まほろ駅前多田便利軒

著者 :
  • 文藝春秋
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本棚登録 : 6327
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  • Amazon.co.jp ・本 (334ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784163246703

感想・レビュー・書評

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  • 便利屋さんのお話。多田と仰天。それぞれに事情がありそうで、その一端は分かりましたが、まだまだ謎がありそうな気がします。 淡々といていて、感情移入があまり出来なかったように思えます。そこが少し残念。

  • 脱力系男子2人の話。便利屋の話。組とギリギリまで関わる話。警察と関わる話。バツイチを経験したオジサン2人が苦悩する話。
    でも、最終的に多田と行天が過ごした一年が楽しかったと多田が思う話。

    2013.9.24(1回目)

  • 相当面白かったと思う。
    知人に紹介されて読んだ。映画やドラマは見ていない。この作者も初。

    読みやすいのでどんどん読める。映像をイメージできてコミック的だと評価してる人が多いのも頷ける。

    参考になったり共感できるわけでは必ずしもないが、
    人とは違う価値観、生き方を強烈に感じることが出来た。
    こういう生き方もある。なんかちょっと今の自分の生き方
    と比べてみて、肩が軽くなった、軽くしてもらったなと。

    映像や続編にも手を出そうと思いました。

  • ドラマより断然原作です

  • この世界好き

  • 三浦しをんのエッセイは愛してるけど、小説は苦手…と敬遠していたものの、この作品の映画もドラマも大好きで大好きで、今頃原作に手を伸ばしました。

    萌えがふんだんに詰まっていて幸せですが、ストーリー自体はさらっと読んでしまうことも出来る。けど、立ち止まって覗きこんだらすごく深くて、最終章は何度読んでもため息が出ました。
    行天の、今まで何度も言われただろうけど、俺も言うよっていう言葉に当たり前に込められた優しさに、ほろり…。
    救われてほしい、けど救われてほしくない、その狭間から一人では抜け出せないであろうことが切ない。

  • 多田と行天のキャラはイイし、最後の伏線の回収もきれいに収まってるんですが…何と言うか、物足りない。もっと読みたい!と思う物足りなさの部分もあるんですが、これからなのに!って言う物足りなさ。続編を読めってことですね。

  • 久々の単行本です。やっぱよいですねえ~。図書室万歳!

    ドラマ化もしてるとのことで初三浦さん!
    すごい読みやすくて一日で読みました~。こういう日常切り取ったお話はやっぱ好きです。キャラクターのよさって大事。(合わないのはことん合わないけど)
    やはり行天がかわいいですね。「明日は晴れるかな。晴れるといいね。」ってところが好き。

    さいごもハッピーエンドでいい気分転換になりました♡

  • ちょっと前にDVDを観て雰囲気を気に入って、そのときに三浦しをんさんの小説が原作だと知って、でもすぐに原作を読む気にはならず、ほかの作品に手を出してみたら、がっつりハマッた。
    今、深夜にやってる『まほろ駅前多田便利軒 番外地』を観ていたら、そろそろ原作が読みたくなって借りてきました。

    映画を先に観ていても十分楽しめる。
    あの映画は、原作のイメージをうまく映像化していたんだとこれを読んで思いました。

    大きな事件は起きない。
    過去の出来事を後悔し続けて生きる男と、少しだけ心に闇を抱える男の奇妙な友情にセンチメンタル。

    • 猫丸(nyancomaru)さん
      「大きな事件は起きない。」
      変わらないと頑なに思っている男達の心が、少しずつ変わっていくのは、大きな事件だとも言えるでしょう。。。
      「大きな事件は起きない。」
      変わらないと頑なに思っている男達の心が、少しずつ変わっていくのは、大きな事件だとも言えるでしょう。。。
      2013/04/10
    • NAEさん
      苦悩というか闇というか、そういうものを抱えた男たちの姿に感動しました。
      苦悩というか闇というか、そういうものを抱えた男たちの姿に感動しました。
      2013/04/30
  • 多田がいい!行天がいい!
    それにつきる。
    個人的には通い慣れたまほろの、町田の街がいい。
    ちょっとした多田のつっこみも好き(笑)

    いい人過ぎず、悪人過ぎず、カッコつけすぎず。
    押し付けすぎずもったいぶるわけでもない。
    色んなもののバランスが絶妙で心地よいんだと思う。
    たんたんと進んで、最後に心がゆるむ。
    ちょうどいい。
    まさにそんな感じ。

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著者プロフィール

1976年東京生まれ。2000年『格闘する者に○』で、デビュー。06年『まほろ駅前多田便利軒』で「直木賞」、12年『舟を編む』で「本屋大賞」、15年『あの家に暮らす四人の女』で「織田作之助賞」、18年『ののはな通信』で「島清恋愛文学賞」19年に「河合隼雄物語賞」、同年『愛なき世界』で「日本植物学会賞特別賞」を受賞する。その他小説に、『風が強く吹いている』『光』『神去なあなあ日常』『きみはポラリス』、エッセイ集に『乙女なげやり』『のっけから失礼します』『好きになってしまいました。』等がある。

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