CHEAP TRIBE-ベイビー、日本の戦後は安かった

著者 :
  • 文藝春秋
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本棚登録 : 34
感想 : 5
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  • Amazon.co.jp ・本 (277ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784163221106

作品紹介・あらすじ

トカジがほじくり出す、ダメ男の爆裂的人生。できればなかったことにしたい昭和史。

感想・レビュー・書評

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  • 貧しい炭鉱労働者の子供として生まれた永吉の惨めな生涯を描いた作品。戸梶圭太らしく慈悲も遠慮もない表現。爆発的な面白さにはやや欠けるか。

  • 東北の零細炭抗に生まれ、偽大学生としてデモに参加、強姦未遂で殺人、ムショを出たらホームレス。時代に流された沼田永吉の人生.
    学生運動、ノストラダムス、覚醒剤、援助交際と、ハマっていく主人公.
    対照的に登場する警察官の前に
    身元不明の死体となって終了

  • 2004.11.22

  • 時代に翻弄されつづける男の一生を年代ごとにつづる。
    永吉の目を通して時代が見える(ような気がする)。

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著者プロフィール

1968年東京生まれ。学習院大学文学部卒。98年『闇の楽園』で第3回新潮ミステリー倶楽部賞を受賞しデビュー。作家活動と並行して『Jの利用法』ほか自主製作映画4本を監督。イラスト、写真、クレイアートにも才能を発揮する。

「2013年 『劣化刑事』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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