江戸吉原七色彩 手のひら、ひらひら

著者 :
  • 文藝春秋
3.57
  • (3)
  • (11)
  • (13)
  • (1)
  • (0)
本棚登録 : 77
感想 : 14
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (316ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784163279107

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • h21.07.23

  • 短編の主人公がそれぞれ前の編とつながりがあって、立場を違えてちょっとずつ話しが動いていきます。こういう仕事が本当にあったのかしら?好きなのは植木屋の娘の話。

  • 吉原を舞台にした連作短編集。花魁ではなく周囲の職業(創作も混じるようですが)に関わる人々の物語。話題になった『吉原手引草』に通じるものがありますが、こちらは人と人との繋がり、情が主軸になっているようです。最初と最後の話がぐるりと繋がった構成も魅力的。本書が初の単行本とのこと、今後がとても楽しみな作家さんです。

全14件中 11 - 14件を表示

著者プロフィール

1971年、島根県生まれ。早稲田大学第一文学部を卒業後、会社勤務を経て、2003(平成15)年「七転び」で第83回オール讀物新人賞を受賞。2013年『春はそこまで 風待ち小路の人々』が第148回直木三十五賞候補に。清廉な人物描写、江戸の気配を情感豊かに伝える文章に定評がある。その他の著書に『手のひら、ひらひら 江戸吉原七色彩』『煌』『花鳥茶屋せせらぎ』『ご縁の糸 芽吹長屋仕合せ帖』がある。

「2022年 『かんばん娘 居酒屋ともえ繁盛記』 で使われていた紹介文から引用しています。」

志川節子の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×