私の男

  • 4063人登録
  • 3.57評価
  • 908レビュー
著者 : 桜庭一樹 
  • ¥ 1,550 /
  • 文藝春秋 /
  • 2007年10月30日発売 /
  • 381ページ /
  • Amazon.co.jp ・本 /
  • ISBN・EAN:9784163264301
  • (439)
  • (643)
  • (850)
  • (179)
  • (56)

この本が買える電子書籍ストア

私の男の感想・レビュー・書評

  • 紋別に行った後、映画を観、そして著書を読んだ。
    この順番は正解だと思う。
    もし図書館の受賞作コーナーでたまたま見つけて読んだなら「ふ~ん」で終わっていたかもしれない。
    私はとても現実味を持って著書を読んだ。あの街ならこんなことが起こりうるかもしれない。悪い意味ではなくいい意味でだ。

  • なぜか本棚にあったので読んだけれど、泊りに来た妹が読み捨てて行ったということが最近わかった。わたしはそこまででもないなあ

  • 暗くさみしい話

  • 二人に全く共感出来ないので、ただただグロテスクな二人の関係を遡って知っていく本でした。

    最後まで読むと、どちらのせいでもない不幸だと感じます。
    最後まで読んで、第1章を読み返しました。
    過去を捨てやり直す若さがある花と、もう捨てられない老いがある淳悟が離れるのは必然だと思いました。

  • 読み進めると、殺人や逃亡をまだ経験していないふたりに出逢える。真っ直ぐに淳悟を信じて強く手を握る花の未来が、明るいものであるように感じる。

  • 面白かった
    仄暗い世界観好き。流氷の街っていうのが、また何とも、雰囲気抜群。

  • 濃厚で衝撃的で残像がいつまでも頭から離れない...そんな映画で、どうしても気になる部分が多々あったので補うつもりで原作を。
    なるほど単なる近親相姦ではないんだなあ、と。
    花はおとうさんコンプレックス。
    淳悟はおかあさんコンプレックス。
    花はそれを埋めるように淳悟を。
    淳悟はそれを埋めるように”血の人形”である、花を。
    「おとうさあーん」と叫ぶ花と、
    「おかあさあーん」と叫ぶ淳悟、似ているなあって。
    もちろん、補うためだけではないと思うけれど。
    再読する際は第6章から遡るつもり。
    またもういちど、映画も観たいです。
    浅野さんと二階堂ふみちゃん、圧巻でした。
    本を読んでいても、二人がほんとうに、そこに、いるみたい。

  • イエモンにインスピレーションを得ていると知って納得。
    確かに私の知ってるあの世界だ。
    花のことを理解できるのは自分の環境のせいだろうと気付いて妙にざわつく。

  • 父と娘の愛という禁忌の物語なのだが、何故父が娘に執着するようになったのか、娘が父をそこまで受け入れるようになったのはどうしてか、といったあたりがまったく描かれておらず、唐突感が否めない。別にこの相手じゃなくてもいいじゃないか、というような関係性にしか読み取れない。さらに言えば、そこまでお互いに執着していた関係なのに、何故娘が養父から離れたいと思うようになったのか、そこがさっぱりわからない。もうひとつ。北の冬の海の暗さと絶望感が、まったく表現できていない。北の海、という単語が実に空虚に感じる。

  • 映画が面白かったので、原作も読んでみたくなった。原作は主要人物のモノローグで章立てされており、時間をさかのぼる形で進んでいく。それぞれの人物の心情が詳細に記されているので、映画を見てからだと、より面白... 続きを読む

  • 2014/8/4〔月曜日〕

  • 遡っていく時系列、登場人物それぞれの視点に立たせたチャプター構成がよかった。
    一人一人の性格や考え方も際立ってくるし、2人の強い絆と歪んだ関係に引っ張られすぎないように読み進められた。都内にいると、自然環境や土着特有の文化、職業に左右されるといった感覚を覚えない。よくも悪くも育った環境にいかに影響されるか、感じさせられた一冊。

  • 映画を観に行けなかったので、読んでみた。時間を遡る書き方だったからか、複雑な関係の父娘だからなのか、最後までざわざわ感が消えなかったなあ。

  • 映画の出来が良かったので、思わず再読。原作は映画とは時間の流れ方が逆だが、あまり気にならないかったということは、映画も成功しているということだろう。究極の親子愛が近親相姦となり、殺人にまで及ぶといういうストーリーであり、性描写もかなり過激だが、ちゃんと文学として昇華していると思う。映画では淳悟はまだ花に未練があるようだが、原作では見切りをつけたようで、淳悟は消え去ってしまい行く末が案じられる。

