その日のまえに

著者 :
  • 文藝春秋
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本棚登録 : 4256
感想 : 778
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  • Amazon.co.jp ・本 (292ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784163242101

感想・レビュー・書評

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  • (図書館から借りた本)
    読み始めた(10月15日)〜読み終わった(10月25日)

    短編集かと思って読み進めていくと後の章でお話が繋がっている内容。
    『その日』とは『死を迎える日』
    『余命宣告」は残酷だが『突然の死』よりはマシだと思う。
    良いとか悪いとかではなく『マシ』。

    身内を送ったことがあるのは祖母のみ。
    この先、もっと身近な存在を送らなければならない状況になるだろう。
    嫌だが避けられない。
    願わくば、子供が親より先に死なないように願うばかり。
    その後にまた読んでみたい。

  • 昔は文庫本を出るたんびに読んだものだが、近頃ご無沙汰していた。久しぶりに重松節に触れて面白さ再確認したので又いくつか読みたくなりました。短編7編がみんな関連していて特に その日 3編はホロリとする。

  • 今まで読んだ重松作品(懐しさや人間の良さ)とは一味違う作品。

  • すごく沁みました。
    大切な人の死は逃れられることなく、いつかは訪れる。もちろん、嫌いな人の死も、自分の死も・・。
    突然の死、余命の宣告される死、様々な死を描いた短編が絡み合うお話。
    でも暗くない。話全体を通じて流れるゆったりとした空気が、死について優しく考えさせてくれます。

  • 「感情を持つな。どうせ手のひらからこぼれ落ちてしまう勘定なら最初からもたないほうがいい」

    重松清、初読。
    短編7編だと思ったが、最後の「その日の前に」「その日」「その日の後に」で前のストーリーと関連していることに気づく。
    「その日の前に」を読んだ段階で、残り2作でどうなるかがわかってしまうのだが、わかっていても残り2作を読んでいるとき涙が出てきた。

  • 2017.2.25

  • 東京湾を望みながら走る、湾岸線の沿線に住む人々。大切な人を喪った人々、去って行く人々。オムニバス形式だが、最後にリンクする。
    題材が題材なので評価無し。

  • それぞれのその日の前に。様々な事件、想いが錯綜しながらも、人はいろんな想いを抱いて生きているのだ、と。高校の頃に読んだが、人間の一生にすごく切なく、また愛しくも想ったものだ。葬式に通う夫婦の話が印象的だった。

  • 「その日にまえに」「その日」「その日のあとで」の連作がよかった。

  • ★★★死について考えることができました。絶対に泣ける内容だけど、今回は読むタイミングが合わなかったのか、泣けませんでした。

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著者プロフィール

重松清
1963年岡山県生まれ。早稲田大学教育学部卒業。91年『ビフォア・ラン』でデビュー。99年『ナイフ』で坪田譲治文学賞、『エイジ』で山本周五郎賞、2001年『ビタミンF』で直木三十五賞、10年『十字架』で吉川英治文学賞を受賞。著書に『流星ワゴン』『疾走』『その日のまえに』『カシオペアの丘で』『とんび』『ステップ』『きみ去りしのち』『峠うどん物語』など多数。

「2023年 『カモナマイハウス』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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