ローザの微笑

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著者 : 海月ルイ
  • 文藝春秋 (2007年6月発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (269ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784163260907

ローザの微笑の感想・レビュー・書評

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  • うーん。

  • ただひたすら転落していく話。
    周りから見ればこうするべき、って結構見えるものだけど、本人にはわからなかったり、わかってもそうできなかったりするものなのかな、と。

  • 現役女子大生のAV女優。それが千石ローザの肩書きだった。
    制作会社の社長である兵藤にスカウトされ、ローザはこの業界に入った。
    男性誌に載るだけではなく、TVに出演したり、女性週刊誌に取り上げられるなどの人気ぶりだ。
    人気の出てきたローザの後輩としてでてきた魔娑美。
    彼女の出現により、ローザは追い詰められていく。

    ローザの成功とその後。幼少期の出来事。そして、最後。
    読みやすい文体と表現で、ローザの心の揺れ動きなどが鮮明に書き表わされた素敵な作品です。

  • 現役女子大生千石ローザはAV女優。
    幼少の頃は両親に虐待され、大学生になったことをきっかけに友人の家を泊まり歩き、自宅に帰らない日が続いていた。そこでAV監督の兵藤と出会い、千石ローザとして作品に出演するようになり、そのうち芸能界へも進出する。
    が、兵藤が新たなAV女優と組んだことにより、ローザはスナックの雇われママ、ストリップ劇場の踊り子、風俗嬢と職を転々と渡り歩き、ヤク中にもなりながら最後には大阪・西成の住人になる。

    どの時にもローザを食い物にする男性の影があり、それでもローザはその男性のひどい仕打ちを赦してしまう。

    あまりに自分のことを考えてなさすぎ。
    他に道はなかったのだろうかと思う。
    著者は人を信じ抜く気持ちなどを表現したかったのかもしれないけどこれじゃただの馬鹿な女の話だし、AV女優の話とあって、かなりな表現がそこここにあって、読むのはちょっと辛かった。

    いつもの海月さんらしい日常の生活にかかわる女性のドロドロした部分がなく、イマイチな印象はぬぐえない。

  • 小岐須雅之さんの表紙でジャケ借り。一気に読めました。華やかな表の裏にある荒廃した感情と、いつかは終わりへ向かう時代。平凡というのは素晴らしい事なのだと思う。

  • なんとも凄絶に堕ちていく女「ローザ」の一生を描いた物語で、ある意味「夢を与える」とよく似ているんだけど、人の描き方は海月の方が綿矢より一枚も二枚も上手。読後感がいいとは全く言えないんだけど、とても切なくて、それが逆に清々しい。

  • 嫌われ松子もびっくりの落ちぶれ様。結局男を拠り所にしたことがいけなかったのかな?。でも最後は幸せだったのかな、彼女は。普段好んで読んでいるジャンルとは違うのを読んでみました。

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ローザの微笑はこんな本です

ローザの微笑の作品紹介

時代の女神ともてはやされたAV女優が最後に見た風景は。現役女子大生としてアダルトビデオに出演し、独特な存在感から一躍時代の寵児となった千石ローザ。同棲していた兵藤に愛人ができてから、その歯車が狂い出す。危ういまでに人を赦し、受け入れ、自分をすり減らしながらも愛を求め続けた魂を描く渾身の書き下ろし。

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