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みんなの感想・レビュー・書評
昭和初期の上流社会を舞台に、社長令嬢の英子ちゃんが運転手の別宮(通称ベッキーさん)と共に身の回りで起こる様々な事件を解決するミステリー短編集。ベッキーさんシリーズの1作目です。
謎解き自体は軽いものなので、ミステリーとしての読み応えはいまひとつかなぁという気がするけど、当時の街の様子や上流階級の人々の暮らしが詳しく描かれているのが面白い。大正ロマンとか昭和初期とかけっこう好き。
そして当時としては珍しい女性運転手のベッキーさん、文武両道で素敵な女性なのです。謎の多い女性なので、今後の作品の中でベッキーさんの過去が明らかになっていくのも楽しみです。
先に「瑠璃の天」を読んでたので、「ベッキーさん」はもう少し年上だと思ってた。20そこそこだと、ちょっとスーパーウーマンすぎる気が。
物語云々もさることながら、お嬢様やベッキーさんという登場人物たち、昭和初期という時代や雰囲気を楽しめる短編集です。
連作集、短編集などは読後、すぐに忘れてしまうことが多かったりしますが、この方の作品は別。
勿論細かい部分までは覚えていられませんが、雰囲気や面白かったなぁという印象がちゃんと残ります。なかでもこれはお気に入り。
昭和初期、女学生のお嬢様とそのお抱えの女性運転手。この設定ならではのストーリーも見事ですが、全編通しての時代がかった雰囲気がたまらない。オススメです。
優雅な気分に浸れる本。
ミステリの要素はそんなに強くないけれど
美しい文章をゆったりと楽しめる。
それにしてもベッキーさんは何者…
直木賞をとった「鷺と雪」の前日譚 ベッキーさん登場の物語から始まる。ほとんど予備知識なしだったので、探偵役がベッキーさんでなくお嬢様のほうだったのでびっくり。殺人などない北村作品らしい話、謎のほうはベッキーさん自身に関してのほうが大きいと感じた。そのあたりは「鷺と雪」であきらかになるのかな、楽しみ。
昭和初期のお嬢様と、この時代は珍しい女性運転手兼警護役のベッキーさんの、日常ミステリー連作集。日常ミステリーとはいっても、人が亡くなるのでそんなに穏やかではない。 北村さんの本は、日本語が美しい。たとえ美しくない感情でも、古き良き日本語をもって語られる。だから、舞台が現代の場合は、普通の人の日常を描いても、美しすぎて非現実ぽくなることも。 本作は、舞台が昭和初期の上流階級であり、主人公は知... 続きを読む »
昭和初期のお嬢様、英子とお抱え運転手、ベッキーさんの謎解きミステリ。
虚栄の市・銀座八丁・街の灯の3編。
銀座八丁がトリッキーでおもしろかったかな。
街の灯も、北村さんらしい、心の機敏が描かれていて好ましかった。
しかしベッキーさんが何者なのかが気になります。
いつかわかるのかしら??
昭和初期、上流階級のお嬢様・花村英子と当時珍しい女性運転手・別宮みつ子(ベッキーさん)との日常のやりとり。 連作短編「虚栄の市」「銀座八丁」「町の灯」の三篇収録。 北村さんはどうも「日常の謎」「優等生」的なイメージがあって苦手意識があったのですが、今回このシリーズの三作目(最終巻)が出版されたとときわさんのレビューで拝見しましたので手にとってみました。 このころの雰囲気が好きなのです。そ... 続きを読む »
久しぶりに読んだ北村作品。円紫師匠シリーズ以来かな?いや「スキップ」がイマイチで(SF好きにとっては、ですが)その後手が出なかったのだった。去年(?一昨年?)何で今さらという感じで直木賞をとった「鷺と雪」を今頃読む気になり、シリーズ1作目からスタート。
最初は、昭和初め頃の華族の世界、という設定になかなか入っていけず、途中で挫折するかと思った。中途半端に非現実的で。時折出てくるダジャレもなんか興ざめ。ベッキーさんと呼ばれるスーパーな女性運転手の像もうまく結べない…。それでもさすがにだんだん引き込まれて、結局はまずまず満足して読了。次は「玻璃の天」だ。
2003年11月16日読了。以下、過去の日記から抜粋。 北村氏の新シリーズになるのだろうか。 古き昭和の濃い匂いが立ち込める東京を舞台に、 社長令嬢・英子とそのお抱え運転手ベッキーさんが活躍する。 ベッキーさんは女性の運転手という珍重な存在。 運転も勿論だが、ボディガードとしての腕も立つ。 そのうえ、頭の回転も早く、非常に頼りになる。 そのため、多くの人間がベッキーさんに興味を抱... 続きを読む »
今よりだいぶ前、昭和初期くらいの時代背景のため、最初は正直読みにくかったけど、そこはさすが北村薫。
優しい文章もあって気付いたら読了。
面白かったです。
時代の持つ、和と洋が少しずつ混じった独特の雰囲気に浸れます。
直木賞受賞作を読む前に、シリーズ最初から読もうと思って読み始めたんだけど、これは続編ふたつも楽しみです。
賞物っておもしろくないイメージがありますが。
しかしベッキーさんがミステリアスすぎる。どう続いていくのかね
見えるもの全てが真実ではないと、それが私には分かっているのだろうか。人間の汚さを嫌悪しながら、私が綺麗だとは言いきれない弱さ、そんなのを思い知りました。この本は再読ですが、前読んだ時とは違う感動がありました。少しずつ成長しつつある私だから、今では物語がよく理解できる。舞台が昭和のこの話、今では知ることのない生活がかいま見れて楽しく読めた。ただ身分がある世の中っていうのは、ちょっと辛いねぇ。英子さんみたいな身分の人はいいかもしれないけど。今後の英子さんの成長に期待です!☆4
明治初期を舞台に、社長令嬢の英子と女性運転手ベッキーさんが日常に潜む謎を解き明かしていく物語。三篇じゃ物足りない!続きが読みたくなるお話でした。
おもしろいよ♪とすすめられて読んでみました。
最初は、「この感じがずっと続くの?」って思いながら読んでいたら、
ベッキーさんが出てきたあたりから、急に面白くなって
夢中になって読んでしまいました。
最後まで読んでみて、ちょっとした探偵モノ?推理モノ?シリーズなのか・・・と少し残念でしたが、
2作目も読みたくなります。
昭和七年、上流家庭の令嬢と若い女性運転手ベッキーさんのシリーズ第一弾。探偵ものとまではいかない事件の謎解きなのだが昭和初期のレトロな感じの「時代」と最強「ベッキーさん」が魅力的。直木賞受賞作「鷺と雪」を先に読んでしまったので最初から読むことにした。英子の兄雅吉もとぼけていていい味をだしていた。
新シリーズ開始。昭和初期の東京が舞台。レトロな雰囲気が魅力。
てっきり「ベッキーさん」が探偵役かと思ったけれど、そういうわけじゃないんだ。意外。だけどそれでも「ベッキーさん」はかなり魅力的なキャラクターなので、これからの展開は非常に楽しみ。いっぱい秘密もありそうだしね。
それにしても北村さんの作品を読むと、引用されているものが気になって仕方がない。「虚栄の市」すごく気になるなあ。あと、「街の灯」も有名なのは知っているけど、見たことがないし。

女運転手ベッキーさんとお嬢様シリーズ第一巻
「鷺と雪」はミーハーに手を出したのだけれど、そう言えば読んでなかったなーと思って。いや、早く読んでおけばよかった。
そして順番に読むべきでした...





