インシテミル

著者 :
  • 文藝春秋
3.56
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本棚登録 : 2281
感想 : 519
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  • Amazon.co.jp ・本 (447ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784163246901

感想・レビュー・書評

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  • 不穏な空気や予感を感じさせる描写が上手い。
    読みながらずっと胸がざわざわとしていた。

  • クローズドサークルの中で
    最も面白いと思います(そして誰もいなくなったを除く)
    ストーリー展開、設定、登場人物
    どれもバランス良くて
    ワクワクしながら読めます

    ミステリーが好きでなくてもおすすめです!

    映画はまだ見ていないですが

    藤原竜也さんなら私の予想以上に演じてくれると
    思って期待しています!

  • 映画版を見て、原作者の名を見て、「これは原作の方が面白いだろう」と思って読んでみたら…その通りでした。

    ネタバレになるので詳しくは書きませんが、本を読んでみると映画化にあたり、どうしてそんなふうにストーリーを変えたかなぁ、という感じ。

    原作の持つ、重厚感、やるせなさ感。

    「そうだよなぁ、そうなっちゃうよなぁ」という感じが(それがそのまま読後の充実感になるのですが)なくなちゃっています。


    s先輩、本をお送りいただき、ありがとうございました。

  • ど直球だ!新本格だ!

  • 二年前徹夜して読んだ米澤穂信作品。
    時給11万2千円のあきらかにあやしいアルバイトに応募しちゃった主人公ら、年齢性別様々な12人たちが、何者かによって放り込まれる殺人ゲーム。 クローズドサークルでのフーダニットという古典的ミステリ、かつ、ミステリ作家により作り込まれたバトルロワイヤル。
    最初にぞっとしたのは部屋の名付けた。Mortuary。知名度が低い単語がひとつだけ。しかし非常に不吉なものだと予感させ、背筋が寒くなる。読者がわからないだろうことをわかって作者は書いてる。うまいなー…
    登場人物はいかにもパズラーのピースといった感じでそれぞれがドラマをつくってくれるし、殺人手段も古典的なミステリを踏襲していて面白い。
    細部にわたって徹底的にエンターテイメント。これが初米澤穂信だったんですがまあなんて天才とおもいました。徹夜して読めるエンターテイメントを求めているかたには是非に。恐くてドキドキしどおしです。

  • あはは、これはミステリーの米澤穂信さんのリスペクトが詰まったお祭り作品。
    Wiiにスマブラというゲームキャラ対抗バトルロイヤルがありますが、この作品は古今東西ミステリーの古典の『凶器・殺害手段』のバトルロイヤル。
    果たして最強の凶器は何なのか?
    ミステリーのお約束という縛りを現代でいかに再現するか?
    直接の殺し合いではなく、必ず探偵、助手、依頼人と容疑者がでるにはどうすればいいのか?よく練られています。
    あと、僧正殺人事件は確かに大弓でしたね、ボウガンではなく。

  • 結城、須和名、安東、大迫、若菜、釜瀬、岩井、西野、関水、渕、真木、箱島

  • 久しぶりにめっちゃ、面白かった!!
    綾辻行人ばりの「変な館に閉じ込められて次々に殺人がぁぁぁぁ」ってノリ。
    殺され方はさっぱりしているけど、謎解きがおおく、昔の名作ミステリーも使われ、とってもいい!!
    一箇所誤植があったようだけど、それも「のちの伏線か??」と勘ぐってしまうほど、いろいろ丁寧に作られている。

    この作者さんはもともと文章がキレイで好きなんだけど、これは今までにないパターンだわ。
    表紙の絵がバカっぽくて敬遠していたけど、読んでよかった〜

    題名の意味は未だに分からず。。。 とおもったら表紙に英語で書いてあった!! 

  • 純粋に楽しかった
    言葉も好き。
    3時間くらいで読めるのでおすすめ

  • ミステリー!結局彼女は何者!?

著者プロフィール

1978年岐阜県生まれ。2001年『氷菓』で「角川学園小説大賞ヤングミステリー&ホラー部門奨励賞」(ヤングミステリー&ホラー部門)を受賞し、デビュー。11年『折れた竜骨』で「日本推理作家協会賞」(長編及び連作短編集部門)、14年『満願』で「山本周五郎賞」を受賞。21年『黒牢城』で「山田風太郎賞」、22年に「直木賞」を受賞する。23年『可燃物』で、「ミステリが読みたい!」「週刊文春ミステリーベスト10」「このミステリーがすごい!」でそれぞれ国内部門1位を獲得し、ミステリーランキング三冠を達成する。

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