神の狩人 2031探偵物語

著者 :
  • 文藝春秋
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感想 : 45
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  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784163270302

感想・レビュー・書評

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  • 西暦二〇三一年、科学技術の発達と共に、世界は色々な問題を内包していた。
    私立探偵の『サラ』は、人探しの調査の中で、前世紀を生きてきた『風祭』という探偵を引退した男と出会う。
    男を自殺に導く『ルシファー』と名乗る女を追うサラは、謎のカルト集団との戦いに飲み込まれていく。


    少子化に経済破綻・自殺増加など、今まさに懸念されている事柄が深刻化されている設定。遠い未来ではなく近未来だからこそ、妙に現実味を帯びていて恐い。
    9.11の『グラウンド・ゼロ』崩壊を引き金とし、世にはびこる『絶望』で人を支配しようとする組織と、それに『抵抗』することを宿命づけられていたサラ。超能力を含め、さらに話しは予期しなかった方へと転がって行く。彼女の戦いがどうなって行くのかはこの本では語られないが、前世紀の人間としては、ぜひ『希望』が残っていて欲しい。

  • いまいちよくわかんなかったけど、物語の終わりを知りたいから続編も読みます。

  • 安濃図書館。

  • 2011.8.5読了。

    途中まで面白く進んでいったけど、急に冷めた。
    近未来っていう設定にだんだん疲れた?

  • 結局解決せず・・もう続編出てるのかな?
    風祭さん素敵v

  • 近未来っていう設定になれていなくて、どうもしっくりいかない。すごく大きな面が発展しているわりに、携帯の代わりにトークカードってものがあったりもするのだけれど、そういった小物とかが全然よく見えない。
    ストーリーははじめ面白いなって思ったけれど結局超能力とかの話になってるし、近未来の世界観がぶち壊し。ただのオカルト作品かぁ。と読み終わって失望した。
    それに、主人公が魅力的な感じがしない。心理面においての注釈がどれも欠けていて理解できない部分が多すぎたのが原因だと思う。

  • 大好きな作家なのでさらっと読めたし、それなりに面白かったが、あと数ページを残して謎の組織との戦いをはじめられても・・・。

  • 老人問題、人口減少、整形、自殺、ドラッグ...“現代の闇”が凝縮された世界、それが2031年東京。私立探偵サラのもとに舞い込む様々な依頼。周囲の誰もがいなかったものとして口を閉ざす姉の捜索。関わる人間が必ず自殺する美しき死の天使。食欲喪失により死に至るドラッグ...。調査の過程で、サラにも魔の手が。彼女の奥底に眠る9.11の記憶を呼び起こした才賀医師は悪魔なのか...。

  • (収録作品)秘密/悪魔/飛び去りしもの/神の狩人/船出

  • 時は2031年
    近未来
    世の中は世紀末を過ぎ
    末期の一路をたどる


    その中で
    一人の探偵
    サラ

    彼女は未来を救えるのか

    連作になるかは不明との事

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著者プロフィール

 小説家、推理作家。
『RIKO-女神の永遠』で第15回横溝正史賞。
 猫探偵正太郎シリーズ、花咲慎一郎シリーズ など。

「2021年 『猫日記 Cat Diary』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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