荒野

  • 1992人登録
  • 3.79評価
    • (242)
    • (334)
    • (352)
    • (36)
    • (9)
  • 373レビュー
著者 : 桜庭一樹
  • 文藝春秋 (2008年5月28日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (506ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784163270401

荒野の感想・レビュー・書評

  • 確か、中1の頃に1度読んだので、三年ぶりにこの本を今一度、と手に取りました。
    私の身の回りに本を読む人がなかなかいないのですが、こうやって何年かぶりに同じ本を読み、初めて読んだ時と今との心境の変化、私の成長(退化かもしれない)を感じることができるのはとても貴重なことだよな、読まない人たちは勿体無いな、と私はつくづく思います。そして、それが感じられるのは、桜庭一樹ならではの、今の私くらいの年頃の子達の、その過程を過ごさないと理解しがたい感情の揺れ、その小さな一つ一つがあるからこそなんじゃないかなあ…と、乳臭い小娘が思った次第です…。ようするに、最高なのです。よ!

  • 中学生の時のあの子供寄りの大人みたいななんとも言えない時期が詰まってた。荒野のまだよくわからないとちゃんと言えるところ素敵。淡く懐かしい気持ちになった。

  • 再読ですが、やはり好きです。
    ん~、勧められる本だけどなぁ。

  • 子ども子どもしていた12歳から、徐々に女が目覚める数年間を描いた作品。
    読む前はずっと荒野を「あれの」と思っていましたが、「こうや」だった……変わった名前だけどツッコまれないのね……と思ったら初出ファミ通か!
    そしてこの主人公……ぼーっとしつつも女性を食い物にして作品に昇華させるお父さんに似てるんだろうな……恐ろしい子(ー_ー)!!

    装幀 / 大久保 明子
    写真 / 大橋 愛
    初出 / 『荒野の恋 第一部』『荒野の恋 第二部』(ファミ通文庫)加筆修正、書下ろし1本

  • ストーリー  ★★★★★
    甘酸っぱい度 ★★★★★
    青春の苦悩度 ★★★★★

    山野内荒野、12才、女の子。
    完全なる子供でもなく、大人でもない。
    恋、友情、大人になることとは?

    大人への道程を歩き始めた少女の、思春期特有のもどかしさと悩ましさを、移り行く鎌倉の四季と共に、鮮やかに描き出しています。
    大人になってしまったら忘れてしまう、あの頃の葛藤や悩みを、少しだけ思い出させてくれる、青春小説でした。

  • 世の元女の子達は共感できることが多い本ではないかと思う。原作そのままマンガに起こしたいくらい描写が映像的。コマ割りまで浮かんできそうだ。
    おとなになりかけの頃のいたたまれなさのようなものが、言葉になっていてかつての自分と重ね合わせながら読んだ。

    特に重大な事件が起こるわけでもないが、鎌倉の主人公を取り巻く女たちの情念がひとつのテーマになっている気はする。
    とりあえず、とてもいい読書の時間を過ごせた。

    荒野ほどもてなかったけど、私は荒野に自分を重ね合わせた。人によって違うかも。
    高校の頃、ひとりで友情を静かに読んでいた男子を思い出した。

  • 青春です。さまざまなものが交差していき、だんだんと複雑になっていく少女の人生を生き生きと描かれています。個人的には第一章目の吊り橋効果のお話が好きです。

  • 普通の家族とはちょっと違う家庭の中に「母」ではなく「女」が居る環境で育ってきた荒野の青春の甘酸っぱい一ページといった感じ。

  • 少しずつ大人に近づいていく荒野が、感じたことや体の変化を、とつとつと書いている作品。

    小説家のだらしないお父さんや、全く気づかなかったが実はずっと愛人だった家政婦の人、いきなり現れた後妻さんとその息子、中学時代からの友達や、クラスの男の子などとの関わりを経て、自分の中にある感情などを、その都度落ち着いて自分の中で消化していっている荒野が、とても魅力的だった。

