本朝金瓶梅 お伊勢篇

著者 :
  • 文藝春秋
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本棚登録 : 57
感想 : 11
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  • Amazon.co.jp ・本 (268ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784163264905

作品紹介・あらすじ

西門屋慶左衛門は江戸で評判の女好き。姦婦おきんを妾にしたものの飽き足らず、今度は人妻お六と深い仲に。だがお六のあまりの毒婦ぶりにさすがの慶左衛門も怖気づき、とうとう自慢のものが役に立たなくなってしまう。困った慶左衛門、噂の強壮剤を手に入れるため、お伊勢参りにかこつけて女ふたりと旅に出ることに…。色と欲にまみれた男とふたりの情婦の旅路には、いかなる色ごとが待ちかまえているのやら-男女のあのコトを描きつくす、圧巻の官能時代小説。

感想・レビュー・書評

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  • 色好みの蔵前札差、西門屋慶左衛門が主人公のシリーズ第二弾。
    ある事件をきっかけにあっちのほうが不能になってしまった慶左衛門。四国で有難い薬を手に入れ、ついでに環境を変えようと西国への旅を思い立つが、なりゆきでお六とおきんの二人を連れて行く羽目に。
    妙な均衡が取れてきた三人の珍道中に加え、各地の風俗が垣間見られて面白い。

  • おきんと慶左衛門の色情続編。時代小説は苦手な私でも、これはスラスラ読めてしまう。官能とまではいかないけれど、下ネタ満載のエロエロ時代小説。昔独特の言い回しや隠語がなんとも痛快。「閨(ねや)の楽しみ」「こんな時、大奥の女だったら張形というのを使うのだろう」だとか、「魔羅(まら)と陰茎(まら)」「女陰(ほと)と女陰(ぼぼ)」を要所要所で使い分けているのもツボ。

  • 他の金瓶梅と同じパターンで面白く無し

  • 続編の方が平和…でもないけど。
    とりあえずノリだけはいいから一気に読んでしまうのが得策。

  • 官能小説ではあるけれど、軽妙洒脱な文章に乗せられてぐいぐい読める。
    時代小説の面白さも存分に兼ね揃えているし、楽しかった!
    読む順番間違えたので、これからシリーズ第一冊の方を読みます。

  • なんだかんだと続編も読んでしまった。

    お伊勢参りに向かうおきん一行。
    相も変わらず色ごとに御熱心で・・・。

    ラストもまだまだ続く感じなので、きっと続編が出るのでしょう。
    軽く読める本なので、ちょっと片手間に読むのにはいいのかも。

  • 2010/01/11@home 江戸の世の色ゴトオンパレードでややビックリ。
    ダメな人はダメでしょうね・・・下ネタオンパレードだもん。
    頭を使わない読書でした。

  • 本朝金瓶梅の続編。相変わらず面白いです。そしてさらに続くようなので楽しみだ。
    色ごとが明るく描かれております。

  • 官能小説?
    続き物なの?
    色んなものにチャレンジ?

  • いつの世も。色事が好きなお方がいるというコトで。。

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著者プロフィール

1954年山梨県生まれ。日本大学芸術学部を卒業後、コピーライターとして活躍する。1982年、エッセイ集『ルンルンを買っておうちに帰ろう』を刊行し、ベストセラーとなる。86年『最終便に間に合えば』『京都まで』で「直木賞」を受賞。95年『白蓮れんれん』で「柴田錬三郎賞」、98年『みんなの秘密』で「吉川英治文学賞」、13年『アスクレピオスの愛人』で「島清恋愛文学賞」を受賞する。18年『西郷どん!』がNHK大河ドラマ原作となり、同年「紫綬褒章」を受章する。その他著書に、『葡萄が目にしみる』『不機嫌な果実』『美女入門』『下流の宴』『野心のすすめ』『愉楽にて』『小説8050』『李王家の縁談』『奇跡』等がある。

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