シリウスの道

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著者 : 藤原伊織
  • 文藝春秋 (2005年6月10日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (510ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784163240206

シリウスの道の感想・レビュー・書評

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  • テロパラ、てのひら、に共通する空気感や人物像は安心感があるな。なんといっても、広告業界の壮絶?なビジネスシーンがあまりにもリアルで、ノンフィクションを読んでいるみたい。だけど、切ない恋や男気といった藤原さん特有の展開は、描写を敢えて控えることで、その空気が余計に浮き上がる。とにもかくにも楽しめる本でした。
    読みながら、このバー、記憶にあるなあと思ったら。。ファンなら分かるはずw

  • テロリストのパラソルを読んだことがある人なら、懐かしさも込み上げ評価が甘くなるのはやむを得ないだろう。ただし、そのことを差っ引いても名作であることに変わりはない。30歳を超えてサラリーマンをやりながら、自分にウソをつかずバカ正直に生きているつもりの自分が、主人公の辰村に共感しないわけがない。サラリーマン社会でハードボイルドに生きるとはこういうことなのだろう。作者が亡くなってしまったことが本当に惜しまれると再認識した。

  • 主人公の過去と、現在の仕事が交錯する物語。
    広告プレゼンの部分は、おそらく作者が電通に勤務していたからこその生々しさだろう。
    広告プレゼン内容は書かれた時期から十数年が経ちいささか古びてはいるものの、読ませる内容に変わりがないのは人物がよく描けているからだろう。
    彼等はこの後どうやって生きたのだろう。作者が亡くなった以上描かれる可能性がない、それだけが残念でならない。

  • 途中から夢中になって、読むことを止められなかった。
    余りにも魅力的な登場人物たちと、主人公を中心に進んで行く物語に頁を繰る手が止まらず。

    社会に出てそれなりにたったからこそ、登場人物一人一人に憧れるし、チームワークの良さにもしびれる。

    暴力的な描写と同じくらい純粋さを感じる描写があり、もう惹き込まれる惹き込まれる。

  • うーん…私にはちょっと難しかった。「テロリストのパラソル」がとても面白かったので、これも手に取ってみたのだが、専門色が強すぎて難しい。ただ人物が非常に魅力的だった。主人公もそうだがまわりを固める脇役たちも個性的で面白い。浅井が出てきたときは嬉しかったな~。そっか…もういないのか…。

  • ミステリー・ハードボイルドいいですね。
    たっぷり楽しめました。

  • シリウス

  • ビジネス系の話はそれなりにテンポがあって興味深い。加えて昔の友情話。二つが重なって決着した後衝撃的な結末。なかなかに堪能した☆

  • 広告代理店に勤める辰村祐介は子供のころ大阪で育ち、明子・勝哉という幼馴染がいる。この三人の25年前の秘密、
    18億の仕事がとれるかどうかの競合のオリエンテーションとが同時進行しながら、広告業界の内幕を描きながら、物語が展開していく。

  • 広告会社に勤める主人公の過去をめぐるミステリーと広告会社としての新規企画のコンペをめぐる騒動が交錯する形でストーリーが進んでいく。
    「読ませる」小説で、登場人物が一部の悪役を除いて、みんな魅力的。個人的には、主人公の部下である戸塚が特に気に入った。こんなよくできた若者おらんやろと思いつつ、その真っ直ぐな生き方に共感を覚えた。主人公もかっこいいのだが、ちょっと気障すぎる感があった。
    主人公の幼馴染をめぐるミステリーにも引きこまれた。また、ノスタルジーな気分にもなった。幸せだったころの主人公を含めた幼馴染3人を描いた似顔絵を、3人とも25年後も大事に持っていたというエピソードに感じ入るものがあった。

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シリウスの道の作品紹介

東京の大手広告代理店の営業部副部長・辰村祐介は子供のころ大阪で育ち、明子、勝哉という二人の幼馴染がいた。この三人の間には、決して人には言えない、ある秘密があった。それは…。月日は流れ、三人は連絡をとりあうこともなく、別々の人生を歩んできた。しかし、今になって明子のもとに何者からか、あの秘密をもとにした脅迫状が届く!いったい誰の仕業なのか?離ればなれになった3人が25年前の「秘密」に操られ、吸い寄せられるように、運命の渦に巻き込まれる-。著者が知悉する広告業界の内幕を描きつつ展開する待望の最新長編ミステリー。

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