町長選挙

著者 :
  • 文藝春秋
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感想 : 719
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  • Amazon.co.jp ・本 (258ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784163247809

感想・レビュー・書評

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  • 伊良部先生のシリーズ第3弾。
    相変わらず伊良部は自由だが『イン・ザ・プール』『空中ブランコ』に比べ、マユミのミステリアスな魅力が半減してしまった気がする。ちょっと残念。
    表題作『町長選挙』はページ数も多く、どこか外伝的なポジション。
    面白かったけど、パワーダウンしてしまった感は否めない。

    <収録作品>
    オーナー/アンポンマン/カリスマ稼業/町長選挙

  • (収録作品)オーナー/アンポンマン/カリスマ稼業/町長選挙

  • あーこの話、モデルはあの人だ…ってみんな思うんじゃないかな
    この頃の奥田作品好きです

  • 一話一話、清々しく終わるので楽しく読めた。
    伊良部シリーズでは、2作目が一番良かったかな‥

  • 空中ブランコの方が情緒があったような・・

  • さらっと読めちゃう伊良部先生シリーズ。今回は、実在する人をイメージできちゃうような登場人物たち。皮肉ってるのかしら。これはこれで面白かったけど、表題作の「町長選挙」が一番面白かった。当人たちは切羽詰まってるのに、飄々とした伊良部先生に和むのよね。とぼけてそうで、ずばっと心に突き刺さるようなこと言ってくる、本当に不思議な人。

  • 「空中ブランコ」に続き奥田さんの作品の2冊目。期待通りというか、いや自分に親近感のある地域だったり業界の話が出てきたことを加えて言えば期待以上に楽しめた一冊でした。
    変な医者の診察日記みたいな形で、社会に対しての本音が垣間見えたりするところは文学作品が世の中で必要とされてきた意味を少し考えさせられて、正論を正論としてストレートにぶつけても変えていくことが難しいとか、聞く耳を持ってもらえないとかって場合には形を変えてみるっていうのも手だよな、とか思わされますね。
    テーマは各章で飛んでいるようで、著者的には一貫したテーマがあって書いているような印象を受けました。どこかでその一貫した部分に触れることができるといいなと思います。

  • 面白かった。 面白かったけど、全2作に比べると 期待していただけに少し残念。 全4編中、3編 モデルになった人達が誰か わかるように書かれています。 現実より、優しい展開になるので 読み終わった後の気持ちは 穏やかなんだけれど。 それでも、全2作の方が 展開が読めなかったし、 世界観が広くて 私は好きでした。

  • 説教くさい

  • 伊良部シリーズ第三弾!!

    ナベツネはパニック障害
    ホリエモンは若年性アルツハイマー
    黒木瞳はアンチエイジングの脅迫観念
    最近良くテレビに出る人たちをパロった感じの三本に加え、
    伊良部が東京都の孤島に赴任する、本作品の中で最もオリジナルっぽい話。

    どれも、まさに娯楽話。すらすら~とっ、4時間ぐらいで読破。痛快だね全く。

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著者プロフィール

おくだ・ひでお
1959年岐阜県生まれ。プランナー、コピーライターなどを経て1997年『ウランバーナの森』でデビュー。2002年『邪魔』で大藪春彦賞受賞。2004年『空中ブランコ』で直木賞、2007年『家日和』で柴田錬三郎賞、2009年『オリンピックの身代金』で吉川英治文学賞を受賞。著書に『最悪』、『イン・ザ・プール』、『マドンナ』、『ガール』、『サウスバウンド』、『無理』、『噂の女』、『我が家のヒミツ』、『ナオミとカナコ』、『向田理髪店』など。映像化作品も多数あり、コミカルな短篇から社会派長編までさまざまな作風で人気を博している。近著に『罪の轍』。

「2021年 『邪魔(下) 新装版』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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