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この作品に関連する談話室の質問
この作品からのみんなの引用
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たまたま運悪く高価な壺を割って多額の借金をしてしまう人がいるように,ミキもわたしもたまたま正気を踏み外した場所に精神病院があって,身動きが取れなくなっているだけなのだ。そう思いたい,切実に。
― 113ページ -
遺伝子改良品種のペットのなんだかいびつな,小首傾げて「くぅ」みたいなかわいらしさである。もちろん,点滴は腕にガッツリついていて,その上,心電図までつけられて,危険なほどに痩せているには違いないが,その愛玩動物系の表情には不思議と微笑ましいものがあった。肌の調子はミキよりも,むしろよく,水っ気は感じないがサラサラしてそうだ。きっと,食べ,そして,生きることになすすべなくまとわりつく見苦しさの完全放棄,その潔さが肌に出ているのだろう。
― 89ページ
みんなの感想・レビュー・書評
まず世界の作り方が巧い。精神病棟という世界と文体が綺麗にフィットしている。物語の構成としても,ラスト間際のイベントと,ラストの終わらせ方が絶妙である。登場人物のキャラ付けも上手く,小説としてのレベルが非常に高い。
とんとん進んでいく物語。
主人公に感情移入しやすく、読みやすかった。
でも、簡単に読めるようになのかボリュームがちょっと少なかった分、登場人物の背景についてあまり描写がなかったのが残念。
個性がある人たちなんだから、もっと書いてあげてもよかったのにな、なんて。
クワイエットルームも、実際ストーリーとはあんまり関係なかったのでは?
楽しいけど、なんとなく切なくて、寂しい気持ちになった。
きっと私のなかにも主人公や登場人物のように、抱えているもやもやがあるからなんだと思う。
結構ドロドロしてた。
1回目に読んだ時は滅入ったけど、改めて見直すと面白い文章だった。
でもリアルだったかな。
当初途中まで読んで、危険だと判断して間を置き、また最初から読み直した。サクサクッと読めるし、悲劇を悲劇と感じさせない軽い書きかたは、読み手は映画を観た、という前提が、書き手側の考えにあるからなのだと思った。私は最初に映画を観たからたやすくイメージが湧いたけれど、まっさらな状態で読みたかったなあという気もしないでもない。
映画も小説もどっちも悪くなかった(稀有な例だと思う)。
映画は宮藤さんがいい味だしてた。お尻もだしてた。
2005年、芥川賞候補作。
舞台は精神病院。
たしかに芥川賞「っぽい」雰囲気ではある。
「17歳のカルテ」を思い出すなーなんて考えながら読んでいたが、やはり解説でも同作について触れられていた。
サッと読めるぶん、浅い。
映画が好きだったので。重い話なのに文体は軽い。短くてさらっとしてるのに、映画を観てるためか映像が頭に浮かんでくる。割と好きだ。
死ぬつもりなどひとつもなかった健常者である主人公が生き返った場所は、ある意味でこの世から切り離された静寂と騒音の場所、精神病院だった。
彼女はその未体験の非日常の光景を目の当たりにして、それを受け入れることもままならないままただフラストレーションを溜め込んでいく。その中で様々な人と出会い、少しずつその場を受け入れていくとともに、ここに来るに至った自分の内側での出来事たちをも少しずつ受け入れていく。
重要なのは、彼女に、「外」の人物、つまり恋人がいるということ。傷は癒えるが、負う前に戻ることはできない。そこから自らの足で出ていくことは出来るが、そこに入りそこで過ごしたことも、確かな足跡となる。そこから出る時、彼女は「別れ」さえもを振り切って、自らの足を頼りにまた歩き出すこと以外に、もう一度進む道はないと知る。
この本を読んだのは映画を見るためで その映画は真木よう子が脱いでいるので有名なのだった って、「ヴェロニカは死ぬことにした」じゃん。 同じ精神病院ものだから頭の中でごっちゃになったな、自分。 まあ内田有紀でもいいです。 本の方は薄いんでサクサクと読了。 いまひとつ心に残るものがなかったのが残念。 主人公はODで搬入された女性。 閉鎖病棟の物語。 叫んだりする人を入れる... 続きを読む »
★定型の設定を超えて★精神病院というある意味でお決まりの舞台を描くのは難しいと思うが、人の全うさと救いようのなさがいろいろな人物に染みだして、一気に読み終えた。自分でコントロールできない弱さを書くのがやはりうまい。ずるいくらいにうまい。冒頭のゲロでのうがいに度肝を抜かれるが、それが最後にきちんと回収されるのもしびれた。
自分も精神科通院の過去があったこともあり、精神病練ネタか…と気分が重くなった。
文章から見られる主人公のメンヘラ特有な暴走っぷり、読んでて非常に疲れます。リアルだなあと思った。
そしていくら人気者になっても、仲良い人ができても安住しようとしないところが共感させられます。17歳のカルテでの、「安住してはダメ」というセリフと同じように。
まあ良い意味で二度と読みたくねぇ。ゲラゲラ
図書館で借りた本。
好き嫌いの分かれる話だなぁ。
なんつーか、日常の生活も「クワイエットルーム」だよなぁ、なんて思ったり。
図書館で。
暗くて思い感じするけど
ちょいちょい笑えてなんか
いいかんじに狂ってる←
映画もみてみたい(`・ω・´)
少しの嫌悪感と少しの同情と少しの悲しみ。
そしてなんだか笑ってしまうこの気持ち。
映画とあわせてみると尚のこと良し。
20110317 山下先生の家になかったら絶対読んでなかったかな。文体がおもしろかった。野村先生が松尾スズキのエッセイが好きってゆってはったな~ はよ読み終わらなと思ってさらっと読んじゃったけど、もっとじっくり考えながら読めばよかった。やっぱ自分の趣味だけじゃなくてヒトの影響もたまには受けるべきやなと思いました。はやく映画みたい。またなんか借りよ♬
細かい表現が面白くって、最後まで、サクっと読めた。
コクがある人生!
紙一重で、傾いたり、するんだろうな・・・
DVDも見よっと♪
映画を見て、これは原作も読まんと!!と思い借りる。
ずしんと笑って、じんわりと泣いた。
人はもがいて、苦しんで、それでも笑って生きていく。
おらも頑張らねば!!と力をもらった。

生きることは哀しくて笑えることだと思った。
精神科病院という非日常に放り込まれた主人公が、なんとかして日常に戻ろうとする。
けれども読んでいて感じたのは、入院生活という構造は非日常でも、その中にい...





