- Amazon.co.jp ・本 (314ページ)
- / ISBN・EAN: 9784163266602
感想・レビュー・書評
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理解できるような内容ではないけど、何となく読ませるシュールな語彙のセンスが流石です。
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「忌まわし気き湖の畔で」と言う短編がかなり素晴らしかった。最近自分の中に前後の繋がりが曖昧な物語に惹かれる傾向を感じる。
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相変わらず意味不明な短編が並んでいましたけれども、中には面白いのもいくつかあったような気がします!
ヽ(・ω・)/ズコー
僕は彼の文章というか、彼そのものが好きで? 彼の著作を読み漁っているわけなんですけれども、それでも正直意味が分からず読み進めるのがキツい短編もありましたね…まあ、いいですけれども。
ニートピアとかいう表題作はなんだか笑える作品だったと記憶していますけれども、そのかすかな断片のみが僕の脳内に残っていて具体的な内容は忘れました…すみません…。
よってこの作品の感想はこの辺で終えたく思います…さようなら。
ヽ(・ω・)/ズコー -
300ページも読まされて得るもの何もなし。悪いことは言わない。読むな。
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中原の小説は人目は引くが本来的にはまったく意味のない行動で埋め尽くされている。話のすじのようなものもない。
特徴的なのはフレーズのリフレインだろう。同じシーン同じ段落が一つの小説の中で何度も繰り返される。「怪力の編集者」ではただひたすら同じことの繰り返しだ。
作中に「パソコンに向かってる」みたいなことが書いてあるから、きっとこれらのリフレインはワードのコピー&ペーストによってなされているのだろう。マウスを動かして範囲を指定して、ドラッグ。現代人にとってはもはや当たり前の動作。考える必要もないし労力も限りなく少なく済む。
それは小説といえども工場で生産される商品を思わせる。普通だったら、こういうのは嫌でしょう。例えば鞄でも帽子でも工場で量産された物より手で作ったものを人々は尊ぶし、高い金を支払うのだから。
しかしながら、このリフレインが不思議と気持ちがいい。
というか中原の小説は構造そのものがリフレイン=「無意味の繰り返し」であり、それは僕たちを取り巻く日常と何ら変わらないのである。でもって作者の「こんなの無意味だ。今すぐやめたい。公共料金さえ払えれば」という心の叫び(?)が並々ならぬ説得力というか、切実さを持つこととなる。
しかし、退屈は退屈なのである。 -
冒頭の短編は素晴らしいが、あとは作者のダレを感じるわい!
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ロックだなあ。適当でいい加減なようでいて、とてつもないエネルギーを注いで書かれているような気がします(何も残らないけど)。もう限界が近いような・・
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これは小説じゃない。て言っても誰も驚かないと思う。でも、何が小説で、何が小説じゃないのか、なんて誰にもわからないし、わかってない。少なくとも僕はたまにこういうものも読みたくなるからこういうのがあってもいい、と思う。(08/12/14)
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読んでる間、悪夢しか見なかった。コピペ文学と呼ばれているらしい。
「後ろ向きな感じが似ているから一度話してみるといいよ」と言われたのは昔日のことか否か。 -
今までの作品で一番好きです。一番笑いました。
奇妙な文体と、読んでて酔いそうな視点の移り変わり。
惜しむらくは高すぎる。でも値段に見合った小説です。