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私の男

  • 3968人登録
  • 3.57評価
  • 894レビュー
著者 : 桜庭一樹 
  • ¥ 1,550 /
  • 文藝春秋 /
  • 2007年10月30日発売 /
  • 381ページ /
  • Amazon.co.jp ・本 /
  • ISBN・EAN:9784163264301
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私の男の感想・レビュー・書評

  • 直木賞受賞作、気になっていたので映画化を機に借りてみた。各章ごとに過去へ遡りひも解いて行くので読みやすいが反面次第に内容が薄くなってしまっている感があり物足りない終わり方だった。

  • 映画化。親子。さかのぼっていく。桜庭さんの文章ってそんなに上手じゃないんだな…。でも二人が睦み合うところは妙にしっくりくる。いやらしさよりも必然さというか…どうしようもなさ。それでも絶望よりは幸せがそ... 続きを読む

  • なんつーか…想像してたよりアンモラルで重い話だった…
    でも、少しずつ時間が遡って秘密があかされていく構成は面白かったし、一気に読ませられた。
    映画も早く観てみたいな~(*´∀`)

  • 怖いもの見たさで何とか完読。
    暗い、重い、気持ち悪いー。
    若い頃のジュンゴは綾野剛、現在のジュンゴは豊川悦司、で脳内再生された。

    自分がもし花だったら、ジュンゴのために、受け入れるのかなあ?
    可哀相な人、という気持ちは湧くけれど。
    怖いくらいの共依存ぶり。

    現代版源氏物語だなーと思いながら読んだ。

    花は結婚して幸せになれるのだろうか?
    彼女の抱える闇が深過ぎて、幸せになる気がしないのだけれど。

  • 理解はできないし、気持ち悪いと思う部分もあったけれど、耽美な文章で小説として魅力的でした。桜庭さんの描く少女の皮を被った女たちが妙に好きです。

  • とても重くて理解しがたい内容。
    終始どんよりとした気持ちのままだったが最後まで読めた。
    「カメラ」がこの小説のスパイスになっていたように思う。

  •  2008年6月、結婚式を翌日に控えた腐野花が婚約者の美郎、父の淳悟と3人で会食する場面から始まり、結婚し、やがて淳悟は姿を消す。  次の章からは2005年11月、2000年7月、2000年1月、1... 続きを読む

  • 直木賞受賞作品。
    話が過去に遡っていくという全く新しいスタイルを見た。
    過去と交差する話はあってもここまで過去オンリーというのは斬新。
    内容も衝撃的だけど嫌な感じはしなかった。
    花が産まれる経緯も知りたかったけどそこはあえてぼかしてあるのかな?
    淳吾が異常なのか花がおかしいのか...
    深い。

  • なんと退廃的な。
    でも、のめり込んで読んでしまった。
    おぞましい内容のはずなのだが、時に美しいと感じさせる不思議な魅力がありました。
    過去にさかのぼっていく形式だからか、読了感は予想に反して軽やかでした。
    途中で読むのを辞めなくて、本当に良かった。

  • 最後が逆に切ない。

  • 映画化に伴い興味を持ったので読んでみた。映像化が不可能ということだったが、映倫に引っかかるからというのが真相のような気がしないでもない。
    共感できる部分が何もない話で、直感的に生きている親子という印象だ。いっそのこと骨まで退廃的な関係を続けた方がこの親子にとっては健全な事ではないのかとさえ思えてくる。映画も観ないな。

  • 映画を見ました。二人だけの愛の世界…見てはいけない、でも目が離せない。二階堂ふみが中学生から大人まで見事なまでに演じている。ただ者ではない色気…ゾクッとする。
    (@池袋HUMAXシネマ)

  • 震災孤児となった9歳の少女を16歳しか離れていない親戚の男が引き取る話。

    物語の構成は、章が進むにつれて過去に遡る。最終章はあたかもハッピーエンドのような雰囲気も醸し出しているけれど、まったくそうではなくて、そこから捻れて何もかもが「欠損」していく始まりが描かれている。

    所々に描写された性的描写もまったくそそられない。そもそも性的なものなのか判断出来ない。

    桜庭一樹さんの作品は初めて読みました。他にも読んでみようかな。

  • 淳悟と花、2人の関係をリアルで目の当たりにしたら、きっと嫌悪感でいっぱいになるだろう。
    でも、その感情の中には、うらやましさ、憧れも含まれているように思う。
    こんなに誰かを求め、愛していくことが、自分にはできるのだろうか。

