架空の球を追う

著者 :
  • 文藝春秋
3.27
  • (27)
  • (99)
  • (218)
  • (31)
  • (9)
本棚登録 : 835
感想 : 154
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (191ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784163278308

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • ちょっと前に読み終えたものの。もう忘れてしまいました…ただ、森絵都さんの短編集はすらすら読めて面白いので好きです。

  • 短編、読みやすい。
    難民キャンプの話しもあり。

  • 初読

    11編の超短編集。
    今まで読んだ森絵都作品の中ではイマイチだったかな・・・。
    特に「ハチの巣退治」あたりまでエンジンかからなかった。

    『ドバイ@建設中』
    の「てめえ水から上がってなにキュウリ食ってんだよ」には本当に噴いたw
    『パパイヤと五家宝』
    の二つが好き。

    『あの角を過ぎたところに』
    は、そっちなんだ!というオチに少々ビックリ。

  • 寝る前に一編ずつ読むとちょうどいい長さの短編集。
    様々な背景の物語がごっちゃ煮風に詰まっているが、共通点として、ふっと肩の力が抜ける小さな幸福感をもたらしてくれる。それで、寝つきが良くなりそうなのだ。
    一番好きなのは、「夏の森」。
    百円ショップでかったカブトムシから、少女時代の思い出を徐々に思い出していく。大人になって初めてあっと合点がいき、少ししょっぱい思いにさせられる。そんな顛末が面白い。
    アットホームな最後の場面も、実はそれだけでは人生終わらないかもよ、と主人公は心の中で思っているだろう。
    うまいなあ、と思う。

  • 図書館で借りた

    11の話が収められた短編集。
    舞台は日本だったり海外だったりするが、どれもそこに生きている人たちの「日常」を切り取ったような内容になっている。
    自分には馴染みのない風景であっても、それを日常としている人も世界の何処かにはいるのだな、と思わされる。

    切り取られた風景も、可笑しくて、でもよくありそうな、そんな場面が多くて、苦笑いしそうなんだけれど爽快な感じもする。

    それぞれが短くて読みやすいので、引き込まれてあっという間に読み終えてしまった。

  • 日常の何気ない出来事の短編集。
    普通なら見過ごしてしまうような日々の生活の中に、ちょっとしたきらめきがある、そんな感じの読後感。

  • 「ハチの巣退治」がすき。最後の短編は、よくわからなかったけど、あとは面白かった。素敵。

  • 最後にチクリと棘のあるウィットがみられた短編集でした。
    最後の短編「彼らが失ったものと失わなかったもの」が
    特に印象的で、余韻がのこりました。

  • 短編集。連作じゃない短編読むのは久しぶりかも。

    新宿か銀座かで議論が起こる女子会とか
    ドバイの話も、それでいいのか、思いつつ楽しめた。

    蜂の巣退治も良かった。

    あれ?ここで終わるの?的な話が多かったけど、
    多分それが良いところなのではないかと思う。

  • 日常での事件までいかない、
    日常の出来事を描いた短篇集。

    人間、歳をとっても大人と言われる年齢でも
    おバカなところが当たり前のようにあって、
    多かれ少なかれ、楽しいことも悲しいこともあり、
    そんな描写が共感できて笑えました。

    読んでいてほっこりする世界観。
    平和だな〜って、嬉しくなる。


    『銀座か、あるいは新宿か』
    まるで自分の旧友との飲み会のよう。

    『ハチの巣退治』
    アメリカのドラマを観ているような
    登場人物達のいい意味でいい加減な会話が楽しい。

    『パパイヤと五家宝』
    主人公の一人遊び?とオチにやられました。

    『二人姉妹』
    くだらないけど、愛おしい絆ってある。

    あげるとけっこう、心にしみてる
    話が多かったな〜。

全154件中 31 - 40件を表示

著者プロフィール

森 絵都(もり・えと):1968年生まれ。90年『リズム』で講談社児童文学新人賞を受賞し、デビュー。95年『宇宙のみなしご』で野間児童文芸新人賞及び産経児童出版文化賞ニッポン放送賞、98年『つきのふね』で野間児童文芸賞、99年『カラフル』で産経児童出版文化賞、2003年『DIVE!!』で小学館児童出版文化賞、06年『風に舞いあがるビニールシート』で直木賞、17年『みかづき』で中央公論文芸賞等受賞。『この女』『クラスメイツ』『出会いなおし』『カザアナ』『あしたのことば』『生まれかわりのポオ』他著作多数。

「2023年 『できない相談』 で使われていた紹介文から引用しています。」

森絵都の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×