ビザール・ラヴ・トライアングル

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著者 : 浅倉卓弥
  • 文藝春秋 (2007年6月発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (280ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784163260501

ビザール・ラヴ・トライアングルの感想・レビュー・書評

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  • 人の死、霊に纏わるような話が多く中盤まで今ひとつの印象であったが、後半の2編は好みだった。

  • 娘と2人だけの日々を過ごす「僕」のもとに残された、母親の思いを静かに綴る表題作、幼い頃の記憶を確かめる真夏の出会いを描いた「向日葵の迷路」など、日常に起こる不思議な出来事を精緻な筆致で描いた全5篇。
    (アマゾンより引用)

    まぁなかなか面白かったっちゃ面白かったけど…
    普通っちゃ普通(笑)
    短編ってあっさり終わるからラストも想像し易いから、あんま話にのめりこめない(´・ω・`)

  • さわやかに良かった
    タイトルになってる最後のが好きかな

  • 初読の作家さん。
    少し不思議な感じの話が多い短編集。

    ・ヨーグルトを下さい
    深夜のコンビニ。客が来たというチャイムを鳴らさずに入ってくる不思議な客。
    話自体はオーソドックスと言うか、「世にも奇妙な物語」辺りでやってそうな内容。
    何が怖いって、同僚が犯人だったのが一番怖いわ。


    ・夕立のあと
    これも「世にも奇妙な~」にありそうな話。
    田舎の描写が巧みで目に浮かぶようでした。


    ・紅い実の川
    「他人のいうこと必ずしも正しい訳じゃない。むしろ逆のことだってある。本当は誰だって与えられた場所で生きていくことに手探りなんだ。(中略)。所詮あたしたちは目の前のことを一つ一つ自分で決めながら懸命にやるしかないのさ」
    主人公の母が言ったこの言葉が心に残りました。
    樹は自分の寿命や伐採されてしまう運命が解っていて、その前年に盛大に実るという話でしたが、全部読んだ後この母の言葉をもう一度読み直し、ハッとしました。
    主人公はこの母の言葉に対し「めずらしく言葉に重みを感じ」たと言っていますが、
    もしかしてこのお母さんは本能で死期を悟っていたのではないでしょうか。
    ラストはそこまでは書いてありませんでしたが、前二つが不思議な感じの話だったのでますますそう思えてくる。


    ・向日葵の迷路
    タイムリープの亜種的な話。
    最近個人的によく考えていることの一つが「子供から大人になるきっかけとしての、青春との決別」なんですけど、
    この主人公は母の愛を受けられなかった自分を受け止め、同時に諦めていた夢(絵)を前向きにとらえる事にしたようです。
    これらの行為は青春と決別と言うか、大人になるきっかけの儀式だったんじゃないかなと思いました
    昔に戻り、過去の自分を受け入れた後、主人公は新しく宿った命に心を傾けるという「親」としての決意を固めます。過去の清算をし、大人として前に進むという一連の行為が、向日葵畑の描写とともにきっちり書かれていました。


    ・ビザール・ラヴ・トライアングル
    表題作。
    「奇妙な三角関係」ということなんですけど、これは主人公―主人公の母―恭子(主人公の義理の娘)なのかなとずっと思って読み進めていました。
    最後まで読んだら主人公―主人公の妻―恭子(主人公の義理の娘・妻の本当の子供)と言う方がしっくりきましたね。
    ラストに主人公が恭子に抱いたのは、保護者としての強い愛でした。
    何だかさらっと流れていましたけど、恭子の想いが叶わないのが切なくもあり爽やかでもある。


    全編通して、親から子への想いが伝わる作品でした。

  • 切ない話が続いた時は、読み進めるのを止めようかとも思ったけど、、、。最後までしっかり読んでよかったなぁと思った作品。

    『ビザール・ラヴ・トライアングル』
    血の繋がっていない娘・恭子の「あたしいつかお母さんの代わりになりたいな。あたしじゃだめかな」という言葉に胸がきゅっとなった。

  • 生きることと、死ぬことは表裏一体。
    よりよく死ぬために、よりよく生きる。
    より良く生きるためにより良く死ぬ。
    大切な人が死んだとしても、その人を覚えている人がいる限り、その人は生き続ける。
    出会いというのは、ある意味、命を分け与えるようなものだと思う。
    出会いによって、命を分け合い、その命と共に生きていく。
    だから、本当の別れ等いうものはないのだと思う。
    生きている限り、本当に出会った者同士は別れること等ないのだから。

  • どうしよう。短編集があまり好きでない、しかも、本の題名どおりの短編が私には好ましくなくて、この本の最初の”ヨーグルトを下さい”が一番面白く且つきにいってしまった。

  • 2011.6.18

  • 生と死の間の不思議な短編集。

    幽霊というと少し距離感を感じるけど、「念」みたいなものはあると思う。
    そう思って読むと少し違和感がとける気がする。

    タイトルはニューオーダーの曲から。
    ニューオーダーのCDを棚から探してすぐ聴いてみた。

  • 短編集。表題作が良かった。
    「たぶんそれは、君たちが未来を生きなくちゃならないからだと思う」

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ビザール・ラヴ・トライアングルの作品紹介

娘と二人だけの日々を過ごす「僕」のもとに残された、母親の思いを静かに綴る表題作、幼い頃の記憶を確かめる真夏の出会いを描いた「向日葵の迷路」など、精緻な筆致で喪失と再生を描く全五篇。

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