JOHNNY TOO BAD 内田裕也

  • 文藝春秋
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  • Amazon.co.jp ・本 (576ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784163283104

作品紹介・あらすじ

作家モブ・ノリオが五年の沈黙を破って放つ、音楽への愛ほとばしる"レペゼン内田裕也"系書き下ろし長篇「ゲットー・ミュージック」。ロックンローラー内田裕也が過激すぎるメンツをゲストに迎え、86年に「平凡パンチ」で決行した伝説の連載対談「内田裕也のロックン・トーク」。この二冊が合体した、空前奇跡のコラボレーション。

感想・レビュー・書評

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  • それほどでもない(ゴメン!)小説『介護入門』で芥川龍之介賞を取ってしまった彼が、一発屋かなと危ぶまれたり、さあ次はどうするのかな、と人ごとながらたいへん心配していましたが、忘れ去られる寸前の5年ぶりに、見事に生還を果たしました。これがなんと趣味の延長の、自分が熱狂的に愛好している強面ロックンローラー内田裕也を、書いたり対談したりと八方破れかぶれの突拍子のなさの大暴走。でも、これがまたノリノリの破天荒さ、巷の風評悪評を木っ端みじんにしてしまう痛快さでご機嫌きわまりなくて、シィキナベービーなんです!私は、顔をしかめつつも放蕩息子を見守る目で裕也(いつも敬称略で愛情をこめて呼び捨て)を見聞していますが、トリックスター的な常識を逸脱した言動や、映画『十階のモスキート』(1983年)での下手な演技が大好きです。しかし、介護のあとは老後を扱うとは、やはり油断できません只者ではない作家ですモブ・ノリオは。

  • 内田裕也という人がよく分からないから、また内田裕也の人物紹介でなく内田裕也大好き人間がマイナーネタで盛り上がるから、訳が分からない本だった。内田裕也熱狂的な支持者達が盛り上がる本らしい。

  • モブ・ノリオ著「ゲットーミュージック」・・・物語前半、主人公が持つラジカセから流れる海賊ラジオ放送が口語体で書かれているのにそれとわからず、読んでいてなかなか頭に入ってこなかったが、それに気付いた後読み返しすと今度はすんなり読めた。ロックだけでなくHIPHOP、JAZZ、SOUL,R&B、ディスコ、ボアダムスなどなど、一通り知っているとおもしろく読めると思う。

    内田裕也の対談をまとめた「内田裕也のロックンロール・トーク」は内容の是非はともかくおもしろい。双方が噛み合ってないところを含めて。ただし内田裕也さんは躁うつ気質だということを念頭に置いて読むべし。

  • 読むのに疲れた
    1部 「ゲットー・ミュージック」モブ・ノリオ‥深夜ラジオのトーク風
    2部 内田裕也のロックン・トーク‥平凡パンチ連載の対談25名(中野洋、野村秋介、野坂昭如、中上健次、スパイク・リー、岡本太郎、ユンフンギル、アンソンギ、戸塚宏など)

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