空中ブランコ

著者 :
  • 文藝春秋
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  • Amazon.co.jp ・本 (265ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784163228709

感想・レビュー・書評

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  • 短編だが、ひとつひとつが、いい味出している。

  • 「いらっしゃーい」というマヌケな患者を迎える伊良部院長の息子で精神科医が主人公。様々で一風変わった心の病気を持つ患者をさらに変わった方法で治していきます☆笑ってスッキリしたい人にオススメです。

    【紙の本】金城学院大学図書館の検索はこちら↓
    https://opc.kinjo-u.ac.jp/

  • 読みやすかった。何故だか、主役に伊良部一郎医師とips細胞で人騒がせした森口尚史氏が重なりました。

  • めっちゃ面白い♡
    登場してくる女の人はたいていウザいけど(笑)、
    伊良部が面白くてハマった!!!!!

    嫌なこととかあったら伊良部総合病院行ってみたい笑笑

  • 嘘みたいな精神科医。嘘みたいな患者。でも面白い運びで進むんだよね。

  • やはりはずれがない。

    なんだか元気になれる小説。

    「義父のヅラ」がいいね~!!
    義父である教授のヅラをはがしたくなる医者の話。
    この悩みに対する伊良部の対処療法もほほえましくなってしまった。

  • インザプール、町長選挙とともに、精神科医伊良部先生主人公の短編集。 伊良部シリーズは、人間の可笑しみに焦点をあてたユーモア溢れる作品が中心でどれも面白いけど、この空中ブランコの中の、「女流作家」という作品には泣かされた。
    引用しちゃうと、
    “わたしは彼らを前にして思うよ。せめて自分は誠実な仕事をしよう、インチキにだけは加担すまい、そして謙虚な人間でいようって ”
    この一文を読んだ時に、もうどうしようもないくらい、とめどなく涙があふれた。
    「言葉の力」を再認識した作品。

  • これまた一気に読んでしまった!とってもおもしろかった!

  • 「イン・ザ・プール」より好きでした!
    最後のエピソード「女流作家」でのマユミちゃんのデレに全てを持って行かれた・・・!!

  • インザプールでハマり、二冊めの奥田英朗。

    伊良部先生。絶対にいたら大問題な先生なんだけど、
    どっかにいてほしいなーなんて思ってしまう。

    この小説に出てくる各章の主人公達は皆真面目な性格。
    自分もそういう融通のきかない性格だから余計にハマるの
    かもしれない。
    そして、伊良部先生に癒されるのかもしれない。

    空中ブランコと女流作家が特によかった。
    どちらも言葉の力を感じる部分があるのだけど
    私自身もまさにそう思ってるので
    心地よく感動してしまった。

    すべての話において、最後は希望の光を感じるところが
    気持ちいい。

    この作家さんの文章そのものも読みやすく、分かりやすく
    心地よい。

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著者プロフィール

おくだ・ひでお
1959年岐阜県生まれ。プランナー、コピーライターなどを経て1997年『ウランバーナの森』でデビュー。2002年『邪魔』で大藪春彦賞受賞。2004年『空中ブランコ』で直木賞、2007年『家日和』で柴田錬三郎賞、2009年『オリンピックの身代金』で吉川英治文学賞を受賞。著書に『最悪』、『イン・ザ・プール』、『マドンナ』、『ガール』、『サウスバウンド』、『無理』、『噂の女』、『我が家のヒミツ』、『ナオミとカナコ』、『向田理髪店』など。映像化作品も多数あり、コミカルな短篇から社会派長編までさまざまな作風で人気を博している。近著に『罪の轍』。

「2021年 『邪魔(下) 新装版』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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