  • 直木賞受賞作、気になっていたので映画化を機に借りてみた。各章ごとに過去へ遡りひも解いて行くので読みやすいが反面次第に内容が薄くなってしまっている感があり物足りない終わり方だった。

  • 映画化。親子。さかのぼっていく。桜庭さんの文章ってそんなに上手じゃないんだな…。でも二人が睦み合うところは妙にしっくりくる。いやらしさよりも必然さというか…どうしようもなさ。それでも絶望よりは幸せがそ... 続きを読む

  • なんつーか…想像してたよりアンモラルで重い話だった…
    でも、少しずつ時間が遡って秘密があかされていく構成は面白かったし、一気に読ませられた。
    映画も早く観てみたいな~(*´∀`)

  • 怖いもの見たさで何とか完読。
    暗い、重い、気持ち悪いー。
    若い頃のジュンゴは綾野剛、現在のジュンゴは豊川悦司、で脳内再生された。

    自分がもし花だったら、ジュンゴのために、受け入れるのかなあ?
    可哀相な人、という気持ちは湧くけれど。
    怖いくらいの共依存ぶり。

    現代版源氏物語だなーと思いながら読んだ。

    花は結婚して幸せになれるのだろうか?
    彼女の抱える闇が深過ぎて、幸せになる気がしないのだけれど。

  • 理解はできないし、気持ち悪いと思う部分もあったけれど、耽美な文章で小説として魅力的でした。桜庭さんの描く少女の皮を被った女たちが妙に好きです。

  •  2008年6月、結婚式を翌日に控えた腐野花が婚約者の美郎、父の淳悟と3人で会食する場面から始まり、結婚し、やがて淳悟は姿を消す。  次の章からは2005年11月、2000年7月、2000年1月、1... 続きを読む

  • 直木賞受賞作品。
    話が過去に遡っていくという全く新しいスタイルを見た。
    過去と交差する話はあってもここまで過去オンリーというのは斬新。
    内容も衝撃的だけど嫌な感じはしなかった。
    花が産まれる経緯も知りたかったけどそこはあえてぼかしてあるのかな?
    淳吾が異常なのか花がおかしいのか...
    深い。

  • なんと退廃的な。
    でも、のめり込んで読んでしまった。
    おぞましい内容のはずなのだが、時に美しいと感じさせる不思議な魅力がありました。
    過去にさかのぼっていく形式だからか、読了感は予想に反して軽やかでした。
    途中で読むのを辞めなくて、本当に良かった。

  • 最後が逆に切ない。

  • 映画化に伴い興味を持ったので読んでみた。映像化が不可能ということだったが、映倫に引っかかるからというのが真相のような気がしないでもない。
    共感できる部分が何もない話で、直感的に生きている親子という印象だ。いっそのこと骨まで退廃的な関係を続けた方がこの親子にとっては健全な事ではないのかとさえ思えてくる。映画も観ないな。

全908件中 1 - 25件を表示

私の男に関連するまとめ

いま、この本が売れています

ブクログのランキングをチェックしよう!

外資系金融のExcel作成術: 表の見せ方&財務モデルの組み方

慎泰俊

この著者はマウスを使わずにエクセルを使います

エクセル忍者(名人)と呼ばれる著者が書いた、金融、コンサルタントのエクセルの使い方指南の本。
いわゆる、エクセルの入門編などの使い方の部分をカバーしつつも中級編の実際に実務に使う方法がかなり細かく書かれています。
著者は、エクセルをマウスを使わずに効率的に使っていたり、その方法やこの時はこんなショートカットを使う、など具体的かつわかりやすく図なども多く出ています。
そして、後半は財務、KPI分析などの方法をが書かれています。自分は「関係ないや」って思う人はちょっと待ってください。
少なくともエクセルで数式を使う人は絶対に自分の使い方を改めるポイントが見つかります。「こう分解すればわかりやすい!」「より深い分析ができる!」と読み終えた後に、あなたはふつうのエクセル使いからエクセル忍者になれるはずです。きっと。