  • 「女」という生き物に近づいていく荒野ちゃんが、とても可愛いのだ。
    それにしてもこの父ちゃんなんとかしろ(笑

  • 良かった
    荒野って女の子
    容子さんもね

  • 全体的に簡単な言葉で、短文で書いてある
    ユウヤのキャラ微妙…かっこいいの、か?私はときめかなかった

  • 少女だった荒野の中学高校時代。

    女性の影が絶えない恋愛小説家の父。
    家政婦として家にいてくれた奈々子さん。

    平和だったお屋敷に、奈々子さんが去り、予期せぬ父の再婚で、同級生の神無月親子と同居することになった。

    家事が完璧で、荒野の戸惑いにも屈せずに過ごす蓉子さん。
    秀才で荒野を求めてアメリカ留学することになった悠也。

    体の変化には鈍感だけど、心の変化には敏感で、いつまでも子供だと思っていた荒野の揺れる気持ち。

    なんだ、悠也が実はヤバイ奴で荒野を陥れるもっとドロドロしい展開だと思っていたのに、普通だった。
    鎌倉行きたい)^o^(

  • BSフジ「原宿ブックカフェ」のコーナー“文壇レシピ”で登場。
    http://harajukubookcafe.com/archives/602

    本の中に登場するあの美味しそうな一品を
    実際に再現してみよう!というこのコーナー。

    第67回目に紹介されたのは、桜庭一樹さんの「荒野」に登場する『バナナのムースとバニラアイスクリーム』。

    ―ふわふわのおおきなムースケーキと、たっぷりのつめたいバニラアイスクリーム。
    蓉子さんはフォークで、荒野はスプーンで、ケーキとアイスの山を雄々しく崩していく。


    原宿ブックカフェ公式サイト
    http://www.bsfuji.tv/hjbookcafe/index.html
    http://nestle.jp/entertain/bookcafe/

  • とっても健やかな話。毒も栄養。鐘ちゃんはどんな女になるだろうか。。

  • コミュニティ政策学科 4年 荒城の月さん

    小説家の娘である主人公が、中学生から高校生へと成長していく姿と共に、彼女を取り巻く家族や友人たちの変化が描かれている。思春期の友情や恋愛が色鮮やかに書かれていて、どこか懐かしく、少し甘酸っぱくなる内容です。

    資料ID:W0179182
    請求記号:913.6||Sa 46
    配架場所:本館1F電動書架C

  • 読み始めてしばらくは、少女漫画的な感覚を覚えてあまり入り込めなかったのですが、「荒野」というひとりの少女の多感な思春期の感情と成長の様子に、どんどん引き込まれました。

  • 大好きな桜庭一樹さんの本を読みました。すごく魅力的な少女のお話。家庭は複雑だけど、あんなにまっすぐなのはきっと愛されているという自信があるからだと密かに思っている私は、あの中の女のひとりなのだろうか?

  • 子供から少しずつ大人に近付いていく思春期のお話ですが、なんか純粋すぎてつまんない。どろどろしたものから遠ざかろうとする子がヒロインだから仕方ないんだろうけど。お父さんを中心とした、周りの人間関係なんかは複雑で面白いんだけど。

  • 桜庭一樹の女の子の一人称作品はどれも最高!
    荒野の恋物語を軸に、黒猫ちゃんこと荒野の様々な人たちの触れ合いが思春期らしく描かれている。
    超おもしろかった。
    恋のほろ苦さがぎゅっと詰まってる。
    荒野のキャラはもちろん、登場人物全員のキャラも魅力的。
    私は荒野と友達になりたいな。
    誰かに勧めたい作品。

  • 荒野という少女が女へ成長していく様子がとてもよかった。
    サクサク読めたし魅力的な一冊。

  • この本は主人公が中学校入学から高校卒業までの人生の中で感じた「女とは何か」、「青春とは何か」を考える作品です。
     舞台は鎌倉。主人公の山野内荒野は恋愛小説家の父と家政婦と3人で古い一軒家で暮らしていた。中学に入学し新しい環境で慣れない中、クラス委員に選ばれる。そしてもう一人選ばれたのは神無月悠也。メガネ屋の息子で電車の中で荒野を助けてくれた男の子だった。そして神無月悠也は荒野の父親との再婚相手の息子だった。父親の再婚で荒野の生活は大きく変化する。家政婦との別れ。今までいなかった母親という存在。中学生になるとともに変化してきた体にも戸惑い、恋とは何か知っていく。青春真っ只中の女の子の心情が伝わってくる温かいお話です。(S)

  • 前半は桜庭一樹版「耳をすませば」という雰囲気。
    西炯子先生が「なかよし」でコミカライズ連載してくれないかな。

全373件中 1 - 25件を表示

荒野を本棚に「読み終わった」で登録しているひと

ツイートする