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この作品からのみんなの引用
みんなの感想・レビュー・書評
今泉シリーズ。
このシリーズの他の話同様、これも切ないお話でした。
決して自分を愛してくれない人を思う絶望って、どんなだろう。
しかし、巻末にあとがきやらインタビューやらがあるのに気が付かず、まだまだラストまでページが残っていると思い込んでいたのに急に物語が終わる驚きといったらなかった。。
「え!?これで終わり!?」としばし放心。
色々な意味でちょっとガッカリしたのは事実だけど、このシリーズの淡々とした切なさがやっぱり好きなので☆5。
わたしに歌舞伎の教養がなかったことが残念。ミステリとしては、よくできていると言えばできているけれど、すこし恋愛要素が強すぎる気がしないでもない。シリーズ3作目を最初に読んでしまったので、前2作も読んでみたいなー。
歌舞伎界のお話。歌舞伎に詳しくなくても面白く読める。
この話がミステリでなく進行形で、さらにもっと
人物の独白とかを書き込んでたら、私にはどろどろしすぎて
読めなかっただろうな、と。
淡々とした感じが丁度よい。
が、シリーズの途中から読んでしまった・・w
多分、前の話のネタバレはないんですけどね・・。
歌舞伎シリーズも、快調に回数が進む。
小菊と師匠、今泉探偵等、同じみのメンバーで、登場人物の性格などがわかっていると更に楽しめる。
巻末の作者へのインタビュー、他作品の解説にもなっていて、近藤作品の指南に役立つ。
梨園(歌舞伎界)を舞台にしたシリーズ物ミステリー。 歌舞伎の人気女形の家が火災にあい、彼の妻が意識不明の重体になった。その裏側を、主人公である役者・小菊と、彼の友人で探偵である今泉が探っていく。歌舞伎の演目のストーリーや登場人物に重ね合わせながら物語が進んでいくのが面白かったけれど、歌舞伎を知らない私には、少し取っつきにくくもあったかも。 それに、これは近藤史恵さんの歌舞伎シリーズの4... 続きを読む »
女の情念。
探偵シリーズなのに探偵の影が薄いところがいい、このシリーズも4作目。
道成寺というタイトルからてっきり安珍清姫伝説と絡めたのかと思いきや、摂州合邦辻が大筋を占めていた。
ただ、タイトルにピンと来る人もいるだろう。(私は最後まで清姫伝説のアノ場面をコロッと忘れていた・・・)
ある意味最大のネタバレをタイトルでやってしまうとは・・・近藤さんも賭けたな。
実の過去視点と小菊の現在視点で話は進んでいくが、途中でこの話は四角関係か、とあらぬ疑惑をかけていた(笑)
それは無いと分かっても最後まで三角関係の疑惑を捨て切れなかった。
結局、一方通行(おそらく)行き止まりだったので良かった・・・(のか?)
三角関係だったらもっと面白いと思ったが、おそらくそこまで話を引っ張ると本筋と離れてしまうだろう。
私のものなのに、決して手に入れられない。
不審火が原因で歌舞伎の女形役者の妻が意識不明となった。背景には妻をめぐる2人の女形役者の確執などが秘められていた。謎を解こうとする現在と事件が起きる1年前のことが、看板役者の弟子と女形の番頭によって交互に語られていく。
なんとなく図書館で手に取ってみた本だったのに、予想以上におもしろかった。『サクリファイス』の著者だよね?
歌舞伎『野崎村』のお光とお染は誰なのか。『摂州合邦辻』が事件に投影されていたのか。二転三転して、最後は切ない。どうしようもなかったのか・・・。何かが起こりそうな、ジワジワと何かが進行していくような語り口。読ませるわ。。読みながら、小池真理子の『恋』がずっと頭の中にいた。
どうやら探偵・今泉シリーズっていうのがあるらしい。
梨園の人々のサスペンスを絡めた恋愛のお話。
ところどころ歌舞伎の話を絡ませてあり、歌舞伎を知らない私でも少し歌舞伎に興味を持った。
梨園という一般の社会とは少し異なる世界の話も少々あり、興味深かった。
ただ、探偵役はあまり必要なかったかな、、という気もする。
シリーズものらしいのでそのへんは出さざるを得ないのかもしれないが。。
歌舞伎シリーズ。例により、やはりどろどろの人間関係が垣間見える。けれど、その解決は哀しくも優しい。後味もすっきり、ではないけれど、穏やかな印象。歌舞伎の絡み具合もいうことなし。今までのシリーズ好きな人にはもちろん、ネタバレがないので未読の人にもお薦め。
今回の歌舞伎は「摂州合邦辻」がメイン。これもまったく知らない物語なのだけど、これを読むと見たくなったな。タイトルに「道成寺」が用いられているところから察したとおり、テーマはやはり「情念」。だけど全体としては醒めた筆致で描かれているのが個人的には好きだな。特に語り手の一人である実の視点に共感。すごく自分と似ているような気がして、珍しく感情移入しまくり。
切ない感じ。
読んでいたら、ある程度展開はわかりやすい。
だけど切ない。ため息つきたくなる感じ。
絶対に可能性がない、というのは悲しいなぁ。
もうどうしようもないものね。
歌舞伎の女方である主人公から見た梨園の中の事件。シリーズ4作目?
道成寺はまだ見たことがないけれどぜひ見てみたくなった。
歌舞伎の世界で起こるドロドロミステリー…の割には案外さらりと読めてしまった(苦笑)どうも一人称を2人分使われると、誰の視点なのかわかりづらくて入り込みにくい。話自体は悪くないのだが…何となくイマイチかな…
歌舞伎界を舞台にしたミステリー長編。登場人物それぞれに含みがあって面白い。歌舞伎のマネージャー業務、初めて知った。内輪を知る楽しさもありました。シリーズもの。
この本の前に『しゃばけ』を呼んでいて、『しゃばけ』を歌舞伎でやったらおもしろいだろ〜な・・・と思ったもんで『しゃばけ』読了後この本を手にとってしまった〈笑) 歌舞伎に限らず舞台が好きな人にはとっても楽しめるシリーズですね。MC役の三階役者の小菊ちゃんのキャタクターも可愛いし サクサクと読めます。
2007/9/30<br><br>
掃除屋さんキリコのシリーズを読んだことのある作家さん、微妙に苦手意識があって遠慮してましたが、読むものなくって手にとってみた。
歌舞伎役者をめぐるささいな(?)謎とき話。ウンチク好きな私としては、歌舞伎の事が色々知れたのは面白かったけど、ミステリとしては中途半端で。
読み終わって何も残らない。ウンチク好きで影響されやすい私が歌舞伎見に行こう、とも思えないのは珍しい。淡々とした作風の作家さんなので、こんなものなのかな。
近藤さんの小説は、どうも優しすぎるお人よしな主人公が多いなと思っていたけれど、それでいいのかもしれないと思った1冊。そして、今までで1番おもしろかった1冊。歌舞伎のことはなんにも知らないけど、すごく興味深く読めた。途中あたりから、あ・これはもしかして・・・と気づいてしまいかけたのはあるけれど、それでも最後に悲しい方へだけれどストンと収まったのは気持ちいい。心の闇、なんて簡単には言いたくなくなるね。
この人初でした。ふっと本のなかのことを考えて顔を上げてみたときにふーーーっといろいろこみ上げてくるポイントがおおい、そんな本でした。よかったです。






