スメラギの国

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著者 : 朱川湊人
  • 文藝春秋 (2008年3月発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (475ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784163267807

スメラギの国の感想・レビュー・書評

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  • 犬派の私ですが、表現しがたい読後感です。

    所々、童話っぽさとか登場人物の感情の切り替わりにひっかかるものはありましたが、全体を通して次の展開が気になって、停滞することなく読み進められました。

    残酷な描写や、めでたしめでたしで終わらせてはいけない所業もあって、こう言ってしまうのは憚られますが……おはなしとしては面白かったです。

    運転していて轢死している動物を避けただけでもどうしようもない気分になるのに、このカミカゼ攻撃の精神破壊度はどれ程のものか……。

    ラッキーとスメラギがいつか出会えるといいなあ。

  • 自分の大切なモノを守るためなら鬼にもなる。

    志郎が最初に子猫を轢いてしまった段階で、ちゃんと供養をしてあげていたら、ここまでにはならなかったのかも。そして車も処分して。パニック状態の志郎は麗子に嘘の上塗りをして、身動きが取れなくなっちゃって・・・あーぁ。

    ところで志郎は今までの一連のこと、ちゃんと麗子には話したのかなぁ。麗子は今までの嘘、許せたのかなぁ。それらのすべて納得して一緒になったのなら、それがお互いが幸せなら別に文句はないけれど、どちらにしてもせめて殺した猫ちゃんたちの供養をちゃんとしてあげてください。

    ルイの思いが歪んでいるのかだけなのか、本当はもっと別の何を企んでいたのか、いまいちわからなかった。

  • 図書館にて。

    誰の中にも、凶暴な部分はあって、普段は眠ってるだけなのかもしれない。

    その瞬間が過ぎて、初めて、今の決断は間違っていたかもと知るのは、なんだか皮肉・・・。

    謝る。それで終われば、一番平和な解決法なのに。人間は偉くて、動物は弱いなんて、勝手に決めてはいけない。

    一人や一匹の存在で、考え方が変わってしまう。分かり合うという事は難しいと感じた小説でした。

  • 猫好きさんにはおすすめ出来ない作品だということを先ず最初に申し上げておきます。
    動物への残酷描写が多いものの、個人的には嫌いではありません。
    スメラギがただただ哀れでならない。
    村上さんサイドのお話は、チョコとの出会いからの救いがあって本当に良かった。
    交通事故における現行法下での刑罰には私自身思うところも多く、やりきれなさに胸が痛みます。
    志郎さんサイドはもう何て言うかね、追い詰められた故とはいえ、あんなにも暴走した彼がラストではちゃっかり幸せそうにしている空々しい姿こそがある意味ホラーです。
    本当に幸せ?

  • 面白かったけど、怖い。そして、描写がえぐい。
    ノスタルジックホラーというジャンルらしく、知らなくて読んでびっくりした。

    終わった感じとしては切ないかな。

  • 文章・内容の前に、ネコを心の底から愛しているので読むのが辛かった。
    最後まで読んだけど、結局ネコが被害にあっただけ。
    ひどい。かわいそう。
    今まで以上に人間不信になりそうだ。

    文章のテンポはいいし読みやすいんだろうけど、内容が受け付けない。
    こんなことを平然と書ける作者の本はもう読みたくない、と思った。

  • スメラギの国社会って、ヤンキーやチンピラたちに当てはまると思わない?ごく一部だと思うけど。

  • じわじわと追い詰められるのが、辛かった。もう、悪い結末でもいいから、早く終わらせてあげて!と何度も思いました。

  • 蛹から生まれる『ヒュン』という白い美しい猫のような生き物と進化した猫たちと闘う営業マンの物語。『猿の惑星』の猫版みたいなところもある。ぼくは桜庭一樹の『伏』も連想した。内容のわりには、読後感も爽やかな作品に仕上がったいる。

  • この本を読んで朱川さんに惹かれた。かなり濃いホラーだけど、そこに上手く動物を絡めているところがすごいと思った。
    今でもスメラギのような猫はどこかでひっそりと暮らしているのかもしれない。

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スメラギの国の作品紹介

かけがえのないものを失ったために、最愛のものを守りつづけるために、愛情は狂気にかわる。不幸な事故をきっかけに、猫と人間の凄絶な闘いがはじまった。

スメラギの国の文庫

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