| ブログで紹介する» |
|
Check |
|
|
この作品に関連する談話室の質問
この作品からのみんなの引用
みんなの感想・レビュー・書評
日本語って、やっぱり中国語の派生語なんだ、と改めて感じた。中国語ネイティブの書いた日本語小説、意外と面白かった。
これ絶対前に読んだよ…いや、「前にどこかで読んだ内容だ」的な批判ではないです。
天安門事件を挟んで、教養人がおかれた状況と感情の変化を描写している…のかな?エピソードがちょっとずつ薄い気がしました。あ、でも肉まんの描写は、読んだのがお昼時と言うこともありめちゃくちゃおいしそうでした。ハイどうでもいいですね。
全編通して、なんとなく芥川賞っぽくないように思いました。リーピ英雄の衝撃が――正確に言えば彼の文章を扱った授業で受けた印象が――強すぎて、母語が云々と言う評論は色あせてみえる。
第139回芥川賞受賞作
良くも悪くも、そこらへんの中国系料理店で食べる、ちょっとだけすっぱすぎる味、って感じ。
基本的には口に合わないけど、食べ終わる頃にはちょっとしたよさもわかる、というか。
中国ってこんな感じなんだろうな、というのが抵抗なく受け取れるし、登場人物の造形はすごく立体的。
こういう人がまわりにいればちょっと面倒かなぁ、という印象を受けながらも、その立体感はリアルで重く、人の人生を擬似体験する、という小説の醍醐味は少し味わえる。
ここまで書いて、★4でもいいかな、って思ったけど
やっぱり好きじゃなかったので★は3。
中国人だって北朝鮮人だってロシア人だって人間だから悲しいときには泣くし嬉しいときは笑うしホームシックになれば故郷が懐かしくなるんですよ。
舞台は中国。
大学への希望とか、未来への希望とか。
今の日本の若者社会ではなかなかお目にかかれない要素が、さわやかに描かれている。
表情やしぐさから人間味があふれていて、そこがすごくいい。
人と人とのやりとりが、読ませる。
後半、ちょっと物語を広げすぎちゃった感がある。
どうしてこの小説が芥川賞を受賞したのか、疑問が残った。 直木賞ならわからないでもない。ストーリー展開は中間小説のそれだし、日本語の文章表現はつたなく(外国人が書いたということを考えれば驚異的に上手だが)、主題はわかりやす過ぎる。 天安門事件によって人生を翻弄されていく中国人青年達の物語だが、こうした傾向の作品は、中国人作家の翻訳物で、これより以前に発表された小説をすでに読んだことがあるし、新鮮... 続きを読む »
前作「ワンちゃん」で感じた日本語のぎこちなさはそれほど気にならなかったです。純粋(そして無知)な田舎の青年二人が始めて味わう都会での学生生活。学生運動にのめり、翻弄され、酔っ払った上の喧嘩であっさり退学処分…と続きます。天安門事件を背景に、というのでもっと壮大な話を想像していたら、あれ?という感じでした。若さと無知ゆえに踊らされる青年におかしくもあり情けなくもあり、でした。インパクトには欠ける、ペーソス感漂う物語です。私には前作の方が良かったです。
学生運動をしていた人が読んだら共感するのかな。
二十歳の原点、を読んだ時はまっすぐさに驚いた。
白か黒か選択をする事以外考えられなかったのに、いつの間にかグレーゾーンを生きる事になった彼ら。
まっすぐさはこうやって歪んでゆくのか。
著者は「自分の青春時代を振り返るために書いた」と言っていた。
だったらなぜ、女性目線で書かなかったのか不思議に思う。
詳しくは聞かなかったし調べてもいないけれど、著者本人はあまり運動に直接参加はしていないのかもしれない。それが良いとか悪いとかではなくて。
話の中で「今の若者の士気のなさ」を少し嘆いていたけれど、私にはこの白黒しかなかった世界がわからない。そして嘆く意味も私にはわからなかった。
きっとそれは嘆く人がこの時代に生きていた人だからなんだろう。
天安門事件の最中に民主化運動に走った若者二人の心情が丁寧に描かれている。生まれた国が僕と違う二人だが不思議なくらい通じるものがある。尾崎豊あたりがキーになっているのかもしれない。なんとも切ないお話しだった。
中国の民主化を目指し奮闘する若者の青春を描いている。颯爽と時間の流れを描いており、学生運動から人生の転換期を通じて、人間の心情を探っている。
国境を越えた先の人々の生き方や生活、抱える問題の違いというものを思い知らされた。登場人物の心情を、繊細に描く文体が見事。
第二次天安門事件を劇的かつ詳細に書くのかと思ったら、中国の民主化挫折後にかなり焦点が当てられていて新鮮。日本語を母語としない作家さんで、言葉にやや違和感を感じたが気にするほどじゃないかなと思った。八九年を体感した人の言葉には表しがたい感銘を受けた。
昨年の芥川賞受賞作品
中国の民主化に希望を見出し、運動に参加するも大学退学させられた学生達の青春物語。
情景の表現などは非常に繊細だなぁと感じました。
中国人作家ということもあり、漢字の使い方や表現の仕方が少し日本人とは違いそれが新鮮でもありました。
芥川賞は短編が中心に選定されるので物語に深みがないというかあっという間に終わってしまった感がありました。
種類は違うが日本で起きた学生運動も本書にあるような雰囲気だったのかなぁと思いました。学生運動の様子などは非常現実感があるように感じました。
題材は天安門事件。
前半は、中国の田舎で親友同士の青年二人が大学に合格し、念願の大学生活を謳歌しているさまが可愛い。二人とも素朴で、志が高い。早朝、湖に向かって抱負を叫ぶところなんてとても微笑ましい。
そのあと、学生活動に参加し、思いがけない方向に人生の流れが変わる。
中国の青年が当時、どのように考え、どのように生きていたか、に思いを馳せることができた一冊。
浩遠や、淡雪の子どもは、大きくなったら、親がしていた学生運動のことや、中国のことをどう思うんだろう。
外国人で初の芥川賞受賞作品。
大学時代に民主化運動に身を投じ、天安門の出来事で絶望を味わった青年のその後の人生。
すごく不器用な主人公だと思った。
周りの人たちは生活のために民主化運動を利用したり、忘れたように生きる中で取り残されているような感じ。
寂しい読後だった。

中国人作家の受賞ということで話題になった芥川賞受賞作。中国の民主化運動に関わった主人公の半生がストーリー。
貧しい農村に生まれ、猛勉強の末に大学に合格し、在学中に民主化運動に関わり、大学を退学に...





