- Amazon.co.jp ・本 (475ページ)
- / ISBN・EAN: 9784163267807
感想・レビュー・書評
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蛹から生まれる『ヒュン』という白い美しい猫のような生き物と進化した猫たちと闘う営業マンの物語。『猿の惑星』の猫版みたいなところもある。ぼくは桜庭一樹の『伏』も連想した。内容のわりには、読後感も爽やかな作品に仕上がったいる。
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この本を読んで朱川さんに惹かれた。かなり濃いホラーだけど、そこに上手く動物を絡めているところがすごいと思った。
今でもスメラギのような猫はどこかでひっそりと暮らしているのかもしれない。 -
この作者さん初めて読んだー。
面白かったですが、猫不信になりそうです。
それよりも読む前の本の厚さと文字の小ささにこれ読み切れるだろうかとちょっと不安になりました。でも読み始めたら案外余裕だった。
内容上猫とのエピソードが多いのでジンゴローとチョコにはうるるとしちゃったよ。
猫好きな人には読ませられない本ですね。 -
なんだかもう全てがやるせない…。
ほんのちょっと歯車が狂ってしまったせいで
“どうしてこんなことに…”と頭を抱えたくなるような悲惨な状況に。
あの時ああしていれば、とかこうだったら…とどんなに思っても
状況は雪だるま式に悪化する一方で。
ラストでハッピーエンド風な読後感だけど、なんとも哀しいお話。
ジンゴロー姐さん・・・ -
2010 11/10
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まんまと表紙に騙されました。
前半こそジンゴロー、ヨアヒム、アイス、チョコなど可愛い猫の描写が見られますが、
空き地での一件以来、目を覆うような凄惨な描写ばかり。
特に事故で飼い猫を失った人にはキツい描写が続きます。絶対読まないで下さい。
伏線の張り方も甘いし、最後に無理矢理和解させようとして“良い話”に仕立てようとした展開もイマイチ。
スメラギがああでは、死んだ猫たちも浮かばれない……。
死によってしか、愛情や命のかけがえのなさを表現できないのでしょうか……?
たしかに作者のメッセージは伝わりますが、伝え方が適切だとは思えませんでした。
二度と読まないと思います。 -
アカチャンッテ、イイナァ。
アカチャンッテ、カワイイナァ。