乾杯屋

著者 :
  • 文藝春秋
3.19
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本棚登録 : 30
感想 : 7
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  • Amazon.co.jp ・本 (284ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784163269702

感想・レビュー・書評

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  • なんかドロドロしてるなぁ…

  • 人生の半ばを過ぎた主人公を軸とした短編六編。テーマは………何だろう?ちょっとはっきりしないような。
    中途半端な生々しさがあり、のめり込めない感じでした。
    男の人の方が共感できるのかもしれません。
    印象に残ったのはメイクアップ。終焉を彩る機微がありました。おくるというのはやはり気持ちなのかと思います。

  • 人生を折り返した大人の短編集。
    月並みだけれど「人生とは?」と考えさせられた。

    この作者の作品を読むのはまだ二冊目だけれど
    舞台となる土地と物語がぴたりと合っていて風景が目に浮かぶ。
    特に二話の「授業」は鎌倉の街並みと東京ステーションホテルでのシーンの対比がいい。
    読了後はまるで映画を観たかのような気分。
    他作品も読んでみようと思う。

  • タイトル作を始めとした短編集。艶と機微のつまった物語

  • 2008-6-73

  • オール読物に掲載された短編に書下ろしを加えた6作が、どれも粒ぞろいで光っています。
    短編集ですが、満点差し上げます。

  • このタイトルがまず気になった。
    マスコミがらみのパーティの席上で乾杯の音頭をとる「職業」。えーっ、そんなの仕事になんのか?これが大層な利権のある職業なんですねえ。
    主人公は出世の道を踏み外したままあと数年で定年を迎える芸能記者。「乾杯屋」の権利を買わないかという話が舞い込んできて…。
    裏の裏の裏がどんどんめくれていきちょっとクラクラするような見ちゃいけないものみたような気になる短編でした。
    (200804)

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著者プロフィール

1956年埼玉県生まれ、小説家。慶應義塾大学文学部卒業。NHKに勤務、ディレクター、プロデューサーとして主に歌謡番組を担当。退職後、テレビ番組、音楽プロデュース等に携わる。2000年、「櫻川イワンの恋」で第80回オール讀物新人賞を受賞。『俳風三麗花』で第137回直木三十五賞候補。

「2018年 『鵺』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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