滴り落ちる時計たちの波紋

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著者 : 平野啓一郎
  • 文藝春秋 (2004年6月29日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (295ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784163230504

滴り落ちる時計たちの波紋の感想・レビュー・書評

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  • 自分は何者でもなく何者にもなりはしない…

  • 短編集。「最後の変身」が良かった。

  • 図書館より

    ジャンルは純文学になるのかな? 残念ながら自分には合わず最後まで読み通すことが出来ませんでした……短編集だったので、何編か読んで思ったことをつらつらと書いてみます。

    まず結末がいまいちよくわからない話が多かったです。何かしらのメッセージを込めて書かれた作品ばかりだと思うのですが、ズバリ何を伝えたかったのか、と考えるとうーんと考え込まざるをえない。そもそもメッセージ自体あったのかどうか、そもそも何が書きたいのかもよくわからないというか……

    実験的な作品が多いらしく、そう言われると今まで読んだ本と違う印象を受けたのにはある意味納得がいくのですが、それがいいかどうかとなるとまた別問題なわけで……

    他の小説とは違う見方で挑まないと、この本の良さというのは分からないのかなあ、という感じがしました。

    筆力については芥川賞を受賞されているだけあって十分に読みごたえがあったのですが、あまり心に響いてくる感じではなかったです。またそのうち違う作品で再挑戦してみようと思います。

  • 「バベルのコンピューター」、読み始める前に難しそう、拒絶されそうと思っていたが(数字の単位と脚注の細かい文字にくらくらし)おもしろかった!

  • 苅部先生が解説を書いているとの噂を聞いて。

  • 「初七日」戦争を経験した父が秘める「地獄」をいつの間にか共有する長男。本作の中で最も作品としてまとまっている。
    「珍事」星新一風のシニカルな掌編だが落ちが見え見え。
    「閉じ込められた少年」作品全体が回文のように左右対称の構成で面白い。
    「最後の変身」カフカ『変身』解釈+俺の肥大する自尊心。
    『バベルのコンピューター』架空の作品論という構成自体は決して目新しくないが、作中作品が面白い。
    そのほかは人間の「悪意」が滲み出すような物語で愉快ではない。

    技巧が先に立ち、全体的に文章がこなれていない。実験作というよりは習作に近い。もっと洗練された言葉で語ってほしい。
    「最後の変身」がそうだが、やはり作者にとって自意識は一つのテーマのようだ。

  • こちらも実験的。おもしろい。
    『フェカンにて』みたいなやつがないぶん、読みやすいかもしれない。
    『最後の変身』みんな心当たりあるんじゃないですか。変身論納得よ。あとこれが分人主義につながってくものもあるんじゃないかと、読みがいがあるものです。

  • 未読

  • 「最後の変身」が非常におもしろかった。カフカの「変身」とドストエフスキーの「地下室の手記」を読む際のおもしろい視点の獲得になったと思う。

  • バラエティにとんだ短編集。
    難解だけど、独創性があり面白い。
    「最後の変身」が・・・虫が・・・むし・・・。

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