君を乗せる舟: 髪結い伊三次捕物余話

著者 :
  • 文藝春秋
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感想 : 13
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  • Amazon.co.jp ・本 (301ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784163237909

感想・レビュー・書評

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  • 髪結い伊三次シリーズ6巻。元服を終えた伊三次の仕える同心の、息子見習い若い世代八丁堀純情派中心の話。同じ時期に生まれた不破の娘茜に、疱瘡で命が危ぶまれた伊三次の息子伊与太のやりこまれる場面が面白かった。 親となった、伊三次、お文はもう世代交代?、

  • 伊三次シリーズがすっかり不破の息子の竜之介が主人子になってしまった。竜之介は、前向きで、ちょっとした失敗をするが、一般におばさんが好きな好青年。好青年すぎて、宇江佐がおばさんちっくな小説家に成り下がった感じがして楽しくない。

  • 伊三次の仕える不破友之進の息子、龍之介がいよいよ見習い同心に。若き八丁堀純情派の前に、江戸を騒がす無頼派の影が立ちはだかる。
    (2005年)

  • ちょっと今までとは毛色の変わった巻でした。怪奇モノふうの味付けのお話があったり。

    でも今回、青春小説の色もあるんですよね。伊佐次の上得意、不破の息子である龍之介が元服。出仕し始めます。

    彼が若輩ながらもお役に励む中、起きた事件は彼の初恋の少女が絡んだ、数年前の事件とも係わっていたのです。

    伊佐次にしろ、不破にしろ、一人前の男たちは、彼に温かい眼差しを注ぎます。

    若さの気負いと純情が、読んでいてとても爽やかで片想いの相手が嫁ぐ、その最後の時の台詞が胸に来ます。

    え?なんて言ったかって?
    それは、ここではナイショ^^
    ご自分でお読みなさいまし^^。

  • 髪結い伊三次捕物余話シリーズ6作目。

  • 主人公が不破の息子になってきてしまった。伊三次とお文を見たかったなと思います。

  • 伊佐治出番少なし、お文はなおのこと。同心見習い龍之進に主役を奪われ、いっそシリーズ名を変えたら?

  • 伊三次が仕える不破友之進の息子、龍之介が元服して見習い同心に。同じ頃、江戸の町には乱暴狼藉を繰り返す無頼派の影が…。江戸の町をさわやかな春風が吹きぬける。
    【感想】
    http://blog.livedoor.jp/nahomaru/archives/50724064.html

  • 今回は龍之介がメイン。文吉が大好きなのにあまりでてこなくて、ちょっと寂しかった。これも時代の流れ?

  • 視点が拡散してきた。今後どうすんのか。

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著者プロフィール

1949年函館生まれ。95年、「幻の声」で第75回オール讀物新人賞を受賞しデビュー。2000年に『深川恋物語』で第21回吉川英治文学新人賞、翌01年には『余寒の雪』で第7回中山義秀文学賞を受賞。江戸の市井人情を細やかに描いて人気を博す。著書に『十日えびす』 『ほら吹き茂平』『高砂』(すべて祥伝社文庫)他多数。15年11月逝去。

「2023年 『おぅねぇすてぃ <新装版>』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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