まほろ駅前番外地

著者 :
  • 文藝春秋
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本棚登録 : 4951
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  • Amazon.co.jp ・本 (286ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784163286006

感想・レビュー・書評

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  • もちろん前作を読んでから、こちらを読みましたけど。
    なんか薄いなぁ。先を読み進めたくなる内容ではなかったので終わりにしました。

  • “続き”と言うよりは帯に書いてあった通り“スピンアウト”が正しいですね。でも登場人物についてこんなにもつまびらかにしてくれなくても良かったかな、と言う印象。

  • 『まほろ駅前多田便利軒』での愉快な奴らが帰ってきた。多田・行天の物語とともに、星、曽根田のばあちゃん、由良、岡老人の細君が主人公となるスピンアウトストーリーを収録。いつもと変わらない日常を過ごしているように見える中でも、当事者にとっては大きなことも、ときどき起こる。人と人との関係に悩むそれぞれの心は、いったいどこへ向かうことになるのか。「番外地」と称し、再び便利屋二人の周りが動き始めるストーリー。

    えっこれで終わり?!――そう問いかけてしまうくらい最後で拍子抜け。これは続きが出ることを期待させてるのかすらも分からない。多田の過去は前作で知ったので、行天も明かされるだろうと思ったまま、相当グレーな部分で終了。最後がすっきりしていないと気が済まないタチの私には、中途半端な続きにしか思えませんでした。やたらと大人向けのシーンが出てくるのも謎。これここで必要あるのかな・・・と首を傾げます。ちょっとこの作者さん苦手かも。ただ、ヤクザ稼業の星くん(笑)や、菊子さんのエピソードはいろいろ思うところもあり多少面白かったかな。

  • ふん。おもしろくなかったよ。こういう、最初出した本が思いのほか売れたので、その気は無かったけど二冊目も出してみました本 に良かったためしはまづ無いな。なんだか、しわがれたおばあちゃんが、娘だった戦争時代のエピソードに行天をムリヤリ当て入れて話をするのなんざ、もう最低。そんなわけ無いだろって。まほろシリーズは、これにて打ち止め終了にしてください。

著者プロフィール

1976年東京生まれ。2000年『格闘する者に○』で、デビュー。06年『まほろ駅前多田便利軒』で「直木賞」、12年『舟を編む』で「本屋大賞」、15年『あの家に暮らす四人の女』で「織田作之助賞」、18年『ののはな通信』で「島清恋愛文学賞」19年に「河合隼雄物語賞」、同年『愛なき世界』で「日本植物学会賞特別賞」を受賞する。その他小説に、『風が強く吹いている』『光』『神去なあなあ日常』『きみはポラリス』、エッセイ集に『乙女なげやり』『のっけから失礼します』『好きになってしまいました。』等がある。

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