町長選挙

著者 :
  • 文藝春秋
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  • Amazon.co.jp ・本 (258ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784163247809

作品紹介・あらすじ

伊良部、離島に赴任する。そこは町長選挙の真っ最中で…。「物事、死人が出なきゃ成功なのだ」直木賞受賞作『空中ブランコ』から2年。トンデモ精神科医の暴走ぶり健在。

感想・レビュー・書評

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  • シリーズ3冊目。
    私はシリーズものになると飽きてしまうこともしばしばありますが、これは飽きないです!!
    伊良部先生最高!!

  • 伊良部シリーズ初めて読みました!
    実写化されてるだろうと、見てみたら全然太っていない俳優さんで笑ってしまった

    薬で治すのではなく、その人の心の向きを変えてくれるお医者さん

    かなり変わり者だけど!
    面白かったです。

  • 伊良部シリーズ第3段。オーナー、アンポンマン、カリスマ稼業は、モデルになってる人が、あの人だろうな〜と想像しながら、読めました。ただ今までのシリーズに比べ、伊良部先生の面白さが、あんまり出てなくて、痛快さに欠けてたのが残念。やっぱり伊良部先生は、無茶苦茶で破天荒でなきゃね‼

  • 現代病を独特の完成と治療法で治していく、とんでも精神科医伊良部シリーズ第3段。

    表題作以外は、モデルがいますよね?
    それぞれの苦悩が、もしかしてリアル?と思わされるくらい、その人たちが浮かんできました。

    伊良部先生の過激さは、少しづつ軽減されてきている気がしますが、私が慣れてきたのか。

    新型コロナウイルスに翻弄される日々の中で、軽い気持ちで読めた本作は、いい気分転換になりました。

  • 伊良部先生第3弾。前作前々作から比べるとまともな感じのする本作。伊良部先生とドクターとしての腕はすごく良いよね。

  • 短編が4本入っているがそのうち3本が有名人の話だったからあんまり共感できなかった。
    前の2作の方が面白かった。
    次作はどうかな。一応読む予定。

  • ホリエモン、ナベツネがあからさまなパロディで登場。
    伊良部先生の患者になった彼らが大騒ぎ。看護師のマユミさんは今作も大活躍。

    --------------------------------------

    231ページ、無責任な伊良部先生が言い放った、「物事、死人が出なきゃ成功なのだ」というセリフ。
    選挙で対立する二人の候補両方に良い顔をした結果、どんどん話がこじれていくときの伊良部先生はどうしようもないくらいに適当で最高だった。
    でも本当に最高だったのは『カリスマ稼業』でバンドでの姿を披露したマユミさんで、容赦ない詩を書き、ステージで暴れる彼女はぶっ飛んでいた。マユミさんが主人公の話を読みたい。そう思った。

  • トンデモ精神科医、伊良部シリーズ第3弾。
    今回のお話の舞台は町長選で分裂する島。
    その町に東京から赴任した公務員の若者は二分する町民の板ばさみとなり疲れ果てる。
    そこへやって来たのが伊良部。
    伊良部は何も考えずにどちらの陣営にも首をつっこみ、それを傍で見る若者はあきれ果てるが・・・。

    何だかんだ言って結局おさまるところに話がおさまってしまう。
    主人公の伊良部はオボッチャマの精神科医。
    治療と言えば特大な注射を打つだけだし、患者の症状を面白がってハチャメチャやらかす。
    トンデモナイ変人ヤブ医者だ!
    と最初は思ってたけど、結局患者が治るんだから実は名医なのかも・・・。

    今回他の3話は全て実在の人物をモデルにしています。
    大手新聞社の会長で、野球チームのオーナー、「ナベマン」
    IT企業「ライブファスト」の社長、「アンポンマン」
    宝塚出身のカリスマ女優、「白木カオル」
    と言えば自然にある人物が浮かぶ・・・。
    その本人を思い浮かべながら読むとまた違う楽しさがありました。
    また今回も看護婦のマユミさんがかっこよかった。
    何も考えずに頭をカラッポにして楽しめる本です。

  • 誰をモデルにしているかが即わかる。
    いつのまにか、バカか実は頭が良いのかわからない、甘やかされたボンボンである伊良部医師のファンになりました。
    過去の作品も読みたい。

  • 伊良部には相変わらず癒やされてしまう。マイペース過ぎるとも思うけど。
    でも有名人の患者を持ったり、段々と伊良部の名が売れてきてしまったー。
    空中ブランコやイン・ザ・プールの時が好きかな。
    ドタバタはありながらも、精神科医としての言葉に納得させられる場面が多かったように思うから。

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著者プロフィール

おくだ・ひでお
1959年岐阜県生まれ。プランナー、コピーライターなどを経て1997年『ウランバーナの森』でデビュー。2002年『邪魔』で大藪春彦賞受賞。2004年『空中ブランコ』で直木賞、2007年『家日和』で柴田錬三郎賞、2009年『オリンピックの身代金』で吉川英治文学賞を受賞。著書に『最悪』、『イン・ザ・プール』、『マドンナ』、『ガール』、『サウスバウンド』、『無理』、『噂の女』、『我が家のヒミツ』、『ナオミとカナコ』、『向田理髪店』など。映像化作品も多数あり、コミカルな短篇から社会派長編までさまざまな作風で人気を博している。近著に『罪の轍』。

「2021年 『邪魔(下) 新装版』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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