私の男

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著者 : 桜庭一樹
  • ¥ 1,550
  • 文藝春秋 (2007年10月30日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (381ページ)
  • / ISBN・EAN:9784163264301

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私の男の感想・レビュー・書評

  • 花が結婚するところからは話は始まり、章が進むごとに物語の時代は遡って行く。

    最終章では、花が地震に遭遇して家族の中で一人助かり、遠い親戚の淳悟に引き取られ、養女となる。
    二人の間に通う、密やかな愛の物語の始まりで物語は終わる。

  • 濃厚すぎて胸焼けがする。歪な関係は甘い腐臭を放ち、そのせいで秘密は他人に嗅ぎつけられてしまう。

    浅野忠信と二階堂ふみ、この二人であればきっとこの汚れた密事も美しい映像に成り得るだろう。

  • 章を追う事に過去へと進んでいく物語。
    すっきりとしない終わり方が桜庭氏らしい。
    二人の関係は好き嫌い分かれそうだが、ある意味素敵な形なのかもしれない。

  • ねっとりと絡まるふたりの過去

  • 不思議で怪しい小説
    よく直木賞とったなって思う

    怪しいけど惹きつけられるものは確かにある
    先が読みたくなるし、この後も当然読みたいと思う

    悲しい話なのかな?
    多分違うんだと思う

  • 謎が解けてない・・・。

  • 歪んでいてどうしようもないけど
    純愛だと思った。
    文章のねっとりした感じが好き。
    薄暗いけど透明な話。

  • まず「腐野」という苗字が出てきた時にぎくっとした。有り得そうもない嫌なのを付けることによって作者の目論見が分かるような気がした。主人公たちを突き放した感じ。

    終始暗い雰囲気が漂い、読んでる間ずっと重かった。

  • どんどん過去に遡る構成。
    人物の設定。
    いずれも、度肝をぬかれました。
    ようやく、今日から日常に戻れる気がいたしまする。

  • 紋別に行った後、映画を観、そして著書を読んだ。
    この順番は正解だと思う。
    もし図書館の受賞作コーナーでたまたま見つけて読んだなら「ふ~ん」で終わっていたかもしれない。
    私はとても現実味を持って著書を読んだ。あの街ならこんなことが起こりうるかもしれない。悪い意味ではなくいい意味でだ。

  • なぜか本棚にあったので読んだけれど、泊りに来た妹が読み捨てて行ったということが最近わかった。わたしはそこまででもないなあ

  • 暗くさみしい話

  • 二人に全く共感出来ないので、ただただグロテスクな二人の関係を遡って知っていく本でした。

    最後まで読むと、どちらのせいでもない不幸だと感じます。
    最後まで読んで、第1章を読み返しました。
    過去を捨てやり直す若さがある花と、もう捨てられない老いがある淳悟が離れるのは必然だと思いました。

  • 読み進めると、殺人や逃亡をまだ経験していないふたりに出逢える。真っ直ぐに淳悟を信じて強く手を握る花の未来が、明るいものであるように感じる。

  • 面白かった
    仄暗い世界観好き。流氷の街っていうのが、また何とも、雰囲気抜群。

  • 濃厚で衝撃的で残像がいつまでも頭から離れない...そんな映画で、どうしても気になる部分が多々あったので補うつもりで原作を。
    なるほど単なる近親相姦ではないんだなあ、と。
    花はおとうさんコンプレックス。
    淳悟はおかあさんコンプレックス。
    花はそれを埋めるように淳悟を。
    淳悟はそれを埋めるように”血の人形”である、花を。
    「おとうさあーん」と叫ぶ花と、
    「おかあさあーん」と叫ぶ淳悟、似ているなあって。
    もちろん、補うためだけではないと思うけれど。
    再読する際は第6章から遡るつもり。
    またもういちど、映画も観たいです。
    浅野さんと二階堂ふみちゃん、圧巻でした。
    本を読んでいても、二人がほんとうに、そこに、いるみたい。

  • イエモンにインスピレーションを得ていると知って納得。
    確かに私の知ってるあの世界だ。
    花のことを理解できるのは自分の環境のせいだろうと気付いて妙にざわつく。

  • 父と娘の愛という禁忌の物語なのだが、何故父が娘に執着するようになったのか、娘が父をそこまで受け入れるようになったのはどうしてか、といったあたりがまったく描かれておらず、唐突感が否めない。別にこの相手じゃなくてもいいじゃないか、というような関係性にしか読み取れない。さらに言えば、そこまでお互いに執着していた関係なのに、何故娘が養父から離れたいと思うようになったのか、そこがさっぱりわからない。もうひとつ。北の冬の海の暗さと絶望感が、まったく表現できていない。北の海、という単語が実に空虚に感じる。

  • 映画が面白かったので、原作も読んでみたくなった。原作は主要人物のモノローグで章立てされており、時間をさかのぼる形で進んでいく。それぞれの人物の心情が詳細に記されているので、映画を見てからだと、より面白... 続きを読む

  • 2014/8/4〔月曜日〕

  • 遡っていく時系列、登場人物それぞれの視点に立たせたチャプター構成がよかった。
    一人一人の性格や考え方も際立ってくるし、2人の強い絆と歪んだ関係に引っ張られすぎないように読み進められた。都内にいると、自然環境や土着特有の文化、職業に左右されるといった感覚を覚えない。よくも悪くも育った環境にいかに影響されるか、感じさせられた一冊。

  • 映画の出来が良かったので、思わず再読。原作は映画とは時間の流れ方が逆だが、あまり気にならないかったということは、映画も成功しているということだろう。究極の親子愛が近親相姦となり、殺人にまで及ぶといういうストーリーであり、性描写もかなり過激だが、ちゃんと文学として昇華していると思う。映画では淳悟はまだ花に未練があるようだが、原作では見切りをつけたようで、淳悟は消え去ってしまい行く末が案じられる。

  • 直木賞受賞作、気になっていたので映画化を機に借りてみた。各章ごとに過去へ遡りひも解いて行くので読みやすいが反面次第に内容が薄くなってしまっている感があり物足りない終わり方だった。

  • なんつーか…想像してたよりアンモラルで重い話だった…
    でも、少しずつ時間が遡って秘密があかされていく構成は面白かったし、一気に読ませられた。
    映画も早く観てみたいな~(*´∀`)

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