- Amazon.co.jp ・本 (260ページ)
- / ISBN・EAN: 9784163236100
感想・レビュー・書評
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悲しいな。人間って夫婦って、愛って所詮そういうものだって、きっとどこかで分かっているけれど、それでも、こんなに救いようもなく言葉にしないで欲しかった。
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連作短編集。
塾の模試に出ていて、「意味がわからん!」と子どもが言っていた「箱」を読もうと思い、図書館で借りてきました。模試で何故この話だけを切り取って出題したのかは疑問ですが…。
結局なんだかんだと、一冊読了して思ったのは、ゴミはゴミ箱に入れてくれるし、濡れたまま布団に入らないし、うちの旦那さんがまともで良かった!ということ。まぁ、生返事はたまにあるけども。 -
夫とうまくいかない話が多い。
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子供のいない熟年夫婦話。周りの空気を気にしすぎる妻、妻の話を全く聞かず、家庭では社会不適合者となる旦那。とにかく旦那の態度に終始イライラ。それなのに何か一歩を踏み出す(踏み外す?)事もしない妻にもイライラ。最後まで読んで思ったことは「なに、この、はなし……」
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20170228
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なんてすっきりしない小説なんでしょう。
不穏な空気を漂わせつつ結局は平和で幸福な日常。
私は決別のラストが見たかった。日和子に夫を糾弾してほしかった。夫との齟齬の場面で彼女が笑うたび苛々した。「笑うのと泣くのは似ている」というのはこの作品を通しての重要なワードのひとつですが、それにしたってそこは泣こうよと。
そして本当に嫌な夫。
タイトルは全体のテーマをうまく象徴していて、秀逸です。 -
淡々とした内容で、なんかよくわからなかった。
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買った本だから何度か目かはわからないけれど、つい、ちらと読んだら最後まで読んでしまった。
大きな事件があるわけでもないのに、夫婦の心理だけで、よくこれだけ書けるな、と思う。 -
2014年8月16日読了。
かみあってないのに必要だと感じている。それが、夫婦か。