  • 桜庭さんの小説は好きだけど、近親相姦リアルドロドロ系(=苦手)だというのは何となく察していたので最後まで読まずにきていた。読んだら桜庭さんの他の著作にはないエロがあってびっくりした。

    桜庭さんの小説に共通する要素はあったけれど、私にとっては著作のなかで一番退屈な小説になった。何度もチェックが入って推敲されてしまったのか、桜庭さん本来の魅力がごく薄味。

    賞も獲ったし世間ではこの作品が桜庭一樹の代表作になっているけど、私の好きな桜庭さんの良さがこの作品にはとても少ないので、初めて桜庭一樹を読んで、これでもう二度と桜庭一樹の著作は読まない!なんて嫌う人がいないよう祈る。

  • 映画化されるからと読みましたがなんとも気持ちが悪く、何もかもがすっきりしませんでした。
    この方の他の本も手にとってはみたのですが、そちらは途中でやめました。
    殺人、花の結婚、淳悟の行方…結局、どうなったんだろう。

  • 読後感はすっきりしない。
    すっきりしないけれど、また時間をおいて再読したくなる不思議な魅力のある本だと思った。
    退廃的な純愛がテーマだったのかな?と読後思った。そのために盛り込んだ殺人事件だったのかな?
    殺人事件は必要な要素なのか、私にはいまいち解りませんでした。

  • 題名と情報で大体の予想がつく内容と思ったのであえて読まずにらいた。映画化されるというので読んでみたけどやはり読まなきゃよかった。

    どこもかしこも中途半端。
    深い結び付きになるふたりのこころが描ききれていない。
    絶望するほどの淋しさや悲しみがなければいくら小さな子供(四年生なら大きいこども)でもこの義父を受け入れることはないだろう。

    ぽっかりあいたまっくろな絶望はどこにもみつからない。
    淳悟が異常な性格になる理由も希薄。

    そして、罪を犯したふたりの行く末が全くわからないまま終わっている。

    余韻もなにもない。
    気味の悪い二人を悪趣味に描きたかったわけでも無さそうなのに。後味悪い小説だった。
    これ、どうやって映画にしたんだろ。
    再現したら児童虐待だよね。

  • 娘をお母さんと呼んで泣く淳悟も、小学生の時分から父親に抱かれる花も、気持ち悪いとしか思えなかった。血の人形というフレーズだけがずっと残っている。これは親子愛とか禁断の恋とかでなく、究極の自己愛の物語だと思う。自分と同じ血の通ったものしか愛せない人たちの物語。自分が親になってから読み返したら、また違う感想を持つのかな。

  • 映画化なので原作が読んでみたくなり読破。これを映画化とは!! なんともジメジメした話でした。でも、主演フタリは適役のように感じるな。殺人というシーンがあるなら、何かしらの決着がつかないと...、って思うのはワタシが推理小説が好きだから思うのかな。せめて刑事サンが感じた花についての心理描写がも少しあればな...、刑事の勘ってやつで犯人を見つける部分がちょっとな...、と思った。けど、なんだか続きが気になって仕方なく夜ふかししちゃったので、ワタシはがっつり引き込まれました。

  • 他人との信頼関係や相手への期待なんてあてにならない。そうやって辿り着いたのが父子愛ならば、ファザコンの私としては腑に落ちます。

  • 映画に惹かれて原作を読む。
    全体的には、良かったが、ちょっと不可解な部分もあり。
    ①玉の輿に乗れるのかな?
    ②押し入れの’ブツ’はうーん、ばれるがや、匂いで!
    ③カメラの中のフィルムはつかえんだろう!

  • 映画を観た。
    画として流氷のシーンはすばらしい。

    川崎の暮らしになってからの、展開が何の説明もなく、また推測可能なわけでもなく、速いので観てる人は置いてけぼりをくらってしまう。
    特に紋別の刑事さんが、来て殺してそのままの生活を過ごしているあたりが謎で、殺してしまったのは空想なのかとまで考えてしまった。

  • 重たいけど、スッと入る感じ。とても読みやすい。田舎町の描写が2人の関係を余計歪んだものにさせていた。義父の振る舞いや言葉にキュンときてしまったことも。親子、恋人、近親相姦といった表現じゃなにか物足りない。もっと深くて薄暗い。読み終わった後に『ふぅ…』と溜息を漏らしてしまうような後に引く話。お気に入りです。

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