)などのほか著書多数。2019年紫綬褒章を受章。

「2020年 『わたしの好きな季語』 で使われていた紹介文から引用しています。」

川上弘美の作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×