コイカツ 恋活

著者 :
  • 文藝春秋
3.04
  • (2)
  • (7)
  • (10)
  • (6)
  • (2)
本棚登録 : 71
感想 : 16
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (220ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784163282701

作品紹介・あらすじ

こんな恋でも恋は恋。フェチ教授と女子大生の崇高な関係。「かげろう稲妻水の月」、ネット美女に恋をしたオタク青年の純情。「チャット・ガール」、独身主義が一転、彼女に子供が欲しいと言われ。「素っ裸の王様」、彼氏が突然お腹のなかに寄生虫を飼いだした。「虫のいどころ」。オール讀物新人賞受賞。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 少し虫は、グロテスクだった、、、
    愛の形も色々
    グロテスクは苦手だと改めて思った
    話は面白いのだが

  • フェチ教授と女子大生の崇高な関係を描く
    「かげろう稲妻水の月」、彼氏が突然お腹の
    なかに寄生虫を飼いだした「虫のいどころ」
    など全4篇を収録。恋愛の「いま」を鮮烈に
    描いた短篇集。

  • 恋は盲目というが、狂信的なまでに盲目な恋って意外と少なく、「あぁ、ちょっと狂ってるよな今」みたいに自覚しつつ、それでも離れられないのが恋ではないだろうか?

    この本には、普通じゃない彼氏に四苦八苦する女性を主人公にした短編が4編収録されている。「恋人をつくるための活動」ではなく「恋路を進む(のに苦労する)活動」の方の「恋活」なのである。

    角が取れてない人間同士の恋路は、傍目で観る分には「文学」であり「娯楽」なんだなぁ、と思う。まぁ、それだからいつの時代も芸能ゴシップ的な記事を扱う週刊誌やワイドショーが人気を博すのだろうけど。

    人の恋路を邪魔する奴はサナダムシの餌になれ!
    いいじゃないか、幸せならば(・ω・)ノ

  • 坂井希久子さん、初読み作家さんです。「ほかほか蕗ご飯」好評なので図書館に予約しています。昨日、図書館の開架で「恋活」という本があったので、先に読みました。かげろう稲妻水の月、チャットガール、素っ裸の王様、虫のいどころの4話が収録されています。2009.7発行です。この作品は、私には合わなかったです。生きた虫をハイヒールで踏みつぶしたり、サナダムシを身体で飼ったり、素っ裸でキャンプファイヤーを囲み肩を組んで「家路」を歌ったりする話でした。

  • うん。
    気持ち悪いとこもあり。
    まぁまぁ。

  • どれもインパクト強い!相当変わった恋愛小説。

  • 全部読んだ
    こういう恋愛(世界)も、あるんだなぁ
    と言う感じで、共感できるところはあまりない。

    虫の話とか
    どちらかと言うと気持ち悪い。

  • 作者がSM嬢みたいです

    http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%9D%82%E4%BA%95%E5%B8%8C%E4%B9%85%E5%AD%90

    内容は

    読みながら

    それでも恋は恋

    っていう

    言葉が頭の中をリピートしてましたよ

    いろんな恋があっていい

    いろんな形があっていい

    と思います。

    んで

    恋活ってタイトルだけど

    短編4つの中で

    実際に

    恋活している人が主人公ってのは

    1つだけで

    主には

    恋する中で

    どう発展させていこうかなぁ

    みたいな

    話が多かったなぁ

    ちょっと気持ち悪い話が多かったのと

    今までにない感じの話が多かったので

    ちょっとおもしろかったかな。

    でも

    ふつー

    体調悪い時に読んだから

    ちょっと気持ち悪かったよ。

  • 「それでも私は教授と生きていたかったです」
    『虫のいどころ』が可愛くて好きな話。
    歪んだ人たちの歪んだ恋愛。
    可愛い。

  • 表紙からわかるような奇抜な本。

    読んでいくとたぶん表紙の黒い部分と、
    女性のポーズの意味がよくわかると思います。
    めちゃめちゃ激しい話で、
    共感できる出来ないと言ったらあまりできないほうですが、
    こんな生き方もありかも、と新境地(?)を見出すことのできる本です。

全16件中 1 - 10件を表示

著者プロフィール

1977年、和歌山県生まれ。同志社女子大学学芸学部卒業。2008年、「虫のいどころ」(「男と女の腹の蟲」を改題)でオール讀物新人賞を受賞。17年、『ほかほか蕗ご飯 居酒屋ぜんや』(ハルキ文庫)で髙田郁賞、歴史時代作家クラブ賞新人賞を受賞。著書に、『小説 品川心中』(二見書房)、『花は散っても』(中央公論新社)、『愛と追憶の泥濘』(幻冬舎)、『雨の日は、一回休み』(PHP研究所)など。

「2023年 『セクシャル・ルールズ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

坂井希久子の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×