ビザール・ラヴ・トライアングル

著者 :
  • 文藝春秋
3.18
  • (2)
  • (14)
  • (33)
  • (8)
  • (0)
本棚登録 : 112
感想 : 18
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (280ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784163260501

作品紹介・あらすじ

娘と二人だけの日々を過ごす「僕」のもとに残された、母親の思いを静かに綴る表題作、幼い頃の記憶を確かめる真夏の出会いを描いた「向日葵の迷路」など、精緻な筆致で喪失と再生を描く全五篇。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 人の死、霊に纏わるような話が多く中盤まで今ひとつの印象であったが、後半の2編は好みだった。

  • 娘と2人だけの日々を過ごす「僕」のもとに残された、母親の思いを静かに綴る表題作、幼い頃の記憶を確かめる真夏の出会いを描いた「向日葵の迷路」など、日常に起こる不思議な出来事を精緻な筆致で描いた全5篇。
    (アマゾンより引用)

    まぁなかなか面白かったっちゃ面白かったけど…
    普通っちゃ普通(笑)
    短編ってあっさり終わるからラストも想像し易いから、あんま話にのめりこめない(´・ω・`)

  • さわやかに良かった
    タイトルになってる最後のが好きかな

  • 切ない話が続いた時は、読み進めるのを止めようかとも思ったけど、、、。最後までしっかり読んでよかったなぁと思った作品。

    『ビザール・ラヴ・トライアングル』
    血の繋がっていない娘・恭子の「あたしいつかお母さんの代わりになりたいな。あたしじゃだめかな」という言葉に胸がきゅっとなった。

  • 生きることと、死ぬことは表裏一体。
    よりよく死ぬために、よりよく生きる。
    より良く生きるためにより良く死ぬ。
    大切な人が死んだとしても、その人を覚えている人がいる限り、その人は生き続ける。
    出会いというのは、ある意味、命を分け与えるようなものだと思う。
    出会いによって、命を分け合い、その命と共に生きていく。
    だから、本当の別れ等いうものはないのだと思う。
    生きている限り、本当に出会った者同士は別れること等ないのだから。

  • どうしよう。短編集があまり好きでない、しかも、本の題名どおりの短編が私には好ましくなくて、この本の最初の”ヨーグルトを下さい”が一番面白く且つきにいってしまった。

  • 2011.6.18

  • 生と死の間の不思議な短編集。

    幽霊というと少し距離感を感じるけど、「念」みたいなものはあると思う。
    そう思って読むと少し違和感がとける気がする。

    タイトルはニューオーダーの曲から。
    ニューオーダーのCDを棚から探してすぐ聴いてみた。

  • 短編集。表題作が良かった。
    「たぶんそれは、君たちが未来を生きなくちゃならないからだと思う」

  • ちょっと読むのがしんどくて、途中で放り出してしまった。
    亡くなった人が出てくる話。短編集。

全18件中 1 - 10件を表示

著者プロフィール

作家・翻訳家。東京大学文学部卒。レコード会社洋楽部ディレクター等を経て作家に。
著書に『四日間の奇蹟』、『君の名残を』(以上宝島社)、『黄蝶舞う』(PHP研究所)ほか、訳書に『安アパートのディスコクイーン─トレイシー・ソーン自伝』、『フェイス・イット─デボラ・ハリー自伝』(以上ele-king books)、マット・ヘイグ『ミッドナイト・ライブラリー』(ハーパーコリンズ・ジャパン)、テイラー・ジェンキンス・リード『デイジー・ジョーンズ・アンド・ザ・シックスがマジで最高だった頃』(左右社)など多数。

「2022年 『ボクのクソリプ奮闘記』 で使われていた紹介文から引用しています。」

浅倉卓弥の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×